完結のご報告「新訳 曽我物語」 お付き合い頂き本当にありがとうございました。 P.S. 次回作「新訳 北条五代記」もぜひご覧下さい
いつも私の作品をご覧いただき、誠にありがとうございます。連載してきた「新訳 曽我物語」の最後の予約投稿をおこない完結いたしましたのでご報告いたします。
最終話の予約公開は2026年4月19日(日)18:10です。結末まで駆け抜ける、その瞬間まで引き続きお付き合い頂ければ幸いです。
「新訳 曽我物語」は2026年3月14日から4月19日までの37日間で全109話・およそ40万字を投稿しました。短いようで長かったこの期間、嬉しさも反省も山ほどあります。以下、まずは嬉しかった点から。
〇嬉しかったこと、良かったこと。
・毎日約100名前後の方が読みに来てくださったこと
正直、「新訳 曽我物語」は結果的に魅力のある作品とはなりませんでした。それでも毎日ページを開いてくださる方がいて、ブックマークや感想まで頂戴しました。支えられている実感が、最後まで投げずに完走した最大の理由です。本当に心から御礼申し上げます。
・40万字長編を完走した経験値が溜まったこと
量をこなして初めて見える景色があると痛感しました。デビュー作「六道輪廻抄」では、ほぼ無プロットで、勢い任せの更新がほとんどだったのですが、今回は構成・投稿ペースを戦略的に捉え直せました。執筆と更新のリズムづくり、次回以降に確かな手応えを残せたと思います。
・自分の長所・短所、そして「書きたいこと」の輪郭が見えたこと
そして、これまで当の本人ですら理解してなかった私自身の得意な部分であったり不得意な部分、書きたいことやPVのために崩すべきこと。また現実の生活とどう折り合いをつけて投稿スケジュールを組んでいくのか。これから本当に何を書きたいのか等々。色々と頭の中が整理できました。
・技術面の向上の手応えがあったこと
実際に上手く、効率良くなるためには理屈ではなく手を動かしてみる経験が間違いなく必要です。とくに人物造形は、デビュー作「六道輪廻抄」では苦手だった女性キャラも、何とかヒロイン・女性主人公を自然体で描けるようになりました。地の文のテンポ取りや視点の切り替えなども随分慣れたかなと思います。
・次のアイデアが湧いてきたこと
手を動かし続けると、別の作品の芽が勝手に育ちます。ともすれば無駄に思える冗長な努力の反復の中に、効率化と企画の種がありました。
〇さて、こちらがメインですが(超)反省点です。
・マーケティング不足
原典「曽我物語」そのものへの需要を見極め切れていませんでした。年末の風物詩だった「忠臣蔵」ですら近年は放映機会が減少気味。仇討ちジャンルへの入口自体が狭い、読みたい人が皆無な現状で、「読みたい人が自然に見つけてくれるはず」という姿勢は甘かったと反省しています。
・原典改変の余地の少なさ
我慢と忍耐が続く長い仇討ちの旅路の末、主人公の「討死」という悲劇で締める構造上、読後感でカタルシスを用意できませんでした。茶化すこともできず加筆の余地は全くなく、ただの翻訳になってしまいました。いま振り返ると、よく毎日100名前後もの方が追いかけてくださったと、本当に愛読者様には感謝しかありません。
・SEO・読者導線の弱さ
「なろう」は小説を「探しに来る」場所でもあります。読者がどんなキーワード・導線で来訪し、どの要素で離脱するのか。タイトル・あらすじ・タグ・冒頭の一段で期待値を設計できていませんでした。例えば導入部の一丁目一番地の「あらすじ」で「歴史小説大好きです。」なんて長文の重いポエムを書いてしまい入口でハードルを上げてしまいました。
総じて、「面白い原作なら伝わるはず」と高を括った私の経験不足が最大の敗因です。40万字書いてみて表現力そのものは磨かれましたが、構成設計と届け方は素人丸出しの最低レベルだったと猛省しています。
以上の反省を踏まえ週末に、軍記物の翻訳「新訳 北条五代記」を始動しました。「新訳 北条五代記」は転生を封印していることを除けば、あらん限りのSEO対策を施しています。入口で何を約束するか(タイトル/あらすじ/タグ)。一話目で何を提示するか(舞台・目的・魅力)。更新リズムと章ごとの山場設計。
お時間が許せばぜひ覗いてみてください。デビュー作「六道輪廻抄」から応援してくださっている皆さまに「成長したね」と言っていただけるよう、一つ一つの更新を責任を持って積み上げて参ります。
最後に、読みに来てくださること、ブックマークや感想で背中を押してくださること、そのすべてが私の原動力です。あらためて深く、深く、更に深く感謝を申し上げます。
条文小説 拝
以下に私の作品へのリンク貼ってます。是非、手に取って頂ければと思います。また、ついでに評価ブックマーク頂ければ幸いです。




