“ 私の ”作品の愛読者の皆様へ
まずは何より、“ 私の”作品を読んでくださった愛読者様に、心より御礼申し上げます。
小説投稿サイト「小説家になろう」には2026年2月28日時点で1,186,711作品があり、更新のたびに新作が押し寄せるその津波(1作品/8.18分)のなかで、わざわざ私の物語を選び、時間を割いてくださった。
その事実が、いまだに信じがたいほど有り難く、そして尊いものに感じられます。
正直に申し上げますと、ただ小説が好きだという気持ちだけで、半分冷やかしのような気持ちで、小説の投稿の一歩を踏み出しました。
投稿ボタンを押す瞬間の、あの妙な緊張。
誰にも読まれないかもしれないという不安ももちろんありましたが、それでも、「一度きりの人生、一度は小説を書いてみたい」という怖いもの見たさが勝ちました。
そして――
これは自慢話になってしまうんでしょうか⋯いや、そんなつもりは全く無いのですが、でも実際に⋯あれよあれよという間に、デビュー作がランキング1位を取ってしまいました(笑)
正直、何が起きたのか分かりませんでした。ブックマーク数がグングン伸び、感想が届き、PVが爆発的に跳ね上がる。管理画面の数字が動くたびに、胸が高鳴りました。読者でいるときには決して味わえない感覚でした。読む側の安心感とは違う、書く側のスリル。自分の物語が、誰かの時間を奪っているという背徳めいた喜びです。
「読むだけより、書くほうが圧倒的に楽しい。」
これは誇張ではありません。
更新ボタンを押したあとの数分間。ブックマークがひとつ増える瞬間。感想欄に「面白い」と一言でも書いて頂けた時の震えるような喜び。PVが伸びていくあの数字の列は、まるで終わらない確変中の出玉のようでした。
――ところが。
調子に乗って書き続けていると、今度は逆の現象が起こります。ページビュー(PV)が、じわじわと落ちていくのです(泣)
ランキング1位を取った(あっ⋯少しくどいですかねw)ときの勢いはどこへやら。更新しても以前ほど数字が伸びない。飽きられたのか、小説の書き方が分かって無かったのか、理由は色々あります。ただ、数字は残酷なほど正直でした。
ここで初めて気づきました。
なろうは「本屋」ではなく「戦場」なのだ、と。
小説を投稿し始めてから私が感じたことや、私が今月 Pythonを駆使して公開なろうAPIから採った各種データを分析した結果を率直にご報告いたします。(以降、数値は2026年2月28日時点)
まず、ご存じのとおりなろう市場は巨大です。毎月更新される作品数(2026年2月更新6,768作品)は膨大で、新規投稿(2026年2月新作4,927作品)も後を絶ちません。
次に、継続の難しさ。(文字数パーセンタイルはP50=4,114。すなわち半数の作品が4,114文字以下)書き続けることは、ただ投稿するのとはまったく別の才能が要ります。物語を完結させる構成力。更新頻度を守る自制心。読者様の期待と自分の書きたいものとの折り合い。そのすべてが問われます。
そして、数字の現実。PVは簡単には外からは見えませんが、ブックマーク数や評価ポイントはランキングで公開されています。
ランキング上位にいる作品の数字を見れば、どれほどの読者が動いているかが分かります。※私の作品の読者様でないので敬称略w
2026年2月に200,000円(/月)以上のなろうリワード収益を挙げた上位層は6人(0.08%/2026年2月投稿者)。その背後には数多の読まれることすらない作品がひしめいています。
それでもなお、私は書くことをやめたいとは思いませんでした。
なぜなら、私の作品を読んでくださる方がいるからです。
私の作品を読み、ブックマークし、感想をくださり、時には黙って更新を追いかけてくださる皆様。その存在こそが、私にとっての最大の報酬です。
恩返しができるとすれば、私にできるのはただ一つ。
書き続けること。面白い物語を届けようと努力すること。それだけです。
もちろん「俺の作風を読みたい奴だけ読めばいい」そんな唯我独尊な投稿スタイルも素敵だと思います。
でも読者様のご意向に媚を売り、PV数やブックマーク数を目標にする節操のない私のような投稿スタイルがあってもいいのではないでしょうかw
最後にもう一度。
私の作品をご愛読頂いた皆様へ、心からの感謝を申し上げます。
これからも未熟者ではありますが、物語を書き続けることで恩返しをしてまいります。
どうか今後とも、お付き合いいただけましたら幸いです。
条文小説 拝
勢いだけで書いたエッセイとは違い、小説は結構頑張って書いてます。
以下に私の作品へのリンク貼ってます。手に取って頂きさえすれば絶対面白いと思いますので、是非いくつかの作品の触りだけでも読んで頂ければ幸いです。
また、ついでに評価、ブックマーク頂けたら超嬉しいです。




