1-5-2 エピローグ その2
とある変異者のお宅にて。二時間ちょっとの交渉を終えて玄関に向かうと、申し訳無さそうにペコペコと頭を上げ下げする母親と、変異者である小学生男児が揃って見送りに出てきてくれた。
「今日は、ありがとうございました。ほら、あんたも下げなさい」
「……ありがとうございました……」
逞しい母の腕におさえつけられる様にして、隣の男児も不服そうに頭を下げる。交渉中、母親に何度もキツく叱られた所為だろう。
今年で小学校五年生になったという男児は、自覚したばかりの異能をちょっとした悪戯に用いていた。気に食わない先生や仲の悪いクラスメイトへの悪戯に。
幸いな事に、命に関わる様な事態には陥っていなかったものの、それによって引き起こされた物的被害の総額は“ちょっと”の範疇に収まらなかった。父親をはやくに亡くし、けして芳しくはない彼等の家計では、到底、払いきれない額だった。
しかし、『正義実現』を標榜するMCG機関にあっては、これを見過ごす訳にはいかない。『異能の秘匿が~云々』との題目もあり、被害者、加害者の間に介入して補償と対応を全て肩代わりした。
であるならば、そのひきかえにMCG機関で働く将来が確約されてしまったとはいえ、素直に礼ぐらい言うのが筋だとは思うが……まぁ、このくらいの年齢なら、小生意気で素直じゃないところも可愛げだろう。
お辞儀を続ける親子に何か声をかけようとしたが、その前に隣に居た背低な群青が、ずずっと身を乗り出した。
「何か困った事があれば、先程にお渡しした電話番号に連絡を! 窓口の者が二十四時間体制で対応しますので!」
「何から何まで……すみません。ほんとうに、ありがとうございましたぁ」
肩の荷が下りたとばかりに晴れやかな母親と、相変わらず気まずそうな男児。彼等に向けて、俺と神辺さんはささっと会釈し、玄関を後にした。
こうして、俺の初交渉(神辺さんの仕事ぶりを見てただけ)は、和やかに終了した。
いやあ、たいした起伏もなく、マニュアル通りに事が進んで良かった。聞く分だと、俺たちREDには、そういった簡単な案件ばかりが回される予定らしい。それが本当なら大助かりだ。それに持て余し気味だったタブレットの活用(データベースにある資料の提示とか)も出来て、嬉しい事この上ない。やはり、青とか黄が使う用の支給品だったんだなと改めて確信した。まぁ、本職の“交渉員”は、この交渉とやらを幾つも平行してこなすというのだから、さもありなん。これは自論だが、組織というのはより多数派に気を回してしかるべきなのだ、少数派は少ないからこその少数派なのである、資源に限りがある以上は後回し、後回し。
ホクホクの思いを東京支部へ持ち帰るべく、道端でタクシーが通りがかるのを待っていると、隣の神辺さんが得意げな笑みを浮かべて、こちらを見詰めているのに気付いた。
「……さすがでしたね、神辺さん。恙無い仕事ぶりでした」
「先輩の面目躍如してました?」
「してました、してました。一日の長ですね」
「えへへ……」
促されるままに褒めると、その笑みは蕩けたような照れ笑いに変わった。
しかし、まさか、一般人相手の交渉にまでコスプレ――《真理の光》の正装とやらで赴くほどとは思わなかった。やっぱり頭が……と、一時は手前勝手に憐れんだものだが、蓋を開けてみると意外や意外、相手方のウケもなぜか良く、むしろ、それを上手いこと取っ掛かりにして話の通りが良くなっていたまである。
……なんということだ、俺もコスプレしようかな。
冗談はさておき、脚色なしの事実として、神辺さんの手際は素晴らしかった。
「こっちの交渉経験は、俺が麻薬カルテルにあたっている間の一件のみなんですよね。それで、こうも上手くいくものですか……」
ついうっかり本音を口にしてしまう。すると、神辺さんはまた得意げになった。
「教徒時代の勧誘経験がありますので! っと、ヘイタクシー!」
タクシーを呼び止める時に「ヘイタクシー」って言う人、初めてみたな。
「お客さん、どちらまで?」
「東京支部……じゃなくて、東京駅の辺りまで、お願いします」
タクシーが発進し「コスプレ?」「本職です」と、お決まりのやり取りを運転手とも済ませたところで、俺はいま一番の関心事であり、共通の話題でもある「期待の新星」について尋ねた。
「話は変わりますが、今日やって来たという『望月さん』って、神辺さんから見てどうでしたか? 俺、顔を合わせそびれちゃいまして」
経歴によると、地元進学校のスポーツ推薦をとるほどの健康優良児で、友人、教師からの評価も上々。到底、薬にハマるようなタイプではない。が、悪友の影響でパーティドラッグに手を染めるなんて話は、日本でも、海外でも、どこの国でも有り触れている。今回のケースもその類型と言えなくはない。或いは、それだけ井手下椛とやらの作った快楽が凄まじかったか。
「そういえば、御手洗いに行っていましたね。彼女ですか……うーむ……」
腕を組んで首をひねった神辺さんは、小難しそうな顔で唸り、口を開いた。
「天海の分体に手を引かれて来た彼女と対面したのですが、何というか……匡人さんとは違った意味で起伏がなく、虚脱……でしょうか、心ここにあらず、といった風情でした。天海による紹介中も、こっちの自己紹介中も、最後まで、その虚脱のままに緘黙を貫き通していましたね。そのあとは、見るに見かねた燃えカスが適当に切り上げて施設案内に連れていきました」
「ああ、それで戻った時に居なかったんですね」
新入りの紹介は、俺がトイレに行っている間に行われたらしい。その直後に、俺はさっきの案件の為に東京支部を発ったので、入れ違いになった訳か。
しかし、天海なら、そういうタイミングぐらいは把握していそうなものだが……いや、良く考えると、排泄のタイミングまで完璧に把握されていたらそれはそれで気色が悪いし、別にいいか。
でも、やっぱり戻るのを待っていて欲しかったな。
未練がましく思いつつも表には出さず、俺は新たに生まれた別の気がかりを話題に上げた。
「ところで……今の話の中で、ちょいと気になったんですけど」
「なんでしょう?」
「俺って起伏がないように見えてました? 主観では、結構にぎやかなつもりだったんですけど……」
さっき、神辺さんは「匡人さんとは違った意味で起伏がない」と言った。しかし、俺にそんな自覚はなかったので疑問に思った訳だ。それを、そのまま発しただけなのだが、聞いた神辺さんは随分と慌て始めた。
「え、い、いや、あれは……起伏がないというか、落ち着いているというか、“薄い”というか……」
「“薄い”?」
「ちょ、ちょっと待ってくださいっ、この話はやめにしませんか?」
「……気になるじゃないですか、言ってくださいよ、俺と神辺さんの間柄じゃあないですか」
眉をひそめた神辺さんは、宛ら懇願するように話を打ち切ろうとしたが、俺が六道さんを見習って、心なし馴れ馴れしく言ってみると、観念したようにため息を吐いた。そして、少しの間をおいてから話してくれた。
「匡人さんの事は、最初、『薄い』と、そう感じました。鑊身の餓鬼――六道鴉にも通ずる『薄さ』を……しかし! 瞳さんを殺されて怒ったという話を聞いて、存外に熱い面もあるのだなと印象を改めましたよ、内面は目でなく、心で見て取るものだと!」
後半は、綺麗な目を見開いての熱弁である。タクシー運転手の耳を意識して小っ恥ずかしく思うと同時に、勢いで押し切ろうとしてないか? と、疑ってしまう声量だ。
しかし、話しぶりはともかくとして、その内容は「現実という暗闇」に潜む真理に、ほど近い。特に『俺が六道さんと似ている』という部分はドキッとした。とても不服だが、彼女との間にあるらしい何らかの関わりが、そういった同一の雰囲気を醸し出していたのだろう。
それにしても。
「神辺さんって……結構、人を分析してるんですね」
「え、き、聞かれたからですよ!? そ、そんな、人を見てアレコレ余計な邪推ばかりしてるみたいに……」
「ああ、いや。言い方が悪かったですね、感心してるんですよ」
俺は、あんまり人に関心を払って生きてこなかった。
瞳さんがちょっとした例外であって、俺に財布やカバンを盗られた人が、その後にどうなるかなんて、一顧だにしてこなかった。彼等に憐憫を抱くのも、今思えばこそであり、当時は「無」であった。『薄い』といえば、あまりに『薄い』感性。故に、感心した、というのは嘘偽りのない言葉だった。
人は見かけのよるのかもしれないな。
その後、幾つかの言葉をかわす内に、タクシーは東京駅付近にまで進んでいた。運転手に「ここで良いです」と短く礼を告げ、残りを徒歩で帰還すると、速やかに事務一課への報告まで済ませた。
冷たい視線を背に浴びながら、事務一課のデスクを後にする。居心地が良いな。
「あっ……匡人さん、私は総務部の方にも用があるので先に戻っていて下さい」
「そうですか。分かりました」
再びエレベーターホールの方へ向かった神辺さんを見送る。ひとり残された俺はゆっくりと同階層の奥へと進み、もはや安心感すら覚えるきったない廊下を踏み越えて交渉部の扉を開いた。
俺を見た灰崎さんが軽く手をあげる。
「おう匡人、終わったのか?」
「ええ、円満に」
「あいつは?」
「神辺さんは総務の方に行きました。なんでも、用があるとかで」
応対しながら、俺は灰崎さんの正面に位置するパイプ椅子に座った。隣では、同じくパイプ椅子に座る六道さんが、半裸の女の子が表紙を飾るライトノベルに夢中になっている。やっぱり、カバーは付けたほうが良いと思うけど。
中に居たのは、その二人の他に、もうひとり……。
その時、俺の視線の先に気付いたのか、灰崎さんが小さく首肯した。
「それが望月要人だ」
散らかった部屋の隅っこでダンゴムシの様に蹲る虚脱の相貌は、R-92地区の暗がりに度々見かけたものと同趣であった。欲すれども得られず、夢現の渇望に呑まれた意識が形作る顔。つまるところ、薬を取り上げられたヤク中のそれである。
工場での戦闘が約一週間前のこと。その間にずっとあの調子だったのなら、食事も満足に取っていないだろう。生地の厚いMCGの制服越しにも、やせ細った体が見て取れる。
「……痩せてますね」
「ああ、だが口元に飯を運んだらちゃんと食ったぜ。その後も吐いたりしてねぇ」
「なら、死ぬことはないでしょうね、そんな気力もなさそうですし……けど、常に見てないと、何かの拍子にコロッと逝ってしまいそうな危うさを感じます。野良猫みたいに……」
心中に抱いた評を素直に述べた。すると、隣で活字をなぞっていた透明な瞳が、ふっと俺を捉えた。
「それなら、だいじょうぶ」
「え?」
「私がついてるから」
これ以上なく頼りない宣言は、間違いなく、六道さんの声帯を震わせることで発されていた。その透き通るような瞳は、随分と自信に満ち満ちていると見受けられるが、信用には値しない。
果たして、この小さいのは何を言っているのだろうか、と灰崎さんの方に視線で説明を求めると、彼もまた微妙な顔をして言った。
「天海がな、『六道に任せる』と」
「はぁ……大丈夫なんですかね?」
「さぁてな、この中で一番暇だからじゃねぇか? ……ま、オメェも気にしてやってくれ」
暇……か、確かにそうだ。REDにも簡単な案件が回される様になったが、それでも、六道さんの手には余るだろう、どう考えても。
なので、灰崎さん、神辺さん、俺と……偶に香椎さんという比較的マトモな順に持ち回りで交渉を担当し、残りは待機する事で意見を統一している。
天海がそれを知っていたとすれば、確かに六道さんの手は空いていて一番暇であるから別に不自然でもないのか? 天海の考えることは良く分からないな。
俺は、床に堆く積まれていた漫画雑誌の中から最新刊を手に取りながら、ひとり姿の見えない香椎さんの行方を尋ねる。
「香椎さんはどうしたんです?」
「小便つってたが……やけに遅いな。どっかで油売ってんのかもしんねぇ」
「はぁ、トイレですか」
懲りずに他の職員にナンパでもしかけてるのかな、と想像しながら漫画雑誌を開く。内容が気になる訳じゃない。週ごとに刊行される漫画雑誌の100ページ、そこが、俺と灰崎さんだけが知る『伝言板』なのだ。といっても、ページ表記の上か下に、ほんのささやかな印を書き込むだけのものでしかない。詳しく話すのは折を見て後で何処かで、という訳だ。
今日も印はない。「新たな情報はなし」だ。
鹿刎番の折、謎の敵対勢力と交戦した後、灰崎さんは『天海を問い詰める』と息巻いていたが、案の定というべきか、適当にかわされたり押し切られたりで、上手いこと情報は得られていないらしい。別口をあたって調べようにも、今度は次々に仕事が舞い込んで来る様になり忙殺。
こうなったら機関内外のツテを総動員して調べてやる! と灰崎さんが更に気を吐いた四日前、なぜか急に天海から説明を受ける機会に恵まれた。
しかし……「鹿刎番の時の情報は、生存者の記憶を情報部がサルベージした不完全なもので、全てを把握していたわけじゃない」とか「変異者が突如として失踪する件は把握していたが、未だ調査中であった」とか、明らかに嘘であろう言葉をニヤけまじりに言うものだから、人を舐め腐っているとしか思えない。
という訳で、灰崎さんは調査を継続するそうだ。正直、あまり成果は期待していないが、だからといってやる気を削ぐのもなんだ。
「もう、そろそろ……定時だな」
灰崎さんの独言につられて腕の時計を見ると、時刻は定時である17時に差し掛かろうかという頃だった。MCG職員は公務員扱いなので、勤務時間は一律7時45分(情報部は関係ない)。REDの出社は8時、昼に1時間15分の休憩を挟み、定時17時となる。
今現在、REDにも常在が義務付けられているが、東京支部の交渉部は未成年の者が多い為に、昼のシフトをあててもらえた。
「匡人。事務二課の……あの子、なんて名前だっけ」
思い出したように灰崎さんが話し掛けてくる。事務二課に所属する共通の知り合いなんて、心当たりは一人しか居ない。
「可愛川瞳さんですか?」
「ああ、そう、その子その子。昼の休憩時間に来てたぜ。なんか、話があるみたいだった。向こうも定時は同じぐらいだろうし、こっちから行ってやったらどうだ?」
事務員は、フレックスタイム制(選択式・昼休憩の時間は固定)を導入している為に多少前後するが、それでも大半は17時を目処に仕事を終える。
REDが仕事以外で外出するには「外出許可」が必要だが、東京支部内を彷徨く分には自由。
遮るものもなく、迷惑にもならないだろうが……。
「う~ん……」
「おいおい、もしかしてビビってんのか? 話し掛けてウザがられるんなら、脈なし以前の話だろうが。会話がなきゃ仲良くなるも糞もねぇ。折角、むこうから『用事がある』ってんだ。オメェ、MCGに来る前はあんま話せなかったんだろ?」
「……確かに、そうですね」
脈なしどうこうは置いておくとしても、言わんとしている事は分かる、その正当性も理解できる。
少し悩んだが、灰崎さんの「行って来いよ!」という力強い言葉に背中を押されて、俺は決意を新たに席を立とうとした。
しかし、その裾が不意に引っ張られる。隣の六道さんだ。
「まって、私は反対、あれは絶対ハラグロ」
「……それ、まだ続いてたんですか?」
確か、前にも……食堂で似た台詞を言っていた様な気がする。あの女はハラグロだ、と。
「テメェがどうこう言う事じゃねぇーだろ、黙ってろ」
ドスを効かせて灰崎さんが威圧するが、どこ吹く風の六道さんは俺の制服の裾を掴んだまま飄々と続ける。
「伴侶を選ぶなら夢はどデカく。天海がオススメ」
「テメェ、言うに事欠いて天海て! 確かに、MCG機関の創設から噛んでるぐらいだ、相応のコネは持ってるだろうがよ! いや、そりゃないわ!」
情報を聞き出せなていない恨みもあってか、灰崎さんの天海に対する当たりが殊更に強い。
かといって、俺としても天海を相手に男だ女だといった関係は全く想像できないのだが……。そんな俺たち聞き手の不興を、いかに六道さんとて察している筈なのだが、声低なセールストークはまだまだ続く。
「あれは傑物。時代の、いや、世界の……第三次元宇宙の恩寵を一身に受けた存在。あれの伴侶は逆玉どころの話じゃない……“てっぺん”穫れるで?」
「テメェ! やっぱ、ふざけてんのか。変なチャチャいれてくんじゃねぇ!」
「ちがうて、ほんきほんき」
キレ気味の灰崎さんは冗談と捉えた様だが、俺にはそうは思えなかった。後半こそ、冗談めかした言い方になっていたが、前半に孕んだ鬼気迫る狂気は“おふざけ”の範疇に収まり切らぬものだった。
……しかし、ここは当事者である俺を置いてけぼりにして、勝手に盛り上がる二人に、一言、言わなくてはならない場面だろう。
「ちょっと二人とも! そもそも、俺は伴侶とかそういう風に瞳さんを――」
見ていない、と俺は言おうとした。が、同時に、完全なる関心の埒外から響き渡った可憐な声音によって、志半ばで途絶させられてしまった。
「私が……どうかしました?」
気がつけば、遍く意識の死角に、半開きのドアを背にした瞳さんが後ろ手に手を組んで慈愛の笑みを浮かべていた。
「瞳さん……」
「でた、まってたみたいに。タイミングよすぎ」
「滅多なこと言うな! 定時だろが」
背後で始まった喧嘩は気にしないでくれ、とジェスチャーで瞳さんに伝え、彼女の用件を促す。すると、慈愛の笑みをそのままに、光沢ある血色の良い唇が軽く突き出された。
「天海さんから、匡人さんが退院したって聞いてね。……それで、なんだけど……この後、よかったら二人だけでお祝いでもしない? 同僚の子からね、おいしいイタリアンのお店を教えてもらったの」
瞳さんは「どうかな……?」と、今までに見たことの無いような複雑な顔つきで、小さく呟いた。
他ならぬ瞳さんからの、誘いの文句。
なのに、どうしてだろうかな。
既に背後の喧騒は意識から消えていた。
だから、俺は目の前に居る瞳さんだけを見て思った筈。
……自分でも良くわからないが、俺の胸にあるのはけして心地の良いものではない。それを敢えて、敢えて言葉にするならば「見てはいけないものを、見てしまった」……そんな感覚である。
禁忌を犯してしまった。
無粋な事をしてしまった。
それでも答えぬ訳にはいかないから。
三年にも満たぬ薄い半生を塗りつぶす、一ヶ月の濃い体験に依って儀礼的に口を動かした。
「良いですね、行きましょう」




