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乙女の柔肌でぶちかまして  作者: いもたると


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2/16

身につけるものは、マワシのみ。ガチンコのガチンコ。それが女子大相撲だ。

 うら若き19歳の乙女である私が戦うのは土俵の上だ。


 それは比喩的な意味で言っているのではなく、私は本物の土俵の上で戦っている。


 一昨年の春、高校を卒業した私は、女子大相撲の門を叩いた。


 女子大相撲とは、一般にはまだ知名度が低いが、女の力士たちが土俵の上でその力と技を競うという、本物のガチンコの大相撲である。


 身につけるものは、男子と同じ、まわしのみ。

 髪は日本髪に結い上げ、茶髪もパーマも許されない。


 一応、お化粧はするが、取り組みが終われば汗でグチャグチャになるし、負けた悔しさで涙が出てくることもある。


 年頃の娘がおよそ人には見せたくないような姿を晒して、神聖なる土俵の上で目の前の相手をぶっ飛ばす。


 それが女子大相撲だ。


 力女と呼ばれる女の力士は、まだそんなにいない。

 でも、中には外国人もいる。

 年齢は18歳から26歳まで。

 みんな若い。


 それまで普通の女の子だった少女が、入門と同時に四股名をもらい、まわし姿になる。


 入門には身長体重の制限がない。


 私は背が低く、身長156センチしかない。

 全力女の中で2番目に小さいが、体重は100キロを超える。


 ほとんどの力女が100キロオーバーのため、セクシャルな期待をした興味本位の男どもはそこで撃沈する。


 私たちが追求しているものは強さだ。

 強くなるために太り、太った体を相手にぶつける。


 本物のガチンコのガチンコのガチンコ相撲。

 それが、この女子大相撲である。


 

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