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乙女の柔肌でぶちかまして  作者: いもたると


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17/17

ニューヒロイン誕生!?そして両国国技館へ・・・。

「おいおい。何ボヤッとしてんだよ。早く上がってこいよ」


 親方に促され、半信半疑で土俵に上がる。

 エッ?

 私、敢闘賞?

 私、ニュ、ニューヒロイン?


「あたしは玉桜に特別賞をあげたいぐらいだ。よく頑張った。もう少しで優勝だった。こいつがニューヒロインだ。な?お前らもそう思うだろ!?」


 親方に乗せられて会場が沸き返る。

 この人たちは私をニューヒロインだと思っているのか。


「あたしはさあ、夢があるんだ。5年前に女子大相撲を立ち上げて、やめとけだとか、うまくいくはずないだとか、心無い奴らになんだかんだと言われて、苦しいのをずっと耐えてたけど、今場所のこいつらの活躍を見て確信したよ。女子大相撲はこれからもっと大きくなる。これからもっともっと大きくなる」


 そこで親方は一息入れると、一際大きな声で言った。


「お前らを、両国国技館に連れてってやる!それまでずっと、付いて来いよ!!」


 ワーッなのかオーッなのか、キャーッなのか。

 わけのわからない歓声が地鳴りのように響く。


 両、両国国技館………。

 両国国技館………。


 それって、女子大相撲の大会が両国国技館で開催されるということなのか。

 私たち力女はそこまで行くのか!


 両国国技館。

 あの両国国技館。

 もしそうなったらどえらいことだ。


 わ・か・い・ず・みーーーー!や、も・も・ゆ・う・なーーーー!や、ア・リョー・ナーーーーー!の中に、た・ま・ざ・く・らーーーー!の声が混じっている。


 大歓声を受けて、私たち4人は土俵に立っている。

 膨れ上がった体を晒して、まわしだけを身につけて立っている。


 若泉、桃優奈、愛里女アリョーナ、そして玉桜。


 私以外は、みんな美女。


 私は思った。

 これって、公開処刑ではないか。

 くそぉ、みんなぶっ飛ばしてやる。

 次の場所よ、早くやってこい。

 そう思うと私の血は、滾って滾ってしょうがないのであった。

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