92. サンスカイ島へ
アイリスはまるで固体であるかのように宙に踏み出し、一歩一歩が時計仕掛けの響きを残していった。銀河の歯車が時を刻み、星系が呼吸ごとに折り重なっては開く。
リヴァイアサンが再び咆哮を上げる前に、彼女は手を挙げ、その胸の上に浮かぶスターロックゲートを指差した。
「過去を開こう。」
波が噴き出した。
マナでも、気でも、神聖なエネルギーでもない。それは…概念的なものだった。彼女は文字通り、リヴァイアサンの周りの時間を巻き戻した。まるで記憶を切り開くように。星座はねじれ、再配置され、宇宙の錠前のタンブラーのように整列した。
ザイロス:「一体全体、どうしてこんなことをするんだ?」
ルーシー:「カイロが彼女にその力を与えるあらゆる法を破ったからだ。」
私:「私は何も後悔していない。」
ガチャン。
スターロックが砕け散った。
リヴァイアサンは凍りついた。三つの頭が、まるで悪夢の中で目覚めた忘れられた眠り人のように、混乱して瞬きした。その体は崩壊し…光へと消えた。痛みも死もなく、ただ解放された。
輝く核がアイリスの手に優しく落ちた。リヴァイアサンの魂だ。
フェザリンが私の傍らに現れ、浮かぶ肘掛け椅子で紅茶をすすっていた。
「脅迫に見せかけた試練だ。マーリンのやり方は何も変わっていない。」
私:「彼を知っているのか?」
フェザリン:「もちろん。崩れ落ちる星々の上で形而上学について議論したことがある。」
空が晴れると、遠くに島がきらめいた。浮かび、黄金色に輝き、第二の太陽のように輝いていた。
太陽の空の島。
空に印章が現れた。古代の円形のルーン文字が、機械仕掛けの虹彩のように回転していた。その時、フェザリンよりもずっと年上の声が響き渡った。
「スターロックを破りました。」
「魔王が螺旋の宮廷にようこそ。」
「昇天せよ。」
私たちは皆、顔を見合わせた。
デュログ:「…船で登るか、それとも空を飛ぶか?」
セツナ:「船だ。ただの観光客みたいに来るんじゃない。」
ザイロス:「魔王は軽食でもお持ちですか?」
ルーシー:「もしこれがまた現実改変の変人だったら、絶対にタイムアウトにするわ。」
私が?
私はただ、空中に浮かぶ黄金の橋が、太陽の光と記憶でできた道のように、雲の中へと螺旋状に伸びていくのを見つめていた。
「手紙をくれた人に会おう。」
「マーリンに会おう。」




