86. この戦いを終わらせる
もうたくさんだ。
我慢してきた。
自分が創った世界を壊さないように。
神のような者の自尊心を傷つけないように。
でも今は?
あの忌々しいトーナメントに行けない。
ボブはきっとマイクに向かって叫んでいるだろう。
ザイロスは試合に出られないから泣いている。
観客は熱狂している。
そして私はここにいる。まるでウォーミングアップのように、自分の次元で9つの宇宙的異常をボクシングで仕留めている。
「クローンたち。同期しろ。これで終わりだ。」
彼らは頷く。沈黙。集中。
5人全員 ― 私、私自身、私、私も、そして私を忘れないで ― が前に出る。
5%解放。
たった5人。でもこの次元では?
それはまるで物語のアクセルを踏み込み、両拳で第四の壁を殴りつけるようなものだ。
我々の核から波紋が爆発する。
遠くの浮島は言葉の粒子へと砕け散る。
空は割れたガラスのようにひび割れる。
現実?一時停止だ。
礼儀正しさを気にしなくなった時のソウルイーターモードはこうだ。
「よし、みんな。手だけ。魔法もトリックもなし。概念の書き換えもなし。星系召喚もなし。」
「ただ。拳。そして。後悔。」
我々は消える。
ブリッツコンボ開始。
私はカエラの後ろに現れる。腹パンチだ。
クローン1がヴィクトリアにアッパーカットを叩き込み、回転させる。
クローン2がフレイヤの蹴りの途中で足首を掴み、まるで神聖な人形のようにフェザリンに叩きつける。
クローン3がセラフィナをパラドックスポータルに投げ込む――彼女は自らパンチを受ける。
クローン4はザーラの杖をかわし、純粋な信念に基づいた頭突きでそれを破壊した。
リカ?
彼女はテレポートを試みた。
「だめだ。」
私が先にテレポートし、彼女を3つの浮島に膝蹴りで突き落とした。
今、彼らは空中にいる。
気絶。
息切れ。
フェザリンさえも感心している。
そこで私はコアを握りしめた。
5人のクローン全員を背後に召喚した。
そして私たちは一緒にこう言った。
「絶対。
魂。
破壊者。」
一撃。
六つの拳。
一つの魂。
それはまるで物語の核爆弾のように着弾した。
世界が一瞬反転した。
次元が静止し、そして文字、粒子、そしてグリッチした色の波が滝のように押し寄せて爆発した。
余波:
静寂。
女の子たちは?
ノックアウトされた。
頭上に渦を巻いたまま宙に浮かび、髪は乱れ、信じられないといった表情を浮かべている。
フェザリン?
仰向けに寝そべり、顔には開いた本を置いている。
「男のくそったれのトーナメント観戦を遅らせた罰だ」
指を鳴らす。
ソウル・レルムが消える。
現実に戻る。ライダービルに戻る。
ギリギリ間に合った。
ボブ(遠くにいる):
「そして挑戦者たちは90階に到達した! 待てよ、群衆の中にいるのはキングか!?」
私?
まだ変身したままだ。
何もなかったかのように後列に滑り込む。
「へえ。やっと着いたんだ」




