48. ついに帰宅
戦いは終わった。
外なる神?
敗北した。
貪り尽くされた。
消滅した。
多元宇宙?
まだここに。
どうにかして。
私はその残骸の中、砕け散った世界の上空を漂っていた。ルーシーを傍らに。今や、女神の容姿とAIの瞳を持つ、歩く宇宙の爆弾。
背後のポータルは揺らめき、既に開いていた。まるで、この物語を壊すナンセンスを終わらせてくれと、ただ入り込むように懇願しているかのようだった。
振り返ると、ようやく他の者たちが到着した。エロウェンとライラが先に降りてきた。
そして、そう、彼女は「女神昇天グローアップ3000」パッケージを持っていた。
彼女のオーラはとんでもないほどだった。
彼女の曲線美?とんでもない。
彼女の存在感?
現実を脅かされたかのように震わせた。
「…すごい」と私は呟いた。「またハーレム戦争が始まるのか。」
フレイヤ、セラフィナ、アストリッドも続いた。
ルーシーは?
ああ、ルーシーは私が見ていることに気づいた。
そして、機嫌が悪かった。
「マスター」と彼女は落ち着いた声で、甘すぎる笑顔で言った。「ショーは楽しんでいただけましたか?」
「わ…私はただ、皆の力の強さを測っていただけなんです…」
ザイロスが腕を組んで私の横に現れ、まるで今世紀最高のロマンティック・コメディの崩壊劇を見たかのように、笑い転げていた。
「お前は死んだ」と彼はゼイゼイ言いながら言った。「本当に、魂を食い尽くされるほどに死んだんだ。」
私は鼻梁をこすりながらため息をついた。
「よし、もう十分だ。
喧嘩はなし。
いちゃつきもなし。
創造への愛のために、魔法のようなキャットファイトもなし。
今、この世で最も強大な存在を倒したばかりだ。戦いの後で誰かがかっこよすぎるからといって、今さら自滅するのはやめよう。」
全員が見つめた。
一瞬の沈黙。
それから、ステレオで女性の「ふん」という声が12回聞こえた。
ルーシーはただ微笑んだ。
エロウェンがウインクした。
ライラ?まだ私の腕にしがみついている。
「よし、ポータルだ。今だ。」
私は手を振った。
ライダーヴィルへの門がきらめきながら開いた。金、銀、そして虚空の黒に星の光が織りなされていた。
待つことなく、私はまるで世界で最も危険な美人コンテストから逃げ出す男のように、まっすぐに通り抜けた。
背後でザイロスの叫び声が聞こえた。
「ボス、ハーレム戦争から逃げるなんてとんでもない!先延ばしにしているだけだ!」
中に入ると、私は小声で呟いた。
「たった一日だけでもいいから、平和な時間をくれ。」
ポータルが閉じた。
クレジットが流れる。
いや、少なくともそうあるべきだった。
何かが私に告げている…
これは始まりの終わりに過ぎなかった。
そしてライダーヴィルは?
これまで以上に混沌としようとしていた。
ようやく戻ってきた。
ライダーヴィルはまだ立っていた。
どうにかして。
クレーターも、モンスターも、崩壊するタイムラインもなかった。ただ、花火が打ち上がり、音楽が鳴り響く盛大な勝利の祝賀ムードが街中に広がっていた。
人々は歓声を上げ、旗は翻り、屋台からは紙吹雪のように無料の食べ物が撒かれていた。
街の広場に掲げられた巨大な横断幕にはこう書かれていた。
「ようこそ、英雄たち!(お願いだから、二度と街を壊さないで)」
私はマントをはためかせ、剣を脇に携え、群衆の中を歩いた。マルチバースで最も強く、最も恐ろしく、そして最も情緒不安定な者たちに囲まれていた。
彼らは一体何を求めているのだろう?
私。
私だけ。
なぜいつも私なのだろう。
ルーシーは、今や完全に肉体を取り戻し、まるで私の傍らに張り付いているようだった。彼女の目は、まるで愛情そのものへの対抗策を練っているかのように、あらゆるものを見渡した。
「マスター、飲み物は冷やしたものにしますか?炭酸入りにしますか?それとも星の光で変化させたものにしますか?」
「えっと…冷やしたもので大丈夫です。」
精霊の女神らしく輝きを放つエロウェンは、大臣たちに囲まれていた。彼らは彼女の新たな姿に畏敬の念を抱いていた。ベクトールは壁に頭をぶつけそうになるほど、力強く頭を下げた。
「精霊の女王エロウェン…慈悲をお与えください。私たちはそれに値しません。」
エロウェンはくすくす笑った。
「静かに。私は私です。ただ…より神聖になっただけです。」
ライラ?
ライラはまるで溶接されているかのように、私の左腕にしがみついていた。
「もう二度と私のそばを離れることはできません」と彼女は囁いた。「絶対に。」
ルーシーは目を細めた。
私の右腕を掴んだ。
今度は彼女もしがみついている。
「もしこうなるなら」と彼女は冷たく言った。「マスターを脅迫からも、情緒的な執着からも守ってあげる」
「ねえ…」
「特に情緒的な執着はね」
私は一歩下がろうとした。
大きな間違いだった。
なぜなら、それを感じたからだ。
複数の高次のオーラが収束していく。
「神々との戦いから立ち直ったばかりなのに、今度は一人の男のために戦う覚悟ができている」とでも言いたげなオーラだ。
アストリッド。フレイヤ。セラフィナ。刹那。ヴィクトリア。リカ。カエラ。エロウェン。ライラ。ルーシー。
火花が散るのが目に浮かぶようだった。
視線が交わる。
オーラが燃え上がる。
空に魔力が響き渡る。
地面が震えた。
近くでジュースをすすっていたザイロスが顔を上げて、考え得る限り最も恐ろしい言葉を口にした。
「やばい。
起きてる。」
私は一歩後ずさりした。
それから走り出した。
「もう出るわ!みんなパーティーを楽しんで。私は…」
ドカン!
走りながらライラにタックルされて抱きついた瞬間、背後の壁が爆発した。
ルーシーが反対側を捉えた。
アストリッド?もう空にいる。
エロウェン?微笑みながら私の逃げ道を塞いでいる。
フレイヤは武器を召喚した。
カエラは拳を鳴らした。
これだ。
ラスボス。
神ではない。
ヴォイドでもない。
存在の終焉でもない。
全力で戦うハーレム戦争。
そして私は戦場だった。




