表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ソウルイーターとしての私の人生  作者: ジュルカ
New Soul

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

44/111

44. 新生児を食べる人

消滅の前には、ある種の静寂がある。

現実の構造さえも息を呑むような静寂だ。

そしてその静寂の中で――私は動いた。


私は考えなかった。息をしなかった。


ルーシーと私は一つになった――融合したのではなく、同調したのだ。私たちの精神は同期し、私たちの力は計り知れないレベルで共鳴していた。


「ルーシー。」


「既に分析中。」


「イヴァリーのオブリタレーション・デストロイヤーを無効化。」


「完了。エントロピーを反転。反撃開始。」


私は突進した。


いや。


私は速度を超えて――運動そのものを超えて――加速した。


量子加速:私はもはや動かなかった。

私は亜原子レベルで自らの位置を変え――原子が許す場所に現れた。


斬る、斬る、斬る、斬る、斬る、斬る


アイヴァリーの体は、私の位置を理解する前に引き裂かれた。


神のような彼の体がよろめきながら後ずさりし、黒と金の霊液が噴き出した。


しかし、二番目の神が襲いかかった。


オリジネム――白衣の者、自らを全ての物語の根源と称する者――が、万物創造を放った。


純粋な法則の光線。


銀河の誕生が、一つの法則に凝縮された。


「ルーシー!」


「もう準備完了よ。」


彼女は私の前に立ち、その姿はダイヤモンドのフラクタルのように揺らめいていた。


「究極防御――現実封鎖!」


光線は彼女のバリアに砕け散った。


「私の番よ。」彼女は囁いた。


そして、これまで知られていない炎とは異なる炎が燃え上がった。


肉体ではなく、存在の意味を焼き尽くす破壊の炎。


オリジネムはたじろいだ。


感じた。


終わり。


終わりを超えた瞬間。


「終わらせよう。」


ルーシーは頷いた。


「執行:強化グランドイーター - [神形式終了]。」


彼女が掌を開くと、そこから肉ではなく概念的な飢餓から形成された口が、オリジネムを丸ごと飲み込んだ。


悲鳴も、破裂もなかった。ただ虚無だけが残った。


彼は消えた。


私はイヴァリーの方を向いた。


彼の最終兵器、凝縮された存在ビッグバンが、私に向かって崩れ落ちた。


無限の始まりと終わりを宿した球体。私のすべてを消し去るために。


私はひるまなかった。


私は前に歩み寄った。


「あなたは間違いを犯しました。」魂の倍音を重ねた声で言った。


「あなたは私を消し去るべき存在だと思ったのね。」


私は手を挙げた。


「新生喰らい ― 永遠を貪り食う」


私はそれを喰らった。

ビッグバン。

存在核。

そしてアイヴァリー。


彼の概念を飲み込んだ。

彼の存在、彼の機能、彼の神性。

消え去った。


静寂が戻った。


ただ、今は平和だった。


私はまだ存在していない星々の間に立っていた。


ルーシーは腕を組み、穏やかで神聖な様子で私の傍らに浮かんでいた。


「終わったわ」と彼女は囁いた。


「ああ…」私は息を吐いた。


そして、戦場へと戻ると…

他の神々はすでに震えていた。


彼らは今、知っていたからだ。


カイロライダーは神々に逆らっただけではない…


彼は、一体となることの意味そのものを書き換えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ