第22話 旅館
4人の会話は続く。遺書には違和感あるようだ。
「私はアイウエオがバリア解除して、順番に襲う計画だったんじゃないかなと思ってます」
エスティーヌは巻き込まれて旅行プランに協力していたみたい。
バリア付与を解除して、寝ているみんなを順番に襲う計画だったのではないかと推測する。
可能性はあるなと、僕は思った。
ギュウドンは、2人は殺しの計画の確認を死体発見の部屋でしていたのではないかと推測する。
ソポスの【探偵】で誰がどこにいるかわかるので、ターゲットの順番を考えてたんじゃないかということだ。
計画の確認中に、誰かがやってきて2人は返り討ちにされたんじゃないかと推測した。
ギュウドンとエスティーヌの推理メインで、会話は続く。
あれ?
これ僕の出番ないか?
聞いてるだけで、ミステリーが進んでいる感覚だった。
「俺の探偵によれば、カリンはエスケープ。スタンファイブは催眠だ」
ギュウドンは【探偵】で他のギフトを教えてくれた。
ということは、ギュウドンは本当に探偵なのか。
カリンは【エスケープ】で逃げる能力だから、山道の魔物を逃げきれたと推測された。
カリンは生きてるかも。
1周目で僕が使ってた役立たずのギフトだが、この山道では役に立つのか。
スタンファイブは【催眠】で、1周目ではカリンが王国の人間達を操って貴族になるのに使ってた能力だ。
「スタンファイブ。お前がアイウエオを操ってソポスを殺させ自殺させたんじゃないのか?」
ギュウドンがスタンファイブが犯人だと言った。
確かに操ったのなら、スタンファイブに犯行できそう。
スタンファイブが犯人なのか?
「遺書があるからアイウエオは自殺だ!遺書はオイラの文字じゃない!」
スタンファイブは、遺書があるから自殺だと言った。
文字の遺書はアイウエオかもしれないが、【催眠】で本人に書かせれば問題ないと反撃される。
みんなを殺害しようと計画した本人が、罪を償って自殺はおかしいということに、スタンファイブは何も言い返せなくなった。
僕は推理に参加していないのに、いつの間にか犯人はスタンファイブだというところまでくる。
ギュウドンとエスティーヌの推理に感謝だ。
「クックック、そうだよ!オイラが犯人だ!だが、お前ら催眠で操れば終わりだ!」
スタンファイブが自分だと認める。
深夜に計画を相談中の2人に気づいて、アイウエオを操ってバリア付与を解除してソポスを殺害。
【催眠】は、バリア付与されていてもすり抜けて効くみたい。
アイウエオに遺書を書かせて自殺させたという。
アイウエオとソポスは【バリア】がなんでも防げると過信しすぎたのが敗因か。
スタンファイブはおとなしく捕まる気はなく、僕達3人を操るつもりみたい。
僕は1周目で闘技場の恨みがまだあった。
二刀流でいじめられて、少し斬られて痛かったのを思い出す。
すぐにも【催眠】使いそうなので、僕はとっさの判断で【スナイパー】で射殺した。
やってしまったが、やらなきゃ操られた。
スタンファイブは息をしていない。スタンファイブは死亡した。
元の世界に帰れる光は現れないので、魔王はまだ生きてるかもしれない。
1周目にスタンファイブが亡くなったときもそうだが、どちらも転移者の中で5番目の退場となっている。名前もファイブと5を意味している。
偶然か?
ギュウドンは懸賞金のもめ事をしたくないということで、契約書を用意した。僕はサインする。
アイウエオ、ソポス、スタンファイブ。3人死んだので、1人8000万の計2億4000万だ。
生き残った転移者4人で山分けとして、1人6000万マネーもらう。
僕は手持ち1億5000万と6000万で2億1000万になる。
さらに増えるとは嬉しい。
山道を協力得て脱出。
僕のスナイパー、エスティーヌの風魔法、ギュウドンの指示で魔物を追い払うことができた。
温泉旅館編をなんとか生き延びたのであった。
【転移者状況】
【男性】
ドーダロ 生存
(エスケープ→スナイパー)
キュウタ 倒された
(スナイパー→トラップ)
スタンファイブ 倒された
(二刀流→催眠)
ギュウドン 生存
(トラップ→探偵)
ソポス 倒された
(1周目不在→探偵)
【女性】
カリン 生存
(催眠→エスケープ)
エスティーヌ 生存
(バリア→風)
ミミサイコー 倒された
(風→二刀流)
アイウエオ 倒された
(探偵→バリア)
残り4人
転波乱(てんはらん/Tenharan)とタイトル略してます。
周回ありサスペンスありの異世界デスゲーム作品です。完結まで構成を用意してから投稿を開始しました!
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※本作は「カクヨム」にも掲載しています。




