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第一話 心の鎖
事故から1ヶ月がたった
最初目覚めた時は1週間が経っていて
一緒に馬車に乗っていた父と母が亡くなった
前世の記憶は1部しか思い出せないが、
前世と違ってあの人たちは「僕を」愛してくれた
そんな人たちがもういない
もう、
僕を愛して、僕をみてくれる人は
いない…のか
この瞬間
僕は自分の心に鎖を掛けた
「ふぅ」
今日から僕には新しい家族ができる
アクナイト公爵家だ
僕の家は子爵家だったが、学生の頃からの親友同士で仲が良く、昔からよく交流があった
アクナイト家には僕より4つ年上の14歳の息子さんがいる
とっても優秀で、この若さでもう王城で公爵の仕事の手伝いをしているそうだ
まだ僕は彼に会ったことがない
だが今日は、公爵家の皆さんが僕が家族になると言うことで、揃うそうだ
僕は上手くやれるだろうか
愛されたいわけじゃない
ただ、嫌われたくない
他は何も望まないから
お願い、僕を◯◯◯◯で
読んで頂きありがとうございます