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11・ヘタレな勇者はポイコース。

 ソレはダンジョンとしては小規模なモノだということだった。

なにしろ階層が15階しかない。

大規模なものだとコノ世界では100階を越えるらしい。


ココは王都から近いので入門編と言われているそうだ。


冒険者さんたちは強そうだった。

全員で5人、剣士・魔法戦士・神官・槍使い・魔術師。

今回はオレ達のための研修ということで見張りなお供の騎士や兵士は居ない。


なんで居ないんだ?

城の関係者は居なかったってコトにしたいのか?


ココの世界のダンジョンは大体管理されていて探索者達から

入場料を取ってたりする。

今回は免除だったらしい。

ダンジョンボスは倒してもイイけどダンジョンコアは壊すと

きついペナルティーがあるそうだ。


見学が目的なので後衛の魔術師さんのさらに後ろに居る。

勇者はダンジョンが薄暗いことですでにビビッてた。

後ろから何か出てきそうな気がするらしく振りかえって

ばかりいるんだよなぁ。

そうか、、コイツは索敵なんか無いんだな。


オレも使えないんだが実は索敵の魔道具を持ってるんだよ。

目立たないようにアンクレットなんだ。

「体育館」の連中に魔道具を造るのが趣味なヤツがいて色々分けてくれたんだ。


一番気に入ってるのはマジックバッグだね。

ゲームなら無限に入るアイテムボックスの魔法があるけど

コレはそーいう魔法ができなくても使えるからね。

オカゲで色々持ってることがバレ無くて済むんだ。

容量も教室一杯くらいあるからもう入れ放題だよ。


一見タダの巾着袋なんだけどさ。

逃げ出すための物資を少しづつ溜め込んだりもしてる。

処分予定になってた武器とかおかわりでもらったパンとかね。

セコイとは思うけどなにしろオレ達には金が無い。

買い物すらさせてもらって無いから価値すら分からない。


多分そのあたりも逃げ出せないようにというコトだろう。

でも逃げちゃうもんね。


ダンジョン攻略は順調だった。

印象通り強い方々だったよ。

時々置いて行かれそうになったけど迷子予防のマーカーの魔法を

コッソリかけといたからね。

見失う訳もなかった。


でもソレが油断だったよ。

15階までって聞いてたのにその下があったんだねぇ。

単純な落とし穴に二人で落ちたんだ。落とされたのかもな。

なにしろ風魔法で聞いてたら「これで任務完了だ。」

なんて言ってたから。


やっぱりポイコースだったんだな。


落ちた先はボス部屋だった。

もちろん風魔法で軟着陸。

ボスはでっかいゴブリンだった。

う~ん、上位種ってやつかね?


落とし穴で落とされたのでコイツも落とし穴に嵌めた。

ウィンドカッターで瀕死にして勇者にトドメをさせる。

リバースしてもいいからさっさとヤレ!

レベリングしとかないと死ぬゾ!

もう脅しまくったね。


小物をココまでに連中にやらせてもらったから少しは慣れて

いるはずだと思ったけどやっぱりデカイと精神的にキテルな。

まあ・・人型だったし・・


コアは綺麗だったけど壊すな!と言われてたので放置。

魔石と宝箱の中身の鋼の剣とお金を持ち帰った。

転移陣が出現したのでソレで帰還。


さて、連中が上がって来るのを待ちますか。

オハナシしとかないとイケナイからねぇ。

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