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第68.5話 肩幅強調マント完成! 王子、芸術的肩幅で王宮を歩き回り、セリシーヌ嬢の悪役令嬢ムーブがさらに強化される(2)
◆王子、王宮を歩き回る
僕は肩幅強調マントを羽織り、王宮の廊下を歩いた。
《バサァアアッ……!》
歩くたびに、マントが風を巻き起こす。
侍女たちは壁に押し付けられた。
「殿下!! 風圧が!!」
「肩幅の風圧で家具が倒れてる!!」
近衛騎士たちは叫んだ。
「殿下!! 肩幅が通路を塞いでます!!」
「殿下!! 肩幅が扉に引っかかってます!!」
僕は涙目で叫んだ。
「肩幅が……大きすぎるぅうううっ!!」
執事長は静かに言った。
「殿下……芸術とは時に不便なのです」
◆そこへセリシーヌ嬢が登場
王宮大広間──
セリシーヌ嬢が優雅に歩いてきた。
金糸の髪が揺れ、宝石の瞳がアルフレッドを射抜く。
「殿下……その肩幅は何ですの?」




