第66話 三人の“本気の戦闘”開始(3)
ルファードは瞬時に槍を構え。
「神速!」
高速ダッシュで、泥沼で動けない男に、ルファードが槍を構えたまま猪突猛進──。
ルファードは男の前に近づくと。
「《騎士見習い式・三連突き》!!」
《シュッ! シュッ! シュッ!!》
男の持つ、小型の魔力装置を正確に破壊する。
「ぐっ……! 騎士見習いの技量じゃない……!」
「当たり前だ! 僕もセリシーヌさまの戦いを見て──僕自身も鍛え、強くなったんです!!」
ルファードは、小型の魔力装置を破壊され、真っ青な顔をしている裏切者へと胸を張り告げた。
「今度は僕だ!」
肩幅が小さくなったと誤解をしている、筋肉王子が《《ホーリーシールド》》を解除──剣を構え、剣を振り上げた。
「肩幅は小さくても……僕はウォーリアーだ!!」
《ガンッ!!》
男の魔力弾をアルフレッド王子は剣で弾き返し──
「僕が考えた!! 《王子式・筋力剣撃》だ!! 食らえ!!」
《ドガァァァン!!》
裏切者の足元の地面が砕け、完全に動けなくなる。
「な、なんだその筋力……!? 肩幅が小さい……? 意味がわからん……?」
「肩幅は関係ない!! 筋肉はまだ残ってる!!」
忠犬二匹はアルフレッド王子の珍しい、勇んだ姿を見て──
「「王子、かっこいい!!」」
ガルディオとルファードは、筋肉王子を絶賛するのだった。
◇◇◇




