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第88話 ル・ルネサンス魔法学園入学(12)
「「「何を言っている!」」」
三人は長年の経験で意気投合……仲良く声を合わせギルベルトへ不満を告げる。
(……もう嫌だわ、このガリガリども……)
しかし、セリシーヌ嬢は遠い目をしながら、どこから湧いたのかわからない、手元のタルトを口に放り込んだ。
そして彼女は口を動かしつつ、「はぁ」と大きな溜息を漏らす。
そうセリシーヌは、男を容姿で殴る快感に目覚めたはずが、気がつけば、彼女の周りには「わたくしに罵られたいイケメン貴族」が着実に増殖していく、恋愛ゲームのハーレム仕様となりつつある。
だからセリシーヌ嬢は大変に困ったな……。
これだと、イケメン貴公子たちを《《さまぁ》》して喜ぶ、《《悪役令嬢》》になれないではないかと、セリシーヌ嬢は嘆くのだった。
◇◇◇




