小物臭のする少年
長い間休んでいて、すいません。
小物臭のする少年「いけない、聖書を忘れた」
あわてて家に戻る。
小物臭のする少年「完全に遅刻だな」
ドアの開く音
小物臭のする少年「お母さん帰ってきたのか」
出ようとした矢先
誰かが訪ねてくる
女「この前、あの子を紹介されたわ、私が、お腹をいためて産んだ子をね」
ミツルママ「…そう」
小物臭のする少年は、こっそりのぞきこむ
あのときの女だ。
………
女「なんであの子を産んだと思う?」
女「あなたが嫌いだったからよ」
女「あなたは、彼を私から取った……男のくせに」
ミツルママは、性同一性障害だったのだ。
professorCUBEの完全な手術ではなく、子どもの産めない不完全な適合手術しかできなかったのだ。
それでも、ミツルパパは、何もかもわかった上でミツルママを愛した。
そこで、この女は、善意をよそおって代理母をもうしでたのだ。
女「ゆきずりの男の子ども妊娠して押し付けるのも面白いかとも思ったけど」
女「人が変わった思われるくらい雄猫一匹寄せ付けないで間違いなく彼の子どもを妊娠したわ。あなたを苦しませるためにね」
女「それをあの子と違う女の子のいいお母さんをして、幸せそうにして」
ミツルママは、ミツルのことを思い出してか動揺する。
女「彼が、どう言ってるか知らないけど、彼、最初は、器具を使ってしようとしたけど、それは嫌…」
女「……したんだよ。私が産んであげないと、一生負い目に思い続けるよってね」
女「ちょっと乱暴なくらい激しかったよ。あなたと夜の生活があったとしても、本当の女でないあなたに遠慮してたのかもしれないね」
小物臭のする少年の全身の血が逆流するようだった。
自分の身体に血が流れていることすら許せなかった。
小物臭はする少年「コロス!!」
何故か、そこには、ピストルが…
小物臭のする少年「玩具か? 本物だったとしても…」
小物臭のする少年は、気配を消して家を出ていった。
(デビルドール)ナルミ「……」
小物臭のする少年は、あてもなく彷徨、ある教会にミツルが入っていくところを見掛ける。
会堂には、ミツルのとなりの席に蛇ヶ端が座っていた。
小物臭のする少年「…」
ファーザー中浦「はじめまして、きてくれて嬉しいです」
ファーザー中浦の説教が終わり。
ミツルは、小走りに出ていった。
蛇ヶ端「僕は、いない方がいいみたいだね」
小物臭のする少年「…」
蛇ヶ端も会堂を出ていく
ファーザー中浦「神父として、神に使えるものとして秘密は守りますよ。もっとも、私を信じる気があればですが」
小物臭のする少年は、何かを押された
小物臭のする少年「……」
ファーザー中浦「もしかして人を殺したいとか?」
小物臭のする少年「それができない自分の小物さかげんに、ほとほとあいそが尽きた」
ファーザー中浦「それは、なんともいえませんね。神に使える身である以前に、人として、人を殺すことを進めるわけにはいきませんからね」
そして、小物臭のする少年は、2時間ほどたって、何故か身の危険を感じたので会堂をあとにした。




