表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サキュバスの冒険  作者: みーたーなー
9/43

8

「誰ですか?」


振り返ると三人の冒険者が立っていた、気のせいかみんな少し顔が赤い、中で一人の女の子はちょっと固まった後ユリアちゃんと自分の胸を見比べて沈んでしまった。


「うわ!近くで見ると更に美人…じゃなくてその…えっと…」

「ただのナンパか脅しじゃないよな?」


クロノアくんの表情は笑顔だけど雰囲気が変わった


「ちが…名前だ!チーム名だ!お…お前らはその…悪い奴!その…悪役だな!正義の名に懸けて成敗してくれる!」


種族や能力より名前を気にするとは…私達三人はお互いに顔を見合わせた


「あの、失礼ですがあなた方はいったい?」

「よ、よ、よ、よくぞ聞いてくれたな、いくぞお前ら!」


小柄の男が返事した次の瞬間、後ろにいた2人が待ってましたとばかりに動き出した


「危なくなったらイサマキとチシルを担いで逃げ切れる程の自信がある力のジャスティス―リキ!」

「戦闘でいまいち役立つかどうかは不安だけど危なくなったら本で読んだ知識をつかって逃げ道を探したりします知識のジャスティス―チシル!」

「チームの危険に気づいたら真っ先に勇気ある撤退を勧める勇気のジャスティス―イサマキ!」

「「「我らジャスティストリオ!ダークネストリオを成敗しに来た!」」」


ギルドの中はざわめきでいっぱいだ、この様子だと初めてやったのかもしれない、この人達はチンピラではなく我らダークネストリオの存在意義に関わる最重要人物達だったのだ、私達はお互いに目を合わせる事もなく行動を取った。


両手を胸の前で握って笑顔でジャンプした


「ダークネストリオのアイドル!悪知恵サキュバスラズリちゃんだよー!」


すでに左隣に待機していたクロノアくんが苦しそうに左手で右手の手首を掴んで言った


「…あぁ済まない…右手が疼いていて聞いてなかった…俺はダークネストリオ―ゴリ押しのクロノアだ!」


同じく右隣で待機していたユリアちゃんが扇子で口を隠しながら微笑んだ


「頭が高いわよあなた方、私はダークネストリオ―悪役っぽい令嬢ユリアよ。」

「「「ここで会ったが数千年目!覚悟は出来たかジャスティストリオ!」」」


これが私達の邂逅だった


「あの…ギルドは遊び場じゃないですよ…」


その日はギルドからたたき出された、翌日めげずに冒険者登録を済ませてきた、内容はそのままで。


疲れた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ