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35クロノア
「まさかラズリを仲間にする気か?」
ギルドでジャスティストリオとワイワイ遊んでいたら暁、ドラン、裕赦の三人組がやって来た。ラズリの見せた予知夢の未来をどうやって解決するか直接聞きに来たらしい。おいそれどう考えたって反則だろ。
「僕達困ってるんだ、優しいラズリなら助けてくれるよね?」
暁がそう言いながらラズリを撫でた。だからそれ反則だろ。
「うっ!悪知恵のラズリはそんなにいい子じゃないもん…そんな簡単に屈しないもん!」
裕赦はラズリの予想以上の動揺に驚きを隠しきれずに目を白黒させている。ドランは自分の親友の行動に若干引いているしユリアは隣で静かに様子を見ている。
「大丈夫だよ。ラズリは自分が思っている以上にずっといい子だから、きっと友達を見捨てるような悪い子じゃない事を僕は誰よりも知っているよ。」
暁は撫でていない方の手をラズリの肩に置いて優しく笑った。ちょっと表出ろ、これは警察沙汰だぞ。
「ラズリ悪くないもん…手伝わないもん…」
「ラズリはギルドに入って大人になったんだよね?」
暁は少し悲しそうな表情をした。
「ラズリ…」
「うぅ…」
「僕達に何かあったらラズリを撫でてあげられないよ…」
「!…ラズリ少しだけ手伝う…」
俺とユリアは無言で暁をギルドの外まで引きずっていった。




