其の三 透鳳凰
<>(^・.・^)<クリスマスプレゼント更新ー
<>(^・.・^)<普段より気持ち長め
抜け(てしまっ)た剣………………と言うより刀を手に持ちつつ、開いた襖の奥から差す日の光を一身に浴びる。
何処ぞの鬼退治の話のように、俺が持ったからと言って刀身の色が変わったりすることは無い。
何故そうなるのかも、と思ったかと言うと、自然な状態の刀の色の方が驚く程に真っ白だったからだ。
これこそ正しく驚きの白さ。
有り得ない? いや、有り得○るでしょ、と言わんばかりの白さ。
然しながら、一応〈白九尾〉である俺の体毛と比べてみると、刀身の白味が薄い。
そう言えば、コイツは透鳳凰と呼ばれる刀なのだから、色は無いほうがそれらしい………………と言うか色がなかったからこそ其の名に落ち着いたのだろうが。
柄には、刀身とは対照的に鮮やかな装飾が施されている。
なんともアンバランス、いやちぐはぐ、いやハイセンスな代物だった。
「ま、まぁ取り敢えず、抜けちゃったものはしょーがないから、一旦、鞘に仕舞おうかー」
「おう………………」
抜身で刺さっていた場所のすぐそばにあった、これまた色の無い鞘に刀を滑り込ませる。
チン、と軽い金属音を立てて仕舞う。
………………これ、ちょっとアレやってみたいなぁ。
仕込み刀だったらもっと忠実だったのだが、まぁこれはこれでリュー○っぽいか。
ワクワクを隠せないまま、本物の剣・刀が手に入ったら一度はやってみたいアレを想像する。
「――――――いいよ。トロ君。リアクションは私がする」
「シンミ………………」
後方から聞こえたシンミの声に、なんとも察しの良いことだろうか、と思う。
俺のワクワクを瞬時に察し、そして尚かつ自分から提案してくれるその懐の広さ。
改めてシンミの優しさに包まれながら、俺はシンミの方に向かい直る。
そして仕舞ったばかりの透鳳凰を抜き、決して周りの何物にも当たらないように注意しつつ、軽く振りながらシンミのもとへ歩く。
「ンンンン〜、ン〜、ンン〜ン〜」
「………………」
あのメロディーの鼻歌を口ずさみながら、シンミの脇を通り過ぎる。
シンミも分かっていて、何も口にはしない。
意識してコツコツと足音を立てようとしたけれど、流石にスニーカーで革靴の音は出なかった。
そのまま数歩進んだ後にふと立ち止まり、刀と鞘を一直線上に構える。
水平にそれを保ち、仕舞おうと思えば仕舞える所まで持ってきた、その後!
「鼻歌○丁………………」
「矢筈○りッ!」
「ぐばぁっ!」
これだ。
これがやりたかったのだ。
やっぱり一回はやってみたくない? これ。
小学生の頃から読んでいたアレに対して憧れを抱くのは、男子なら否定できることではないだろう。
実感の伴わない衝動に任せて行動したものの、何処か空虚な感想を抱く。
こういう趣味を話していたりしたら、中学校生活も少しは変わっていたのだろうか………………
「よいしょ………………で、トロ君、気は済んだー?」
「あぁ、ありがとう。ごめんな、こんなことに付き合わせて」
「それを言うなら私じゃなくてその刀だと思うんだけど」
「あぁ、それもそうか」
すまないな、こんなことに付き合わせて。
そう思いながら、仕舞った刀の鞘を軽く撫でる。
どことなく、刀から妖力を通して「構わない」と返答が来た気がした。
ところで、だ。
「なぁ、この刀のことについて、もっと色々と教えてくれないか。きっとこれから長い付き合いになる」
「………………あれー、私、キミに『抜いてみろ』って言ったけどー、『抜けたらプレゼント』なんて一言も言ってない気がするんだけどなぁー?」
「………………ぁ」
確かにそうだ。
シンミは俺を焚き付けたが、だからと言ってそれをくれるとは、確かに一言も言ってはいなかった。
つまり、俺の勘違い。
ぼしゅう、と頭から湯気が立つような感覚を覚える。
酷くみっともない姿、辛うじて幸運と呼べるのは、この場に居たのが俺とシンミの二人だけ、ということだろうか。
林檎のように赤くなってしまった俺を、下卑た笑みでのぞき込みながら、シンミは続けた。
「ま、抜けた時点でプレゼント、ってのは元から決まってたからー。何の問題もないんだけどねー」
「は」
「うん。まぁトロ君が抜けるとは流石に思ってなかったけどねー。このまま此奴もここで果てるのかー、なんて思ってたところにトロ君が抜いちゃったから、これでもけっこー驚いてんだよー?」
「――――――つまり、別に俺は間違ってはなかった?」
「まぁそうなるね。はやとちりではあったけどー、結果オーライ、って感じー?」
「何だったんだ今のは………………」
「まぁまぁそう言わずにー。私がこの子について知ってることだったらなんでも教えるよー」
そう言ったシンミは、落ち着ける場所に移ろうと言って、あの応接間らしき場所に向かうことになった。
俺は透鳳凰を手に抱えたまま。
帯刀する為のホルダーとか用意した方がいいのだろうか。
歩く勢いですっぽ抜けてしまわないように、気を抜かないようにしながら、廊下を抜けていく。
長くなりそうだからお茶を用意する、と言って抜けていったシンミが視界から抜けていき、開けた襖を潜り抜ける。
――――――意識的じゃないけれど、やたらと抜けるってフレーズを使ってしまったな。
他意はない。
「――――――あれ?」
見ると、ソファに誰か――――――いや、見知らぬ僧が座っている。
かなり派手な色合いと装飾を施した袈裟を身にまとい、ごついサングラスまでかけている。
だがそれでいて、背筋などの姿勢や所作にはかなりの品が垣間見え、かなりの実力者であることがうかがえた。
――――――で、誰?
すると、俺の小さな呟きに反応したのか、派手僧がこちらに気が付いた。
右手で仰いでいた派手な扇子をパシンと閉じ、ソファから立ち上がって右手を差し出してきた。
白い歯を覗かせながらの突然のコミュ強ムーヴに戸惑いつつも、そんな様子はおくびにも出さずに応じる。
………………右手で透鳳凰をもっていたのに右手を出され、持ち替えに少しばかりあたふたしたのは秘密だ。
「やあ。初めまして。こちらへ来るのは初めてかな?」
「え。いや、前にも何回か来てますけど………………」
そもそもこの派手僧が言う『こちら』がこの部屋の事なのか、それともこの神社の敷地の事なのか分らなかったし、前者なのだとしたら一回しか入ったことが無いので嘘を吐いたことになるし、後者だったら『こちら』と言うということはおそらくこの派手僧はここの人で勝手に(シンミの許可があったとはいえ)敷地内で訓練していたことになるし――――――
初対面の人との会話で完全に緊張してしまった俺は、もうすっかり面食らってしまっていた。
しかしここで沈黙して気まずい空気になるのも嫌だ、と、何とか話題を捻りだそうとする。
そういえば昔、本で読んだことがある。
人に好かれる話題の切り出し方は、まずは持ち物や服装を褒めることだと。
「あの、その扇子、なかなかいいですね」
しまった、何を『なかなか』とか言っているんだ俺は。
上から目線な感じになってしまったし、完全に話の流れを無視した切り出し方だったからか、派手僧も扇子を見てキョトンとなっている。
こんなに早くシンミに会いたいと思ったのは初めてだよ………………
俺が消え入りそうになっているとき、派手僧はこちらを向いてにかっと笑った。
「ありがとう。僕もあの扇子は気に入っていまして。特に持ち手にあしらわれたビーズなんて、いいセンスでしょう?」
「あ、はい。確かにお洒落でいいですね………………その、服の胸元の大きな水晶も――――――」
「分かりますか! 貴方、なかなかに筋が良いようですね!」
ずい、と派手僧は顔を近づけてくる。
思わず顔を離したが、不思議といい匂い、落ち着く匂いがして、俺の緊張も弛緩された。
見た目こそ奇っ怪だが、話してみれば意外と良い人そうだった。
見掛け倒しというかなんというか。
「あ、ところであなたの名前は――――――」
「ああ、その前に、あなたその口調、本調子じゃないでしょう?」
「え………………シンミから聞いたんですか?」
「おや、何故そう思ったのですか?」
何故、と問われても。
俺がタメ口をしている相手なんて、この近辺ではシンミとトイ、それにビズくらいしか居ない。
それらの人々の中で、状況的に一番面識がありそうだったのがシンミだった、それだけだ。
たどたどしくそう説明すると、派手僧は目を細め、継続していた握手を解いてそのままその手を上にスライド。
右手の人差し指をぴっと立て、左右に振る。
「残念ですが、そうではありません。目の付け所は中々鋭いですが………………まぁ、これも一つの証拠でしょうか」
「え。証拠?」
「こちらの話です。まぁ、一つの勘のようなもの、と受け取っていただければ結構です」
「はぁ。勘………………?」
釈然とはしないが、初対面の人にそこまで不遜な態度を取るのも気が引ける。
ここはおとなしく引き下がっておくか。
「そう言えば、結局何が言いたかったんですか? 俺、そんなに変ですか?」
「変ですね。僕はキミそのものを知りたいのです」
「はぁ?」
「あ、いいですねその感じ。これからはそれでお願いします」
「………………こんなのでいいのか?」
「はい」
なんだか面倒そうな人だ。
あくまで友人のようなスタンスをとる積もりらしい。
確かに俺からすればこちらの方が楽なので助かるのだが、こちらを見透かされているかの様な感覚が襲う。
第一印象としては、掴みどころのない謎の男、という感じだ。
「ところで、お前の名――――――」
「取り敢えず、腰を掛けては? 立ってばかりでは疲れるでしょうし、左手に抱え直したその刀、今じゃかなり重くなっているのでは?」
「あ、じゃあそうするか………………というか、此方だけこういうのはフェアじゃないだろう」
「? あぁ、僕はこれが素なので気になさらず。僕だけ丁寧でも、貴方が気に病む必要は何処にも有りませんので」
「………………まぁ、だったら良いが」
どうにも居心地の悪さが拭えないが、相手方がそう言うのなら仕方が無い。
再び大人しく引き下がろう。
またも釈然としない表情になっていた俺を見た派手僧は、手でテーブルを挟んでソファの向かいの椅子への着席を促す。
勝手知ったるその様子に、さっきの俺の推理は強ち間違いではないのではないかと思った。
向こうも元々座っていた辺りに腰掛けて、扇子を手に取ってから切り出した。
「本日は、何故こちらに? やはり左手のその《原始怪異》ですか?」
「何か知ってるのか?」
「………………………………質問に質問で答えるものではありませんよ」
あれ、何か地雷踏んだか。
サングラスの向こうの目線が何処にあるのか、急にはかれなくなってしまった。
取り敢えず、この険悪な雰囲気をなんとかしようと口を開けた。
視線は左手の透鳳凰に向け、右手で軽く柄を触った。
「最初はこいつ目的じゃあなかったんだかな。シンミから色々と聞かされて、抜いてみろと言われたから抜いた、という訳だ」
「それで抜けるものなんですか………………? 僕はアレ抜けなかったんですが」
「お前もこいつ抜こうとしたのか………………自分でも何故抜けたかは分からないが、何故かあっさり抜けたんだが」
「えぇ………………?」
明らかに困惑している。
俺、何かやっちゃいました? とかなんとか、あんまり言いたくないのだが。
派手僧は顎に手を当て考え込む。
口をもごもごさせて、次に何を言うべきか迷っているようだった。
「貴方………………」
「取り敢えず、こいつのこと、と言うか《原始怪異》辺りから解説してくれないか? 無知で悪いが、よろしく頼む」
「そうですね、自分の成したことについて正確に把握するのも、大切なことでしょうか………………そこに居るのでしょう? シンミさん。そろそろ緑茶が冷めてしまいませんか?」
「………………うぇー、お師匠気づいてたのー? 言ってよー人が悪いー」
「あれ、シンミ居たのか?」
「………………お師匠に比べて、トロ君はまだまだ鍛えなきゃいけないみたいだねー?」
「あ、なんかすまん」
襖の向こうからシンミが現れ、三人分の湯呑を載せた盆をテーブルに載せた。
そしてそのままの流れで派手僧の隣に座る。
人数分の湯呑があるあたり、元からこの来訪は予定内だったのだろう。
シンミも派手僧も、何故俺を騙そうとするのか。
もしかして、俺は何かやらかしてしまったのだろうか。
………………というか、元々ソファの真ん中に座っていた派手僧が、シンミが来たことで彼女が座れるようにちょっと移動したイケメンムーヴを、俺は見逃さなかったぞ。
なんだ、只のイケメンか。
「えーっとー………………トロ君は初めてかなー? こちら、私の師匠。ここの神主やってるんだけどー、出張調査とかが多いからー、なかなか帰ってこないんだよねー。こっちはトロ君――――――って、ししょーにはいろいろもう話してあったっけー?」
「ええ。先日の活躍もですね。ええと、どうも。シンミさんの師匠をさせていただいております。世界中に散らばる怪異――――――うちの国では妖怪と呼ばれる類ですね、それらの出現と展開の起源について迫りたいと思っています」
「おぉ。研究者だったんだな」
「一応は。実地調査、フィールドワークばかりで、白衣に袖を通すのはあまり好きではないのですがね」
「それでもすごいだろ、それ。フットワークの軽さは人生で大事な事だろ。少なくともこの俺はそう定義してるぞ」
「ははは。お褒めに預かり光栄です。褒められても、出せるものは握手の為の右手しかありませんよ?」
そう言いながら、派手僧は再び手を差し出して、握手を求めてきた。
改めてよろしく、そういうことだろう。
迷わずその手を取って上下に軽く振る。
さっきは緊張していて気が付かなかったが、俺とそう変わらない身長、体格の割には手のひらはごつごつしていた。
「でー。トロ君が抜いちゃった透鳳凰だけどー。師匠はー、そーゆー《原始怪異》の調査を主にしてるからー、何か役に立てるかもよー?」
「あぁ。差し当たってはまず、その《原始怪異》ってなんなのか説明してくれ」
そう言った途端、派手僧は手のひらで俺を示し、シンミに目配せをする。
どことなく落胆、呆れが感じられるその目配せに、シンミは肩をすくめて反応した。
なんだ、そんなに俺はおかしいのか。
派手僧は手のひらを合わせ、話を始めた。
「分かりました………………いいですか、これからする話は、ほとんどの妖怪が遺伝子レベルで知っていることだと思ってください。まずトロンさんは、妖怪と呼ばれる存在が何処から来たのか、について考えたことはありますか?」
「いや、特には」
「では、今からそれについて考えましょうか。妖怪、というものの最大の特徴は、何だと思いますか?」
「妖怪の特徴?」
一口に妖怪、と言っても色々あるのだが。
俺のように、見た目から明らかに人外なものもいれば、シンミのように一見普通の人と変わらないヤツもいる。
リシャール君やナサニエルも妖怪だったのだと仮定すれば、彼らは明らかに人ではないものだった――――――ヒトを素体にして人でない何かを目指されている、そんな感じだった。
だからこそ、それら妖怪全ての共通点と言えば。
「妖術が使える、ことか?」
「ええ、そうです。妖怪は各々種類に違いこそあれ、一般に妖術と呼ばれる特殊能力を駆使します」
派手僧は、「これは外国文化のモンスターやキョンシー、ドラゴンなども同じですが」と付け加える。
俺はまだ外国のそういうやつらに会ったことは無いので想像になるが、火を吐いたり空を飛んだりするものもいるのだろうか。
――――――あれ? 最初にこっちに来るとき、イザナミからは「モンスターはいない」って聞かされたんだが。
あれは嘘だったのか?
どこからか、ギクリ、というオノマトペが見えた気がしたが、気のせいとして振り払い、目の前の会話に集中する。
「そーいやー、まだトロ君はそーゆーのに会ったことなかったねー。今度〈妖技場〉で親善試合あるからー、見に行ってみればー?」
「そうだったのですか。見学も自分の力量を測る大事な機会ですからね、私からもおすすめします――――――さて、妖怪は皆妖術が使える、というのは、世界中での共通認識です。勿論〈術使い〉のような人々もいますが、彼等と妖怪とは決定的な違いがあるので、今は置いておきましょう。ここで、一つ聞きたいのですが」
「? なんだ?」
「ずばり。妖怪は人間の一種だと思いますか? ああ、倫理的、哲学的な話でなく、純粋に体のつくりなどの生物学的な見地からお願いします」
「――――――」
少しばかり考える。
話の流れ上、人間と妖怪とは――――――
「違う生き物、なんじゃないのか? 少なくとも俺は、違う種族だと思ってる」
「そうですか………………ところで、数十年近く前に、その手の妖術が得意な妖怪が人間と妖怪の解剖をした、という話は知っていま――――――せんよね、そうですよね」
「御多分に漏れず申し訳ねえな」
「いえ――――――で、ですね。その解剖結果によりますと、人間と妖怪には、生物学上ではほとんど違いはないらしいんです」
「――――――まじか」
結構な予想外。
どう考えたって、俺等と彼等とじゃ、体のつくりが違うと思うのだが。
「人間にも妖怪と同様、パイプと呼ばれる部分とタンクと呼ばれる部分は存在したそうです。この結果から、ゲートは妖怪特有であることが分かり、そこ基準に妖怪か人間かを判断することになりました。ということは、人間と妖怪は元々は同じだった、と考えられませんか?」
「確かに………………」
「歴史上の文献を探ってみても、明確にその記述はありませんが、恐らくこれは当たっている、というのが有識者たちの見解です。僕もそう思います――――――ですが、ここで一つ、面倒な事態が起きます」
「………………なんだ?」
「今では《原始怪異》の一つと見做される界穴樹の葉を解析した結果です。まぁありていに言えば、それは人類にとって未知の成分で構成されていました。要するに人間でも妖怪でもない――――――勿論普通の樹木のそれでもなかったわけですね」
「はぁー………………」
なんだかよく分からない話になってきた。
隣のシンミは優雅に湯呑を啜っている。
もうとっくに分かっている話なのだろう、全く注意を向けていなかった。
………………一回通り聞いてもよくわからなかったら、もう一度質問しよう。
<>(^・.・^)<ヒロアカ見に行ってきました
<>(^・.・^)<ネタバレを避けるためにあまり言えませんが、しいて言うなれば
<>(^・.・^)<「これ只の最終回じゃねぇか!?」って感じでした。
<>(^・.・^)<地味に障子くんがめちゃめちゃヒーローしてて惚れた
<>(^・.・^)<あと、本当にどうでもいい話ですが
<>(^・.・^)<まるちゃんの担任の戸川先生の奥さん、めちゃめちゃ美人で可愛くてびびってしまった