鉄対盾
約2か月振りの更新です・・・
学生最後の一年……やることが多すぎる
「ランス!、最優先命令だ長期距離通信の確立を急げ」
サー・ジェンキンス・・・【隊長】が言った
「分かってますけど・・・あいつら早い!」
ランス・・・スーツの男が言った
既に迷宮入り口から離れたが、『古今東西』が集結しつつあり、ランス達はまともに通信装置を組み立て、通信を確立させることが出来ていなかった。
「クッソ、このまま食堂に行けば、確実に乱闘。通信どころじゃない、ロッキー、命令だここで死んでくれ」
ジェンキンスが『アイアン』に向けて言った
「・・・・・・・・わかった」
ロッキーが立ち止まり、皆を見送った。そしてすぐ後ろから奴らが迫ってくる。
「ココを通りたければ、オレを殺せ!!!」
ロッキーが片手に重厚な盾、重そうなナタで武装しながら道を塞いだ。
通ろうと思えば通れるが、ロッキーがそれを許すはずはない。
「・・・・クソとりあえず、足止めだ。
西陣!あいつの注意を引け!我々は横から突破する!」
【古今東西】の副官である、東条が既に指揮を取っていた。この場においては、学校内の官職より古今東西で指揮能力の高い者が指揮を取るのは自明の理なのだ
【古今東西】の主要なメンバーまだ集結中だったが西陣と東条は近くに居たため、いつでも戦闘できるが、いかんせん場所が最悪だった。
細い一本道に構える、タンク系と思われる敵能力者
それは東条の能力「分析者」を使わずとも解る事だった。
一方自軍戦力は「防衛人」の西陣と非戦闘系能力の「分析者」
すぐに砂雪が来るだろうが、遅いし彼女も決して戦闘系ではなく、サポート系の幻惑者
3人同時に切り掛かっても殺すこと所が、傷を負わせるのも難しいだろう
ならば最も合理的且つ、敵を見失なわれずに済むのは1人が、敵の注意を引きその他の隊員で突破を試みるという事だ
幸いにも適任者が居る
「了...解」
西陣が踏ん張りながらも了承し、敵の前に立ち塞がった
西陣が腕の死角から折りたたみ式の簡易的な盾で、アイアンが持つ、重厚で隙のない全身盾にタックルを仕掛けた
もちろん、この程度の攻撃で怯むようなタンクはいない、鉄と鉄が激しい金属音を廊下中に響きかせた
「ック……やはり硬い」
西陣が吐露する
「……重い」
アイアンが呟く
その隙に、東条と到着した連夜が横を通り抜けようと走る
「……させるか」
アイアンが力の押し合いを強引に切り上げ、東条達にタックルを仕掛けた
「お前の相手は俺だ!」
西陣が割り込む形で東条達の間に入り込んだ
「…………1人でやる気か」
アイアンが日本語で呟いた
「あぁお前の相手は俺1人で十分だからな」
西陣が答えた
「お前を嬲り殺して、後から挟むとしよう」
アイアンが低い声で呟き、一度距離を取った
「東条!早く行け!」
西陣が叫んだ
「言われなくてもそうする!!」
負けじと、東条も叫んだ
東条達が横を抜け、そこには静寂の廊下に佇む2人の大男が居た
「早く終わらせよう」
西陣が言った
「タンクのプライドを賭けてお前を殺す」
アイアンが言った
今ここに最高峰のタンク同士の戦闘が幕を開ける
盾同士、受け身同士の戦いはどうしても見てて楽しい物ではない。
互いに互いを殺せるような武器は己の力による圧殺。決して見栄えはしない。
しかし、ここを守れないようなタンクは此処にはいない。
一本道、人二人がすれ違えるほどの幅しかない廊下には、二人の大男が向かい合うように、ただ立っている
傍から見れば、異様な空間だがこの異常事態誰もが近づけない。
達人の間合いというべきだろうか、二人の距離は等距離で一歩で先に歩いたほうが不利になる
それは戦闘全てにおいて言える。
能力者同士の戦闘は、基本情報がイーブンの状態なら先に動き、情報を与えた方から負けるそれが今までの戦闘の基本で常識だった
「攻撃は、防御の5倍の兵力を用意せよ」
こういう言葉がある程、防御は有利になる能力者はより一層その差が明確に浮き上がった
それらをこの二人は熟知している、だが時間は片方にしか味方しない
西陣は、早急に敵を排除し合流しなければいけない
アイアンは敵を出来るだけ引きつけ、味方が通信装置を組み立て、この城の情報を本国に送れば勝ちなのだ
一見すれば、西陣からしてみれば不利すぎる状況だ、敵は同タイプのタンク、どちらが能力者として優劣は無いに等しい。
時間だけがアイアンに味方し、時間は無情にも西陣を殺しにくる
ここで希望の光、絶望の増援が来る。
生徒たちだ。
更新日は不明ですが、夏休み入れば息抜きの時に書くので、もしかしたら上がるかもしれません。そこで上がらなかったら冬まで待ってください。冬になれば大方すべてが終わっているので
そこまではここまで読んでくださってる皆様にお願い致します
過去の投稿作品を読み返し、誤字脱字や日本語としておかしい箇所をコメントに残して頂けると、訂正することが可能です。もちろん自分の目で確認はしてますが、漏れている可能性があるのでお願いいたします
「誤字」と打つだけでも構いません
それではまた次回お会いしましょう
次回「生徒」




