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【設定グダグダで新規に書き直します】レディース総長の異世界放浪記 気に入らねー奴は、とりあえず〆る  作者: 遊々じーじ
第三章 総長伊月、ユグドラシル領の富国強兵計画【絶対無敵の神撃国家を建国だ!】
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幕間023 やっぱりイツキちゃんは私達を導く女神様!(後編)

<リンダお祖母様サイド>


「しかしだ!その表情が気に入ったので、もう少しレベルを上げてもいいだろう」

いえいえ、流石に其処までしていただいては、てか、もうお腹いっぱいです!


私達の心の声をガン無視して「イツキ様から習った【無慈悲な暴威】だ・・・いい練習相手が出来て嬉しいぞ」


「あなたが試したいだけでしょ!?」イザベル、私もそれには全面同意するわ。

ウェンディの右手には高温の炎。左手には低温の水?水なのに冷気が立ち上っている。尻尾には雷を纏っている。


「全属性のブレスを見たイツキ様がな『それだけの魔法制御をブレスだけに使うのはもったいない』と言われて、一緒に考えてくれた技なのだ」と誇らしげに言うと、一瞬で姿が消えた。


「!?たんきょ」いきなり頭上から、ウェンディの熱々の右手が落ちてきた。短距離転移で移動してきたようで、察知したカレンの掛け声も間に合わない。


「「「きゃー!」」」「おわー!?」「くっ!?」

ウェンディの右手に弾かれるように、障壁を操作して逃げ延びたけど・・・右手の火力がもっと高かったら危なかった。

「安心しろ、私もまだ慣れていない。修行中だ。死ぬことはないだろう、たぶんな」・・・全く安心出来ませんわ。


「ウェンディ、いつの間に短距離転移を覚えたの?」とイザベルが聞く。

「うむ、お前に身の危険が降りかかる前に対応出来るようにと、イツキ様に教わったのだ」

「ウェンディ・・・ありがとね!」・・・そうよね、パートナーってこういうことだわ。お互いを思いやって、それぞれが切磋琢磨して成長するの。


私もセレンと・・・

「それなのに・・・だ!お前はあの駄犬とばかり・・・あのだらし無い顔・・・許さん!許さんぞ〜!!!」

・・・火に油を注いだようね、イザベル。ウェンディの攻撃レベルが上がりそうだわ。


「私の弱点は、この巨体で動きが遅いことだ。ならば瞬時に移動出来ればいい。イツキ様の指摘は的確だ」

そして、瞬間移動からの巨体を活かした圧倒的な攻撃力。しかも、魔法まで補強された攻撃なのだ。まさに暴威!本人が修行中と言っているように、まだ魔法の制御は甘いようで助かっているが・・・しっかり魔法制御が出来たら、その一撃が広範囲の範囲攻撃になるだろう。まさに無慈悲な攻撃だ。


しかし、イツキちゃんは容赦がないですわ。一生懸命強くなろうとしても、取り敢えずの目標であるウェンディが、さらに強くなっていくのだもの。まったく先が見えない、というのも苦しいものですわね。


更なる猛威に意識が飛びそうになっていると『お〜い、ウェンディ!予定変更だ!こいつも加えてお祭りだ!』とイツキちゃんの声が聞こえ、攻撃が途絶えた。

正直、助かった〜という感じで、床にへたり込んでしまいました。


イツキちゃんが放り投げたのは、えっ!?セレン!セレンはなんと雷に姿を変えて、ウェンディの脇をすり抜けて私の方に来ようとしていたが、ウェンディに捕まっていた。

セレン・・・強者の脇をすり抜けようとするなんて、と呆れてしまった。しかし、私の魔力って雷属性だったのね!基本が四属性で、それ以外の属性は珍しいのだ。私はそんなことも知らなかったんだわ。


ウェンディは、私の近くにセレンを放り投げた。

そしてイツキちゃんが「駄犬!お祖母様達が散りゆく姿を、そこで眺めているといい」と言い、白い球体をこちらに向けて投擲した。

「うわ!?あれはまずいぞ!」ロベルタとイザベルが障壁を張るが、紙のように破られて爆発、私達は上空に跳ね飛ばされる。

・・・ただ、体がしびれて動かないが、痛みはなく逆に回復した。それに何故か無意味に赤い液体が飛び散った。

落下の衝撃を緩和して、無理やり体を起こして確認すると、イツキちゃんの手から白い霧のようなものが漂っていた。あれは?


「神聖魔法の究極が一【真白ましろ】!」


えっ!?イツキちゃん、私達を消すつもり!?いや、そんな事ないわね・・・予想通り、私達の周りに透明の膜が張られただけで終わった。

その後、セレンを煽るような感じのイツキちゃんに、それに過剰に反応するセレン。どうやらセレンには私達が見えていないようだ。あ〜ん!音が聞こえないのがもどかしいわ!


そして、セレンは雷属性の力を発し始めた。セレンってあんな力が!?と驚いた。更には2m程のサイズの狼に変貌したのだ!

セレン、すごい!・・・私は、本当に愚かだった。セレンが無事だったら、これからは二人三脚で一緒に頑張っていきたいと思う。

しかし、ボロボロにされたセレンを見ると、胸が締め付けられる・・・イツキちゃん!もうやめて!これから二人で頑張るから!私にセレンを戻して!お願いよ!と号泣する。


セレンが倒れる間際に、氣功砲を出したのには驚いたが、倒れ込むセレンをイツキちゃんが抱き寄せたことで安堵した。

・・・しかし、イツキちゃん。さっきの恐ろしい顔と、今の天使のような顔、切り替えが凄いわね・・・成長したら男どもを振り回す悪女になりそうね。と変な心配をしていた。


そして開放された私に、同じく解放されたセレンが走り寄って来る、早い!しかもあの巨体、無事に受け止められるかしら?

変な不安もあったが、セレンを無事に受け止めることが出来た・・・その後のロベルタ達の状況は割愛しますわ。


涙で頬を濡らしながら「さあ!セレン!私と一緒に最強を目指しましょう!」「わふ!」


えっ!?セレン?・・・きれいなめかみさま?が一番!?めかみさまの為に強くなる!?

めかみさまって、女神様?それ、イツキちゃんの事だよね?「わふ!」

・・・セレン、あなたは私の魔力なのよ!?それはないでしょーーーーーーーーーー!?!?!?



やっぱりイツキちゃんは私達を導く女神様だ!・・・でも、セレンは絶対に渡さないんだからね!



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