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Close Memory  作者: 結城コウ
43/220

7話-7

-バキィンッ-


余りにも強い衝撃で、カップは砕け


四散した



俺は余りにも突然の出来事に対応出来ず


(そのカップ…お前のお気に入りじゃなかったのか…?)


なんて、的外れな事を考えていた


「…ハァ…ハァ…」


璃乃は俯いたまま、動かなかった


カップを殴り潰したような形になり


破片は大して、散らばらなかったが


璃乃の右手は血まみれになっていた


『…璃……乃……?』


「嘘つき」


『璃乃…』


「琥烏の嘘つき

嘘つき嘘つき嘘つきッ!!」



俺はそこでやっと平静を取り戻した


『手…血まみれになったじゃないか

…救急箱は…』


たまたま、救急箱は和室にあった


『手、見せてみろ

破片が入ってないか?』


「…来ないで」


『…嘘つきでもほら吹きでも、何でもいいから手を見せろ』


「いい!

自分でやる!」


『いいから、見せろ!!』


俺は無理矢理、璃乃の手を引っ張った


「…ばか

琥烏のばかばかばか!」


俺は聞こえないフリをして手を見た

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