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Close Memory  作者: 結城コウ
41/220

7話-5

『別に…そんな事無ぇよ…』


確かに疎ましく思ってるかも知れない


でも、嫌ってるつもりは無いはずだ


「…嘘つき」


璃乃はカップに口をつけた


『嘘じゃない』


璃乃はカップに口をつけたまま俺を見た


そして一呼吸置いて、


カップを離した


そして、カップを置く


ゆっくりとした動作で勿体振っているようだった


「…じゃあ、好き?」


『え…?』


「あたしの事、好き?」


『それは…』


「ああ、そうか

…好きでも嫌いでもない

要するにあたしの事なんて、どうだっていいのね」


『…そんな事…ない』


「…じゃあ、好き?」


『あ、ああ』


「そう」



璃乃は火燵から乗り出して向かいの俺に近付いた



「じゃあ…キスして」


『……は?』


「キスして、

兄妹でしょ?恥ずかしがる事じゃないでしょ?」


『何…言ってんだよ

兄妹だから、駄目なんだろう?』


「…やっぱり、あたしの事、好きじゃないんだね」



璃乃は乗り出した姿勢を戻した

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