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貴国は我々の伝統ある

国土を不当に占拠している

早急に全領土を割譲せよ


貴国が強情にも全領土を割譲せぬ場合

我が国は貴国に宣戦を布告する







「陛下!来ました!

 事実上の最後通牒です!」


「来たか・・・・」


ついに来てしまった・・・

もう少し時間があれば


いや できることはやった

あとは神にまかせるのみ


幸い敵の正面戦力は少数のようだ


初戦はどうにか・・・・



「反抗準備をしながら防衛を

 あとの防衛指揮は現場にまかせる

 

 敵の攻撃が止まれば

 反撃をする

 

 いつでも反撃できるよう

 準備しておいてくれ」



「はい

 すでに伝えております」


「そうか

 軍事は頼んだぞ


 私は国民に伝えてくる」


「よろしくお願いします」



大変だ・・・・





「諸君・・・国民諸君!

 私を信じてくれている臣民に告ぐ!


 今 さっき ある国から

 我が国としては非常に不本意な

 紙切れが来た


 諸君もわかっているだろう」


目の前の臣民たちが少しざわめく


「かの国は我が国に国土の割譲を命じてきた」


だが 臣民は動揺しない

私が何を言うか わかりきっているからだろう


はっきりとした意志を持った目をこちらに向けてくる


「諸君らが望むのは何か・・・

 降伏か?」


私はそう問いかける

ここでそうだと行ってくれれば私は楽になれるが


「違います!!」


一人の国民がそう言う

すると 抑えきれなくなった波が押し寄せ


人の理性が決壊する


ほぼ全ての若い国民が

『違います』と

『戦争だ』と


私に訴えかけてくる

私は期待に応えなければならない

私は国王だ 義務がある

国民を統率し意見を汲み取る義務が


「そうだ!

 諸君らの望むのは戦争だ!


 だが 相手は大国!

 我らが 手を取り助け合い

 一枚岩にならねば!

 諸君らの力を貸してくれ!」


私がそう言うと彼らは力強く言った


『戦争だ!戦争だ!』


「戦争を!

 一心不乱の大戦争を!

 圧倒的で!卑劣で!

 想像を超える全面的で徹底的な総力戦を

 諸君らは望むのか!?」


『はい!戦争を!

 一心不乱の大戦争を!』


臣民がプロパガンダかのように

仕組まれたかのように

一斉に同じ言葉を叫ぶ


「ならば!

 奴らに思い出させてやれ!ーーーー」





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜デウリア帝国〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「諸君

 今回 我が国はデレン王国に最後通牒を発した

 そしてかの国は徹底抗戦をするつもりのようだ


 我が国は危機に瀕している

 我が国の周りには強国がひしめき

 自国の利益を最大限にしようと努力している


 我々は奴らに負けてはいけないという

 強い思いで軍拡競争に参入した


 事実 我々は勝利への第一歩として

 技術の優位性を確保している


 我々は20年前の敗戦から立ち上がり

 列強の地位を盤石にしなければならない!


 諸君ら軍人に告ぐ!


 我々は弱者か!?

 我々は愚か者か!?

 我々は馬鹿にされ続けるのか!?」



『否!』


「そうだ!

 否だ!!


 我々は初めの勝利の一歩として!

 かの国家を踏み潰す!!ーーーー




私は止まらない

この国家の成長のように

国民の期待を受ける皇帝として

止まるわけにはいかない


この軍拡競争は

ただでは終わらない


確実に実戦で使われるだろう


単純で

そして 最も愚かな

国家をかけた軍事力のぶつかり合いだ



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




『奴らに我々の軍靴の音を!

 勝利と敗北の軍靴の音を!!

 思い出させてやれ!!!』
















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