↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
断罪令嬢、現代に転生す 〜恋愛フラグをへし折るJKライフ〜  悪役令嬢は二度と王子に騙されない!  作者: 南蛇井


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
80/113

第11話:選択の罠 シーン4:崩壊 ― 終焉のトリガー

《#Loop: Reaching Terminal Phase》

《#Judgment Tree: Fully Unlocked》


無機質な音声が、虚空全体に反響した。


次の瞬間、世界が――軋んだ。


白一色の空間が波打つように揺れ、床に赤い亀裂が走る。

その裂け目から、燃えるような光のコードが噴き出し、空間を貫いていく。


音のない悲鳴。

まるで“現実そのもの”が崩壊していくかのように、世界は微細な断片へと砕け散っていった。


リリアの足元から、コードの鎖が這い上がる。

冷たく、重く、そして――痛いほどに“懐かしい”。

それは、彼女がかつて他者を縛った“愛の罰則コード”の再現だった。


リリア(苦痛の声):「いや……もう繰り返したくない……!

何度も、同じ終わりなんて……!」


鎖が彼女の手足を絡め取り、逃げ道を塞ぐ。

動こうとするたび、鎖は皮膚を裂くような光を放ち、悲鳴を吸い込む。


《#System_Stability: Critical Error》

《#Safety Protocol: Disabled》


リリアの瞳に、赤い光が差し込む。

瞳孔が震え、脳内を走る情報の奔流が視界を白く塗りつぶした。


――その瞬間、記憶が“逆流”する。


アレンの最期の笑顔。

ユウが庇って消えた瞬間。

ルカが自壊した光。

レオが崩壊の中で見せた、あの歪んだ微笑。


全部――リリアが見てきた。

いや、“作り出してきた”もの。


《#Memory Injection: 100%》

《#Emotional Buffer: Overflow Detected》


頭の中で、記憶が爆ぜた。

感情が過熱し、痛みが物理的な熱となって体内を駆け巡る。

脳が焼けるような錯覚の中で、リリアは息を荒げ、叫んだ。


リリア(悲鳴):「私が……全部……! この“終わり”を作ってたの!?」


鎖が強く締まり、ひび割れた床が崩落する。

虚空の奥から、アマリエの残響が囁く。


アマリエ(声だけ):「ようやく、すべてを思い出したのね。

愛を罰したのは、あなた自身。

――さあ、“創造者”よ。再び、選びなさい。」


リリアの瞳が、赤い光に覆われる。

その中心で、かすかに涙の粒が輝いた。


それは、無数のループを超えてもなお消えなかった、

たったひとつの“人間の感情”――哀しみ。


《#Override Trigger: Emotion Detected》

《#System: Unstable Transition》


空間が再び震える。

光が反転し、リリアの身体を包み込むように爆発する。


そして――


世界が、真っ白に染まった。


BGM提案:「Loop_Overdrive」


序盤:ノイズ混じりの低周波、断続的な心拍音。


中盤:電子的な悲鳴と金属音がリズムとして組み合わさる。


終盤:音圧が崩壊し、全てがフェードアウト――最後に、一瞬だけ“リリアの息”が聞こえる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。