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死んでから冒険  作者: トカゲ
クラウン渓谷編
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84/92

クラウン狩り3+

約一週間ぶりだけどあいかわらず短いよ。

この一週間は本当に死んだようにバイトしかしてなかったよ。


コンビニバイトは人間の嫌な部分が沢山見えるよね。


実は今回のやつ、後から書き足してます。

次話を書いていたら普通に短くなったのでこっちに持ってきました。

おいちゃん、最後の400文字ちょっと書き足したんやで。


「うぉ!?あぶねぇ!!」


俺の頭スレスレをゴブリンクラウンの大剣が通りすぎて行く。

当たれば即死の攻撃だ。かするだけで寿命が縮む気分になる。


俺とゴブリンクラウンは肌と肌が合わさる程に近い距離で戦っている。

本当はこんな距離で戦いたくなんかない。

でもリンにこんな役目を与えるわけにはいかない。他に仲間はいない。


だったら俺がやるしかない。やるしかないんだ。


何度目だろうか。俺の蹴りがゴブリンクラウンのスネに当たる。俗に言う弁慶の泣き所ってやつだ。

ゴブリンクラウンは少し怯むが、それだけだった。

やっぱり剣とかで傷を負わせないと直ぐには効果はでないか。


リンの矢も当たってはいるもののそこまでのダメージはないみたいだ。

なんとも不公平なステータス差である。

これでは鎧を着ているゴブリンクラウンと戦う時なんてどうすればいいのか分かったもんじゃない。鎧なんか着られたら殴ってもダメージ通らないし、矢の効果も低下してしまう。


だからこれが今の俺達の実力。

相手が一番弱い時を狙って戦いを挑んでもこれが精一杯、それが今の俺達。


「仕方ないか・・」


俺はもしもの為に道具袋に入れていた短剣を取り出す。

この【ゴブリン突撃隊の短剣】はゴブリン達をリンチにしていた時に出た短剣だ。

正直使うつもりは無かったからアウロラに帰ったらグランさんに売ろうと思っていたんだけど、意外な所で役に立つもんだ。


短剣なんて今も昔も使った事がない。

刃物を使った事なんて料理の時位しかない俺にこれを使いこなせるかといったらあれだけど、殴り続けるよりは幾分かマシだろう。

俺は短剣を装備してゴブリンクラウンを攻撃する。


スパン


意外と切れ味のいいゴブリン突撃隊の短剣に少し驚いた。

本当に切れ味がいい。短剣だから傷は浅いけど、それでもパックリと切れた傷口からはダラダラと血が流れている。

初めての目に見えるダメージだ。これならいける!

俺は短剣を構え直してゴブリンクラウンへの攻撃を再開しする。

ゴブリン突撃隊の短剣を装備してからの戦闘は一方的だった。

ゴブリンクラウンの攻撃は強力だけど単調なものが多い。だから避ける事はそこまで難しくないんだ。

問題だったのはダメージが殆ど通る事のないゴブリンクラウンの強力な防御力だけだ。

だから短剣を装備して攻撃が通るようになった今ではもう強力な攻撃を繰り出すゴブリンでしかない。

何回目かの攻撃が通り、ゴブリンクラウンが膝をついた。


恨みの籠もった目で俺とリンをみている。

あと少しだ。あと少しで倒す事ができる。俺ははやる気持ちを抑えて慎重に攻撃を続ける。


一回斬りつけては離れ一回斬りつけては離れ・・・

ゴブリンクラウンが膝をついてから10分位かけてゴブリンクラウンを斬り続けた。

なんていうか卑怯というかチキンな感じがするけど、まぁ死にたくないしね。しょうがないよね。

そんな感じでゴブリンクラウンを倒す事が出来た。

ようやくアウロラに帰れる。この短剣は持ち武器にしておこうそうしよう。




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