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死んでから冒険  作者: トカゲ
クラウン渓谷編
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81/92

ゴブリンとドラゴン

ドラゴンズドグマ買いました。


作ったキャラがイマイチになったのが辛い。


「いやー、怖かったなぁ。」

「無事に逃げられてよかったですね。あんなの相手じゃ瞬殺されちゃいますよ。」


ゴブリン達が運んでいた鉱石はミスリルドラゴンの食事だったんだろう。

なんとも豪勢な食事だ。というか、なんでゴブリン達はミスリルドラゴンにご飯なんて運んでいるんだろう?

接点はなんだ?ゴブリン達の得はなんだ?

この世界はゲームみたいなものだけど、俺みたいに死んでこっちに来た奴ら以外・・NPCにもちゃんと意志はある。

それはリンを見ても分かる事だ。脳の構造を完璧に把握している今の技術があれば人格を0から作る事も可能だ。

しかもこの世界のNPCは赤ん坊の状態からスタートする。俺等と何も変わらないんだ。

どんなモンスターにも自分の考えを持って動いている。


ゴブリン達も同じ。そもそもこの世界にはストーリーなんか無いんだから。

だからゴブリン達はあのミスリルドラゴンと何かの利害が一致していてミスリルを運んでいると考えられる。


「どうしたんですかガンツさん?」

「いや、なんでゴブリン達は高価なミスリルを運んでるのかな、って思ってさ。だってそうだろ?種族も違うしさ。」

「あぁ、それですか。それなら簡単な事ですよ。」


リンは俺の疑問の答えを知っているみたいだった。

当然のように言葉を続ける。


「ゴブリンやオークとかは強い奴がえらいって考えなんですよ。それでモンスターの中で一番強い種族はドラゴンなんです。

だからゴブリン達にとってドラゴンは神様も同然なんですよ。しかもドラゴンの中でも最高位であるミスリルドラゴン・・・多分ミスリルドラゴンが命令すれば自らをエサとする事すら迷わないでしょうね。」

「そっか、人間達を襲う為の助っ人とかにするつもりじゃないなら別にいいかな。」

「あはは、ドラゴンが人間を襲う気になったら後悔する暇もないですって。」


・・・そんなに強いのか、ドラゴン。乾いた笑いしか出ないなぁ。



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