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死んでから冒険  作者: トカゲ
アウロラ観光編
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服選び

ピンクなお店【セクシー☆パラダイス】の内装はいたって普通・・っていうかちょっと上品な感じの内装だった。

置いてある服も色々な種類のものがあって、スキル別に分けられている。

スキル無しの服やバットステータスが付加された服なんかも値段を安くして売られていた。


俺からみてもオシャレな感じの服が一杯だ。男物がないのが残念でならない。

俺もオシャレすればモテるかもしれへん!とか思ってしまうが、そんなことは無いかと思いなおした。

世の中はそんなに甘くないもんな。


そんな俺を他所にリンは目を輝かせて服を見て回りだした。

あれもいい、これも捨てがたいとキョロキョロしている。


店を見回してみると、店員なのかガードマンなのか3mくらいのムキムキしたオッサンがピンクのエプロンをしてカウンターに座っているのが見えた。

ピンクのエプロンが悪い意味で似合っているオッサンは俺達に気付いてニッコリと笑うが、仕事中なのかカウンターからは離れる事はないみたいだ。

しかし店員はムキムキなオッサンしかいないみたいだが、この店は大丈夫なのか?

なんか偏見かもしれないがこういう女性物を扱っている店って女性の店員がいてアドバイスとかしたりするんじゃないのか?

いや、そんな店ばかりじゃないだろうが、あんなムキムキなオッサンしかいない店は異常なんじゃないか?

だってあのオッサン、リーゼントで青髭で顎が二つに割れてるんだぜ?

ここじゃなくてもっと・・・ほら、酒場とか傭兵所とかにいるのが似合ってるんだぜ?

なんでピンクのエプロンしてカウンターに座ってるんだよ。会計しずらいじゃないか。


「ガンツさん!こっちの緑のとピンクのやつならどっちが似合うと思います?」


俺がオッサンを観察しているとリンが服を二つ持ってきた。なんかフリルがいっぱいついてる。可愛いんだがそれ位しか俺には感想が思いつかない。


どうやらリンは服の色で悩んでいるようだった。

正直に言うと俺には服のセンスがない。服の種類すらいまいち分からないレベルだ。

安ければよし!の信条で生きてきた俺にとってこの二択はかなりの難易度だと言える。


しかしここはどちらかを選択しなければならないのだろう。


「そうだなぁ、リンには緑のほうが似合うと思うよ。でもピンクの方も良い感じだし纏めて買っちゃおうか。」


よし、なんとか当たり障りのない感じの返答ができた。

どっちも同じにしか見えないとか言わなくて良かった!


「え?いいんですか?」

「まぁ、ユウヤミさんが言うにはこの店、今日だけ全部半額になるらしいから別にいいよ。」

「あ、ありがとうございます。」


リンは嬉しそうに服を抱きしめた。


「スキル付きじゃないやつならまだ2着くらいなら大丈夫だから選んできなよ。」


実はクラウスさんからムドウフを出る前に7000程のお金を貰っている。

それを使えばそれくらいは買えるだろう。

宿代や飯代に充ててくれと言われて渡された物だがそこまでお金に困っても居ないし、必要な物を買うんだから別に良いだろう。


リンはそれから30分程かけて服を選び、俺とリンは会計をするためにムキムキなオッサンの元に向かって行った。


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