顔見せ
なんかパソコンの調子悪いです。
壊れても買う金ないから壊れない事を祈るしかない。
もう3年くらい使ってるし寿命かなぁ・・・
「ちょっとガンツ君!あんた何こんな可愛い子誘拐してるのよ!私にちょうだい!!」
「ちょっ、え?ええっ!?ガンツさん助けて!?」
俺は今、ミラさんにリンを紹介しに冒険者ギルドに来ていた。
リンと一緒に休憩中のミラさんの所に挨拶に向かうと、突然ミラさんがリンを抱きかかえて離さなくなり今にいたる。
リンはいきなりミラさんに抱きつかれて顔を真っ赤にしながらあわあわしている。
「ミラさん、人聞きが悪いですよ。その子はリンっていう俺の仲間です。」
「まじで!?誘拐じゃないの?」
「はい。ってか、なんで誘拐なんですか。俺そんな風に思われてました?」
「いや、でもこの子NPCだよね?ダークエルフみたいだし。」
俺達プレイヤーがこの世界で選択できる種族はヒューマン、ドワーフ、エルフの3種族のみだ。だからミラさんもリンがNPCだって分かったんだろう。
「NPCはよっぽど仲良くならないと一緒に行動なんてしないし、ましてや彼女は女の子だよ?冒険なんて親が許さないでしょ?」
「私はハーフエルフです!それに私の父さんはそんなに理解が無い人じゃないです!」
「うわ、何この子マジ可愛い!ちょっと撫でて良い!?」
リンがミラさんの言葉に頬を膨らませて反論したが、それもまた可愛らしくミラさんの心を動かしたらしい。
ミラさんはリンに頬ずりをして離さない。ちょっとリンが可哀そうに思えてきた程だ。
「ミラさん、そろそろ離してやってください。リンがグッタリしてきてるんで。」
「ん?しょうがないなぁ。」
ミラさんは渋々と言った感じでリンから離れる。
リンは即座に俺の後ろに回り込んでミラさんを睨んでいる。
「今日はリンの紹介に来ただけなんで、そろそろ行きますね。」
「そっか残念。またね、リンちゃん。」
ミラさんに挨拶して俺とリンは冒険者ギルドを出た。
「ガンツさん、私あの人嫌い・・」
冒険者ギルドを出た瞬間にリンがボソリと言った言葉に俺は苦笑するしかなかった。




