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死んでから冒険  作者: トカゲ
続・血の森編
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血の森

ついにガンツくんが外に出ました。


実はもう一個だけ番外をやろうと思ってたんですけど思っただけで終わりました。

思っただけで終わることって割と多いですよね。




ガタンゴトン・・ガタンゴトン・・・


「荷馬車は揺れるよー、どこまでもー♪」


俺は今、馬車でブラッディフォレストに向かっている。

ダークエルフの村【ムドウフ】への道のりはイマイチ覚えていないが、多分適当に迷っていれば村の誰かが見つけてくれる筈だ。(なんとも他力本願で嫌になるが)


「ドナドナドーナー、ドーナー♪荷馬車が揺れてー♪」


黒い森が見えてきた。ブラッディフォレストだ。

馬車が森の少し手前で止まる。


「おい兄ちゃん、ここまでだ。馬がここから先は嫌がるんでな。悪いが降りてくれ。」

「あいあい。じゃあこれが後払い分の料金ね。ご苦労さん。」

「おうさ。ってか兄ちゃんの歌ってたあれ、ありゃなんだい?」

「もしかして気にいったの?あれは故郷の歌で荷馬車で売られていく家畜の気持ちを歌った歌だよ。馬車とかに乗ると歌いたくなるんだ。」

「へぇ、そんな意味の歌なのか?それにしては明るい曲調だったけど。」

「原曲はもっと暗い歌だよ。―――っとそろそろ行くよ。」

「あぁ、またの利用待ってるよ。」

「機会があったらね。」


馬車のおじさんと別れて俺はブラッディフォレストに向かう。

森に入ると直ぐに血の匂いが漂ってくる。


最初に入った時とはまた違う。

この森は自然に背いている。それが分かる様になっただけ俺は成長したんだろうか?

憎しみと悲しみと絶望、そして死が支配している森・・・

ブラッディフォレストとは良く言ったもんだ。


「まぁ、取りあえず奥まで行こうかな。村の大体の位置は分かってるし。」


俺は森を掻き分けながら歩きだした。

最初の時には分からなかった木に化けて人を迷わすモンスター【迷いの樹木】もはっきりと視認出来ている。

入り口付近のモンスターなら苦労せず倒す事もできるているし、これならムドウフの皆に見つけてもらわなくても自分で村まで行けるかもしれないな。

この遠征の目的はここじゃなくて【クラウン渓谷】だし、報告だけしてさっさとそっちに向かわないと。


「あるぅー日、森の中ー♪クマさんにー」


ガサリ・・


「出あ・・・った?」


余裕をかまして鼻歌を歌いながら歩いていたら目の前の草むらから5m以上の巨大なクマが出てきた。

ブラッディフォレストのユニークモンスター【血の蜂蜜熊】だ。

強さは大体今の俺の3倍位かな?


うん、取りあえず全力で逃げよう。

血の蜂蜜熊が臨戦態勢に入った。どうやら敵として認識されたみたいだ。

不味いと思った俺は直ぐに走り出し


「あぁ、最初もたしかこんな感じで道に迷ったっけな。」


涙目になりながらため息をついた。


【ユニークモンスター】 

フィールドに稀に出現する強力なモンスター。

レアな素材やアイテムを落とすが、強いので倒すときは団体で行くのがおススメ


団体で行って倒そうとしていた時に限って出現しないのはよくある事



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