装備完成
あれ?気づいたら新章入ってこれで10話目だけどまだ町から出てなくない?
これって章の名前変えた方がいいんじゃない?
いや、装備の話終わったとしてもダークエルフの所に行くし・・・
あれ?これまじで考えんといかんな。
ユウヤミさんに服を頼んでから2日が過ぎた夕方、俺はサンと共にグランさんの店に来ていた。
もう俺は必要ないと思うのだが、道でサンに出会い、ついて来て欲しいと言われたので何となく一緒に来ている。
どうやらサンはユウヤミさんに若干の恐怖を覚えているようだ。
俺的には羨ましいと言いたいところだが、サンはそうでもないらしく、『できるならユウヤミさんとは会いたくない』みたいな空気を体全体から出している。
まぁ、初対面でいきなりあんな事されたらそうなるのも分からんでもないが・・・
多分グランさんもサンの事を心配して、まずは自分の店に来てもらい一緒に行く事にしたんだろう。
「おう、ガンツも来たのか。じゃあさっそくだが行くぞ。」
「は、はぃ・・」
グランさんは俺とサンを見るとカウンターから立ち上がり俺達を連れて店を出る。
ユウヤミさんの工房はグランさんの店の丁度後ろ側にある。
目と鼻の先にあるのでそんなに歩く事もなく到着、グランさんはベルを鳴らす事もなく扉を開けて工房の中に入る。
「邪魔するぞ。」
グランさんは慣れた様子で奥へ歩いて行き、この前入った部屋に向かう。
「おや?早かったね。まぁ、防具は出来ているからいいんだが。」
足音が聞こえていたのか、扉の前まで行くとこっちが開ける前にユウヤミさんが中から開けて顔を出した。
眠っていないのか目の下には薄いクマができていて、髪の毛も前に会った時以上にボサボサだ。
「早く来いってお前が言ったんだろうが。
しかし昨日の夜にお前から完成したって聞いた時はさすがに驚いたぞ?」
「いやぁ、イメージが固まれば直ぐに出来るものさ。さぁ、サンくん、こっちに来たまえ。防具も試着室もこの奥にある。」
ユウヤミさんはサンだけ部屋に入れて扉を閉めた。
俺達は後のお楽しみらしい。着替えは装備の説明を含めて数分で終わるらしいので、それまでおとなしく待つ事にしよう。




