買物交渉
風邪ひきました。
ゴホゴホ・・・一文字変えるとウホウホになってゴリラっぽいね。
だからどうした
「・・・予算は?」
俺とサンはグランさんの店にやってきていた。
事情を説明してできるだけ安くしてもらえるように交渉した結果、サンの涙目+上目使いでグランさんが陥落、ただいまお財布との相談中です。
「えーっと、食費を抜かすとギリギリで5万って感じです。」
「んー、それだと防具か武具かのどっちかしか買えんな。こちらとしても中途半端は渡したくないし。」
どうするか・・とグランさんはウンウンと首を捻っている。
良い装備を作るには素材代だけでも最低2万以上は必要らしい。そこにグランさんの作業の手間賃なんかを上乗せしていくんだそうだ。
だから中途半端な物ならともかく長い間使える物となると、最低3万以上は必要で、それ以下になると大赤字になるらしい。
「うーむ、あ、そういや確かアイツ、装備のモデルを探してたな。あいつに頼めば条件付きだが防具は安く手に入る・・か?
武器なら欲張らなければ・・・うん、何とか5万で行けそうだな。」
どうやら考えが纏まったようだ。
グランさんは膝を勢いよく叩きサンを見る。
「おいお前等、儂の知り合いに凄腕の仕立屋がいるんだが、防具はそいつに作ってもらうってのはどうだ?
アイツは人があまり好きでなくてな、気にいった奴としか会わないんだ。
ちょっとした縁で儂はあいつの防具を店に卸しているんだが、そろそろ自分の店を持たせてみようと思ってた頃でな。
だけどな、どうもあいつには自信ってのが足りねぇんだわ。」
「はぁ・・」
どうにもグランさんの言っている事がわからない。
それはグランさんも分かっているのか、それとも分かってないのか良く分からないが、グランさんの話は止まらない。
「ちなみにガンツ、お前の地獄羊の灰色道着も儂の知り合いの作品だぞ?
っと、まぁ、あれだ。サンさんよぉ、あんたモデルやらないか?あとはアイツの話し相手・・・友達になってやってくれや。ついでにガンツも。」
「あ、はい。そんな事ならこっちからお願いしたいです。ボクもこっちに来たばかりで心細かったし。」
「俺はついでなんすね。」
「当たり前だ。装備が欲しいのはそこのサンさんだろ?お前はついででオマケだよ。」
グランさんは俺とサンを見て満足そうに頷いた
「お前等ならアイツも気にいるだろ。サンさん、あんたの武器はアイツがあんたの防具を作り終えたら一緒に渡してやるよ。
まぁ、金はもらうがな?」
「で、アイツって奴の名前はなんなんですか?」
「アイツか?アイツの名前はユウヤミだ。そうだな、ユウヤミの都合を聞くから明日の子の時間に2人でまた来てくれや。」




