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説明回になるので、ちょっと内容が薄いです。

レンは、部屋に戻り身支度を済ませると、イリス・アリスへ一泊させてもらったお礼をし、玄関に向かう。

玄関で少し待っているとすぐにマリアもやってくる。


「早いじゃないか。じゃあ行くよ。ついてきな」


そういって、マリアは歩き出す。


「そういえばレン、昨日のこと私は怒っちゃいないが、中には気にする奴もいる。町の入口で注意されたと思うが、差別発言と取られてもおかしくないから、外では気をつけるんだよ」

「・・・そうだな、すまない。気をつけるよ」


そうして、少し歩くと冒険者ギルドへつく。

冒険者ギルドの扉を開けると、中は入り口より左半分が酒場、仕切りがあり右半分が受付などがあった。

マリアは迷わず受付の方に歩いていくため、後ろをひょこひょこついていく。


「すまない。こいつの冒険者登録がしたいんだが、手続きしてやってくれ」

「承知いたしました。えーっとでは説明しますので、こちらにお願いします」

「よろしく頼む」

「レン。あたしは、酒場の方で依頼書見てるから終わったらこえかけてくれ」

「了解した」


そうしてレンは受付の前に進む。


「では、まずステータスプレートを見せて頂いてよろしいですか?表示はOFFで構いません。もしお持ちでなければこちらで作成もできますが」

「いや、もっている。これでいいか?」


受付嬢がステータスプレートを要求したため、レンは言われるがまま差し出す。

因みに受付嬢は、特筆する容姿をしていないため割愛する。


「はい、結構です。レン様ですね。直ぐに登録をいたしますので少々お待ちください」


そう言うと受付嬢は何かの機械にステータスプレートを入れる。

1分ほどすると機械が開いてステータスぷれーとが出てくる。


「はい、登録は完了しました。ギルドの説明は必要ですか?」

「あぁ・・・山ぐらしが長くわからない。説明を頼めるか?」


レンはここで少しでも情報を引き出そうと決める。


「はい。ではまず、冒険者についてですね。

冒険者は、民間や領主、国などから寄せられる依頼をこなし、それに見合った報酬を受け取る仕事です。もともと、傭兵だった者たちが戦争の現象に伴い互助会として立ち上げたのが今のギルドの前身と言われています。

次に、冒険者のランクと依頼についてです。

冒険者ランクは、A~Fまで有り、その人の依頼成功率、実力によって査定されますが、どれだけ戦闘技能が有っても、はじめは必ずFランクから始めていただきます。これは、戦闘はできるが態度が悪い・依頼を途中で投げ出すなどされるとギルドの評判につながりますのでそういう決まりになってます。

そして、依頼表には募集ランクも書かれていますので自分のランクより下の依頼しか受けられません。


また、依頼によっては、受ける際はじめに契約金として依頼達成報酬の2割の金額を預からせていただきます。これは、依頼を達成いただければお返しします。

これは、以前依頼を受けるだけ受けて達成しない冒険者が多発したためで、達成できず、また、ギルドに連絡もなしに依頼失敗しますと損害金に当てられ、高位冒険者に依頼する際の補填にも使われます。

これは、募集要項に受注金有りと表記されます。

まぁ、下位の依頼ではあまりありませんが。

因みに、納品まで指定する依頼と、討伐のみの依頼があり、討伐のみですと倒した魔物などの素材は冒険者の取り分となります。

納品の依頼がある場合は、納品部分を除いた分が冒険者の取り分となります。


そして、依頼中の怪我もしくは死亡は自己責任になりますので、身の丈にあった依頼の受注をお願いします。


ここまでで、質問はございますか?」


「もし、持ち合わせがなく受けたい依頼が受注金有りと書いてあった場合、どうしたらいいんだ?」


「資金の調整も出来ない冒険者には受けさせることが出来ないという意味も含まれますので、フリーの依頼で資金を調達していただくか、勝手に依頼を遂行し結果で依頼達成とするしかありませんね。この勝手に依頼を遂行された際は、他の冒険者が依頼を受けてしまうこともあり、その際は報酬が半額となり、残りの半額は依頼を受けてしまった冒険者に支払われますので、リスクが高くお勧めできませんが」


「なるほど・・・了解した」


「では、こちらの冊子に細かい規則などが書いてありますので、また読んでおいてください。ステータスプレートもお返しいたしますね」


ひと通り会話を済ませると、ギルドの掟と書いた冊子とステータスプレートを渡してくる。


「了解した。では依頼を選んでくるよ。ありがとう」

「いえ、ではお気をつけて」


レンはお礼をし、受付を離れる。

そして、まずステータスプレートを見る。


************************************


名前 :レン(御剣 蓮)

種族 :人間

職業 :冒険者 ランクF

年齢 :16(25)

生命力:200

魔力 :200

筋力 :50

防御力:40

精神力:120

素早さ:20

運  :40

罪歴 :無し


スキル

言語理解・筆記

身体能力強化

生活魔法


固有スキル

神の技工


称号

素人童貞

傾奇者


ステータスの表示  ON・OFF


************************************


種族の下に職業欄が追加されていた。

他には特には変化なかった為、今度は冊子を読む。


ギルドの掟

1,街、並びに近隣住民に対して迷惑をかけない。

2,ギルドの承認なく決闘並びに死闘は禁ずる

3,身の丈にあった依頼を受けること

4,ギルドより強制依頼が発令された際、Dランク以上の冒険者は拒否できない。


以上に違反した際は、ギルドより除名、場合によっては生死不問の捕縛対象になるため注意すること。


「最後以外、小学生の決め事みたいだな・・・」


ひと通り目を通したのち、レンは酒場側にまわりマリアを探す。

少し見渡すと、窓際で席に座りお茶を飲んでいたため声をかける。


「マリア・・・登録終わったぞ」

「ん・・・早かったね・・・今日は依頼を受けるのかい?」

「あぁ・・・取り敢えず依頼書を見てからだな・・・」


そういって、レンは依頼書が貼ってある掲示板に向かう。

すると、マリアもお茶を飲み干し後ろからついてきた。

掲示板に到着し、現在レンが受けられる依頼を抜粋すると、


ゴブリン討伐

ゴブリン10匹の討伐。ゴブリンの左耳を持って、討伐証名とする。

10匹以上倒した場合、10匹単位で同額支給。

期限:無し

依頼者:シェフィード領主

依頼金:銀貨1枚

募集要項:全冒険者


ウルフの討伐

ウルフ5体の討伐及び牙の納品。ウルフの牙5対の納品を持って討伐証名とす。

期限:受注より2日以内

依頼者:ラッツ

依頼金:銀貨2枚

募集要項:全冒険者


魔具店手伝い

魔具店での雑用手伝い。魔具職人のサインで完了証明とする。

期間:作業開始から終了まで

依頼者:ホルト

依頼金:1時間銅貨4枚

募集要項:全冒険者


「・・・なあマリア。ウルフって強いのか?」

「あぁ・・・ウルフは単体だと弱いんだけど、群れるから駆け出しがよく躓くんだよ。中堅にもなれば障害にもならないレベルさ」


そういえば、この世界の冒険者ってどのくらいの強さなんだろう。


「マリア・・・因みに、冒険者の一般的なステータスの平均ってどのくらいなんだ?」

「・・・みんなステータスなんか見せないからわからないよ。でもまあウルフなら、生命力が150、筋力・防御力ともに30位はほしいね。まぁ、中堅レベルならもう少し高いだろうけどね」


それを聞くとレンは恐らく中堅冒険者ぐらいの実力派有るのだろう。


「因みに貨幣価値ってどうなってる?俺山暮らしが長くて金使ったこと無いんだ・・・」

「あんた・・・まあいいや。教えてやるよ。

貨幣の種類は

銅貨、銀貨、小金貨、金貨の順に価値が高く、銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨10枚で小金貨1枚、小金貨10枚で金貨になるよ。大体、宿なら安いとこは銀貨1枚で、少しいい宿だと朝晩付きで銀貨2枚ぐらいだね」


「ふむ、ありがとう・・。なら駆け出しでも取り敢えずゴブリンを討伐できれば、生活はできるのか・・・まぁ初めての依頼だし、魔具店の手伝いでも行こうかな」


そういってレンは、魔具店手伝いの依頼表を受付に持って行き、受注を済ませて魔具店の位置を聞いた後、酒場側に戻ってきた。


「じゃあ行くよ。いろいろありがとうな」


そう言ってレンはギルドを出て行く。酒場には、レンの初依頼を手伝ってやろうと待っていたマリアが、フラれた女のような顔をして佇んでいた。

ようやくレンを生産者方向に持っていけそうですが、魔法も使えず、電動工具もない状態でどうしていきましょう。笑

あんまりチートにはしたくないんですよねぇ・・・

そして、以降あんまりステータスは出さない方向で行きます。

こんな作品ですがよろしくお願いします。

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