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ごちゃごちゃ  作者: 池田 ヒロ
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僕は君を殺したい。

 詩みたいになりました。傍から見れば、サイコホラーではないでしょうか。

 僕は君を殺したい。


 それほどまで君に恋しているし、愛のはなむけでも送ろうではないか。


 僕は君を殺したい。


 それが世間ではいけないことだと言われても。犯罪だと罵られても。


 僕は君を愛しているから。


 こうして、誰もいない静かな場所で僕と二人きりというのもオツなものだ。全く騒がしくない、穏やかな時間が過ぎていく。ああ、こうして君と一緒にいられることがどれほどまでに幸福なものか。


 愛しているよ。


 だけれども、僕がそう言っているのに対して、君は全く何も言わないからとても寂しいよ。冷たくなったその体。本来ならば、人のぬくもりとやらを感じるはずなのに。感じない。


 己の行動に後悔なんてない。


 それが当たり前だから。


 愛するという者に愛情を注がなければ、それは愛しているとは言わない。それはただの虚言だ。そういう人間に僕はなりたくなかった。


 愛する君に対して最大の愛情を注ぐためにしたこと。



 愛する者は一体誰の所有となるのか。



 それを考えると、必然的に愛を注ぐ者の物となる。つまり、君の所有権は僕にある。君は僕の物だ。僕から一生分の愛情を受けさせるために、僕は君を殺したい。


 君を誰にも渡したくない。


 だからこその『愛情』だ。


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