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第二話 マルクス講義をする【書きかけ】
時空が白色テロルに包まれた後、セプターが演算する世界の中へと意識が取り込まれる。……時空が生成されていく。
目を覚ますとそこは教室で、私は教壇に立っていた。眼前には3人の女の子が着席しており、こちらを見ている。
「カール先生__何をしているの?」
左の席に座っている女の子が小首を傾げる。私は教壇に立っており、教壇の上には講義に使うであろう資料が積まれている。左後ろの壁を見れば高卒認定試験の概要を説明した紙がコルクボードに留められている。……なるほど。私は高卒認定試験の講師なのか。説明書によれば、使用者のポジションを自動選定するとのことだった。
「大丈夫だ。問題ない」
マルクスは平静を装い彼女に一声掛けてから__
「それでは講義を始める!__万国の中卒よ、団結せよ!」
数学の講義を始めることにした。
「第一章では、数と式について勉強します。ここでは実数の式の展開と因数分解、それから一次不等式について学びます。それでは順番にやっていきましょう」
ーーー
「今日の講義はここまで!」
私は講義を終了する宣言をした。
「それじゃあ先生。さようなら」
平坦な声のトーンで淡々と話すトラウデ。
「先生、またね」
声のトーンを高くして張りのある話し方をするクララ。
「ごきげんよう。先生」
お嬢様言葉で話すアグネス。




