第十二話 マルクス考える
講義終了後、私は教室に残って考える。
私が餓死しないようにするためには、生徒数を増やして、授業料もっと獲得する。または、どこかの工房の見習いになって賃金を獲得する。または、赤色神官となって、神殿貴族の食べ残しをトリクルダウンされることで食いつなぐと言う3つの方法が考えられる。
何故かわからないが塾を開講しているので、これをそのまま利用して収益を拡大していくことができれば生活水準の改善が期待される。しかし1番良い理想的なシナリオと言うものは、大抵の場合失敗に終わるのでおそらく次善の策である工房の見習いの道に進むことになるだろう。しかし昨日この世界にやってきた私は、工房の見習いになれるようなコネを持っていない。セプターも、そこは融通を聞かせてくれなかったようで、ここギナジウムだけが私の居場所となっている。3つ目の選択肢である神殿の赤色神官見習いになるという選択肢は断固として拒否する。昨日の夜スタローヴァヤでエンゲルスと食事したときに聞いた話では、神殿はルンプロの巣窟であると言う話だった。私はルンプロが大嫌いなので、3つ目の選択肢は絶対にない。という事は1つ目の選択肢である塾の経営を成功させると言う道以外選択肢は無いのである。
……妙案を思いついた。私はギムナジウムの新規生徒を獲得して経営を軌道に乗せながら、プロレタリア独裁の下地を作る革命的赤色テロルを展開することにした。明日は休暇日だ。




