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第十話 トラウデの朝
憶質アイドルとは、すなわち形而上のアイドルってこと。
貧困化した精神性を復活させる世界樹の赤いしずく。
しずくが集まって赤い洪水となり、都市と農村・プロレタリアートとブリジョアジーの階級闘争・プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神・夜と霧を全てぶっ壊す。
すなわち世界樹のしずくとはナショナリズムを解体する物質なのだ。
「万国の社会不適応者よ、革命せよ!」
「はぁはぁ……敗北者……敗北してない__ッッ!」
トラウデは憶質アイドルになるんだ。
”
コンサータに限らないけど、向精神薬を飲んだ人の何割かが「心とは神経回路が化学物質と生体電気の相互作用を通じて行う情報処理の総体」みたいなこと言い出すの本当に嬉しい
”
憶質アイドルについては、限定的な興味を持つオタクにとっての特化型の向精神薬として作用する。
トラウデは、どのオタクにアプローチするのかを決める必要がある。




