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幸せは、その手の中に  作者: 散華にゃんにゃん
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第三章 恐怖切り裂く光の翼 9

 防御壁の内側、中級天使の核を直接狙ったが紙一重で避けられた。

 しかし、核に明確なダメージを与えられた。その証拠に、傷ついた核は未だ再生していない。


 ホタルが返す刃で再び核を狙うおうと、『斬空』を構える。

 その時、刀を持つ右腕に衝撃が走った。

 『斬空』が不可視の攻撃によって撃ち抜かれたのだ。


 バッキィィィィィン!! という音とともに、『斬空』が真っ二つに折れる。

「なっっ……?」


 ホタルは身を翻し、折られた『斬空』の切っ先を左手で掴む。

 『斬空』に込められた天力の霧散を防ぐためだ。


 中級天使はその機を逃さない。おびただしい量の天力を集中させる。

 振り返ったホタルは戦慄した。

 見えていようが見えてなかろうが関係ない。

 あれ程の天力による一撃であれば防ぐことすら叶わず辺りの地形ごと消滅させるだろう。


 だが、ホタルの目は死んではいない。

「『天創・無幻剣舞』……」


 ホタルの呟きと同時にウランバートルの中心部が消し飛んだ。


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