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第一部までの主な登場人物
咲川章子……この物語の主人公。神のような人物ゴウベンより新惑星へと招かれた中学二年生の少女。母方の祖父母、父母、一つ年下の弟の六人家族。愛知県名古屋市西部の中山区出身。クラスでは学級委員長だった。学校の成績は優秀。父方の祖母を夏に亡くしている。
半野木昇……この物語のもう一人の主人公。失踪系男子。章子と同じくゴウベンより新惑星へ招かれた中学二年の少年。愛知県名古屋市東山区出身。父母、二つ年上の兄と一つ年下の弟、一匹の猫との五人と一匹の家族。学校の成績は芳しくない。光より速いものを独自の発想で解釈したその思考回路は咲川章子にわずかな憧れと大半の呆れを催させる。
新惑星で会わなければならない誰かがいるというが……?
ゴウベン(業弁)……本名、ヨスベル・ニタリエル・ゴウベン(世を総べるに足り得る業を弁える者)。白昼堂々、巨大な惑星を地球と同じ同一公転軌道上に出現させた張本人。この人物が一体何者なのか誰にも分からない一切が謎の、神さえも及ばない絶大な力を行使する人物。
渡瀬達也……咲川章子の一つ歳上の幼馴染