1年目、7月
動きがパターン化して見えた相手に対してこれは「外せない」。それくらい簡単な状況だ。
「四射、目標3つへ命中!」1発、外した。
「伏兵は!?」だから、4発撃った。
「見えない! 私は捕縛に向かう。お前たちはそこで警戒を続けろ」警戒して黙る。
魔剣を背中合わせに重ねた構造物に取っ手を魔力を流す器官を取り付けたシンプルな構造のくせに複雑な魔剣製造の応用技術を使われた魔弓を構えながら、僕が発射した氷のトゲで脚を削いだターゲットのもとへ向かったストックの背中とその周囲へ気を気張りながら弓を構えてすぐに発射口を向けられるように脇から発射方向を固定しながら膝で態勢を変えられる構えで、一切の隙を許さないまま、周囲をヴァルトに警戒させる。
発射口の先でストックが脚を欠損したターゲットの止血、応急処置を施して、死にそうな奴には気付け薬を魔術を合わせて意識の低下を抑える。
ストックがハンドサインを振るように向けた。
「えっとあれは……」
「俺達は隠れながら撤退だ」
「りょうかーい」
メディテュラニスの国教として認められる山岳信仰と多神教の雷霊神聖山岳教会が保有する神聖騎士団の中の選抜部隊が聖騎士、他が騎士で、大地主である旧貴族階級の国防部隊と一緒にまとめて騎士と呼ばれて独自の戦力として各自割り振られた役割をもって仕事している。
聖騎士としての仕事として僕はバルカン王国から入ってきたスパイらしき犯罪者の脚を氷の魔術で削ぎ落とす。そのために、魔剣の機能で高速でイボイボの氷柱を発射する。
発射は自分の手でやるよりも弓を射るような形になるからずいぶんやにくいが、発射推進に放熱と爆発を使わなくて良い分威力は下げずに被害を抑えて遠くに発射できるのは便利というしかない。
「ハンドザインもいずれ覚えてくれ」
「いやですよ。俺は給料をもらえるから仕事をしているだけであって、進んで仕事をしているわけじゃなありません」
茂みを滑るように駆け抜けて目的地までほとんど妨害もなくたどり着き、今は誰も居ない掘っ立て小屋の様子を見て、ヴァルトさんは話を続ける。
「そうは言っても、今、聖騎士を名乗れるのは俺とストックとお前だけなんだからそう簡単に断られてももう一度言わないとならないんだよ」
「わかってますよ。みんなクビにするように頼んだのは僕なんです。言われても仕方がありません。ですが、そのたびに断る予定ですが、申し訳ありません」
「……いいんだ」
「忘れないでください。俺達の関係は金という利害でのみ繋がっていて、敬意を払うのはお互いに利害が一致している間だけだってことだけでも」
「そうだな……」
悲しそうな顔をしないでくださいよ。大人の男が、僕みたいな子供がへそ曲げただけで、
「だからこそ、敬意を払うのも、確かです。……ハンドサインは聖堂での勉強科目に入れておいてください。それで不満があるなら、自分で聖堂で僕たちに教えて」
「あぁ! そうれが良さそうだ」
霧は消えてもう昼になったような気もするが、夜から張り込んでいたからそんな気がするだけで僅かに肌寒い空気はまだ朝早い時間を教えてくれる。
「今日は午後から僕が参加する初めての実技試験なんです。聖堂の査察のついでにでも僕の子守でもして枢機卿からの点取りでもしたらどうです?」
「すまないが、取り調べが終わるまではそう自由にはならないだろう」
「……そうでしたね。ダーゲットの処分って倒して終わりじゃないですもんね。大変そう」
「あぁ、大変なんだ」
「やっぱり、このまま聖騎士代行に仮置きされたまま傭兵して楽して報酬だけもらいたいですね」
「はは、その………………本気でそうするって言われたら国軍とか、騎士団みたいな組織は断れないぞ。本気でそうするなら……お前を推薦した商工会の」
「冗談ですよ! 一応は、ちゃんと試験を受けて仕事しますって、経緯が、実績を評価してってことなので、契約金は多くもらいますけどね」
「それがいいだろう」
掘っ立て小屋に隠した箱から甲板と氷砂糖を譲ってもらい。もそもそと、上手く出ない唾液に苦労して朝食を済ませる。
それからしばらくして来た連絡員の兵士の馬車に乗って帰る。
彼と話してみると妙にかしこまって堅苦しい言い方をしてくるのだから、気を張らなくても良さそうな名目上の目下の相手と判断して気安く話すとなかなか話もはずんだ。
「へぇ、その魔弓ってそんな最近つくられたものなのか」
「確か、ヴァルト様の弟に当たる方が発明なされたと聞き及んでいますが、今は、コピー品も出回っていますが、この箱の中のオリジナルの性能にはまだ至ってないそうです」
「たしかに、この弓? ボウガンで、マシンを討伐した時のタングステンの杭を撃ってみたけど、結構技術がいるね」
「マシンを滅した『地上に降りた太陽のような魔法』と世間で言われているあの術ですか」
「あの術って、結構シンプルな術なんだよね。感覚で使っているというか、せいぜい、人の近くには当てないように一本ずつ離したり、他はまとめて束を投げたら勝手に飛んでいくようなやつだし」
「え、そんなこと話していいんですか!? 秘匿とか」
「してないよ。そんなの、そこら辺の教本に書いているような術だし」
「くわしく、教えてくださいますか……!」
「え、いいけど」
手元で見やすく魔力を配置して、魔術として発動しない距離まで魔力属性因子同士を離して、「これをギュッと束ねて縮めると力加減で、マシンを貫いた」とか言って、武勇伝を語ると、馬を止めていきなり取り出した上等な紙に魔術式をメモしてなにか文字を添える。
「これで、なぜマシンを貫ける自身があったんですか?」
「いやぁ、まさか、威嚇するくらいのつもりだったけど、なんかめっちゃ効いたから出しゃばっただけだよ。自分でもあんな規模で威力を出せるなんてあの時初めて知った」
「え……っ」
困惑されている。そりゃ、僕だって困惑しているんだから仕方がない。なんでこんな強いんだ僕は!? 反応に困ったような苦いほほえみで馬に歩き出す指示を出す。
「ほら、いまのこの馬車と同じだよ」
「……? なにと?」
「それなりに鍛えたら思いっきり走ったら王都まで数分でたどり着くけど、そんな走れるからってみんな常に走って行動するわけじゃないから、馬車とかに乗って楽をするんだ」
「否定はしませんが、……私は無理ですよ。ここから数分は」
「ぁ…………でも、このまま揺られてたら昼には着くんだよね?」
「えぇ、不足の事態さえなければその予定です」
「……そういうことだよ」
適当に返しすぎだか? だが、そういうことなんだ。
「俺だって僕がこんな強いなんて不足の事態だよ!」
「えぇ……」
「まぁ、見ての通り、私は腕っぷしが強いだけで学があるわけじゃないから、そういう仕事はできなさそうだから、ね」
「いままで何してたんですか……」
「ダウンタウンでごろつきや借金踏み倒そうとするクズと殴り合ってた!」
「……どこに行ってだれがいるのか分からないんじゃ、悪さできるもではありませんね」
「うん! 借金はいいけど、踏み倒したら『太い』お客様の伝で酷い目合わせていましたね!」
「下町のこと好きなんですね」
「いや……別に、そういうことも無いような?」
「そうですかね? いや、私の勘違いか、楽しそうに語ってたので」
「んー、やっぱ認められる仕事は嬉しいからかな?」
「それも、そうですね」
◆
自分の甘ったれた部分が嫌いだ。だけど、それが拭えないほど染み込んでいるなら、覆い隠すより他にない。
楽をしようとして『客や大人に媚びへつらう僕』でなく、誰も彼も見下して敵など居ないと不遜で不敵で……『どこに出しても恥ずかしい尊大な俺』で塗り固めて、そうやってまで作れたのは『外面だけは取り繕う私』という仮面ばかりだった。
僕が本当にやらないとならないのは、この取れない甘えを切り捨てることなのに、
そんなにうるさいわけじゃなかったが、広い空間にところかしこで聞こえていた話し声が僕が扉を開いた数秒で静かに押し黙り、様子を伺うようにして僕を皆その場所から動きもせずに見つめる。
「はぁ」
露骨な態度にため息をつくと、ビビって何人も身を捩った気配で周囲がガサガサするようだ。
歩いて、カウンター型の仕切りでおばちゃんに頼んでいたものを受け取る。
「あの、頼んでいた……できてますか?」
「えぇ、できているよ」
「ありがとう!」
そして老けた彼女から受け取ったそこら辺のステンドガラスよりも美しい、半透明の赤色が詰まったビンを両手で受取、感動から、おばちゃんに礼を言う。
「あぁ、またなにかあったら気軽にたのんでちょうだい」
ビンをカバンに入れてる最中にそんなことを言われたので、おばちゃんの手を両手で掴んで頼むタイミングで握る力を込めるように感情表現を意識して整っているらしい顔で感動する。
「そのときは……、よろしくお願いします!」
やや大げさに自分でも思えるが決してそんなことはない。
食堂の管理を任されている彼女の裁量で使える範囲の余った砂糖でクランベリーを煮詰めたジャムを作ってくれたのだ。いくら、現代になって砂糖が安くなって、市民でも買えるような一般的な品になっているとしてもまだまだ贅沢の時に使う高級品なのだ。本当にありがたいことだ。
「そうだ。パンはここにあるのでいいんだよね?」
「えぇ、とりわけてあげようか?」
「お願いします」
おばちゃんがザクザクとした断面のパン切り包丁で肉厚に切り分けるのを見て声を出す。
「その厚みなら三切れほどでっ!」
「おうよ!」
ジャムを取るためのスプーンといっしょに受け取って、パンに塗り始めても周囲は厨房係以外は様子を伺うようにしているので、気分が悪くなるので広い空間の壁際まで移動してパンにジャムを塗る。
うむ、もっと薄くてもいい。味見のつもりが少し、多く取っちゃったからお母さんには後で余分に塗って一緒に食べよう。
固く止めたビンをカバンにしまって、背中を向けたほうがやっとざわざわとしてフッ調子多様な気がしたら、眼の前に少年が座った。
「なにか、大変なことになったようだが……あの時はありがとう。私のせいで」
「ん? えっと、どなた」
「先日、庇って貰った……者です」
「あぁ、ルッツスター様の家の方ですね!」
「……? あぁ、ルッツスター家の者か? と聞かれればそうだけど」
「あの時はお見苦しい対処をしたことは、済まないと思いますよ。本当はもっとスマートなやり方があったとも後から思ったものです。やや、いや、かなり、感情的になってしまい……申し訳ありませんでした」
「えぇっと」
「どうかなさいました?」
「ずいぶんあの時と態度が違うなと思って……」
「えぇ、侮蔑している相手と感謝している相手では応対は変わるものですよ。特に市民というものは即物的なものです」
「感謝?」
「えぇ、感謝です。ルッツスターといえば、かの一団の連邦への鞍替えが無ければこの地も戦禍に包まれていたでしょう。数値に表れない守護という形で我々に多大な利益を生み今も国防に関わる一族を、恩恵を受けていることも理解せずに裏切り者と馬鹿にする貴族の中で愚かな子供たち態度が気に食わなかったので……えぇ、あの時はお恥ずかしい」
「そう……なのか。そうか? あぁ、ありがとうな。これからもよろしく、助かったよ」
「えぇ、よろしくお願いします。いえ、あと、こういう教育をしている勢力にも感謝をお忘れなく」
「えっ!?」
「作法として、敢えて名前は言いませんが……、表立ってなくても戦争にならず感謝する勢力は多いのですよ」
「あぁ、だが、その礼儀とは別に助けてくれたお前に感謝することも礼儀に違いがないだろう?」
座りながらも正面の彼が儀礼的な礼をした。貴族がそういう態度をとると思ってなかったので驚いてしまい。イスから落ちるように膝をついてしまった。
「なにを驚いているんだ?」
「いえなにも、……ですが、私が助けたのは本当に貴方の方なんですかね?」
座り直してイスを引き座り直して、食べかけのわずかなパンを食べきる。
「それはどういう意味だ?」
「いえ、あの程度の者が何をしても意味がなかったでしょう? 事実、貴方は打ち身ひとつしていなかったんですし」
「あー、うん。殴って良いなら楽だったんだけどね。木剣で殴られても反応に困ったっていうか」
「そういう時は私が勝手に殴りますよ。僕はここに無理やり居させられてるから、無茶苦茶言って追い出して貰わないと困るんで」
「……君にも事情があるんだな」
「えぇ」
「そ言えば、名乗ってなかったな。俺はギルベルト・ルッツスター。今の俺達は候補生同士対等な立場だ、そこまでかしこまらなくてもいい」
「恐縮です。あ、いや、握手。えーっと、僕はクロヴィス・カンビオン……に、なるかな? ルイスと呼んでください。よろしくおね、いえ、よろしく」
「あぁ!」
「そうだ。お礼を貰えるなら物品とかではなくて、助けて欲しいことがあるんだ。優先順位は低くていいですが」
「なんだい?」
「ナイフとフォークで食べるような食事の作法が分からん」
「あ、あぁ、えっと……どこからかな」
「どこから、か、……なにも、普段の食事はスプーンとフォークで食べられるようなものばかりだからね」
「そうか、じゃあ……順番に教えるとしよう。実力者がそんなことで恥をかかれては武人としてあまり良い気分はしないからね」
「頼れるな。武人理論」
「?」
「いや、誇り高い人の理屈ってのは頼りたくなるってこと」
時間になって試験のために仕事着の上に聖騎士制服の上着を羽織って野外訓練場に向かうと、変な女に突っかかってこられた。
「貴様っ、クロヴィス・カンビオン! ここ三日も訓練をサボタージュしてどこに行っていた!」
「君は……?」
「フェルメイア・ディープシーという! 貴様はこの3日も選定の儀から離れてなにをしていたと聞いているんだッ!」
「……仕事、かな」
「仕事?」
「生活するにはお金を稼がなきゃ、こんな場所で遊んでる余裕はない」
「遊びだと!? 聖騎士選定の儀を遊びだって言うのか!」
「そこまでは言わないけど、これって選定試験じゃなくて候補生を訓練させてるようだけど、それが分からないほど間抜けているつもりはないから、このお遊びの強制参加にもお金をもらって受けに来ているのさ」
「貴様……そこまできたらなんだんだ? その不適な態度を赦してまで貴様をここに呼ばないといけない理由が雷霊神聖山岳教会にはあるとでもいうのか!?」
「理由があるのは連邦議会の事情だよ。それに、そういう態度を取らせるような真似をしてるのは教会だ、僕はこいつらのことが本当に嫌いだから適当に理由を吹っ掛けてたら、なんか、向こうがそれを上回る無理難題を押し付けてくるから、『お金もらえるならいいですよ』と、契約上の関係と割り切って嫌い合って教会の皆様とはお付き合いしているつもりだよ」
「……何故それでいて」
「話にならないな」
集合時間前に並ぶ列の後ろに微動だにせず動かないロセウスを見つけて手を振る。
「あ、ロセウスさん! ちょうど良いところに居ました。おーい、1回殴らせて下さいよ」
「はっ!? 貴様なにを」
「あぁ、……殴られるくらいで済むなら好きなだけ殴らせる殺されても文句を言えないほどの失態を繰り返した自覚はある」
「あんたらじゃないんだから、『人前』じゃ流石に殴りませんよ。後で徒手空拳の組み手でも頼めますか? それとも、……いや、いいや」
「そうか、本当に苦労をかけている」
「本当にいい加減にしてほしいものです」
「なんで僕が訓練をサボったことになってんすか? 何をしていたかアンタらは説明できないんですか? できないなら、もう次の参加は無いって考えてください」
「……あぁ、申し訳ない。本当は前も、あるべきでなかった」
「どうせ次があるんですから、早くしてくださいよ? 不誠実でないなら僕は金で動くんですよ?」
「……貴方、なにをしたの? なにをしてそう特別扱いをされるの?」
「その内聖騎士様からでも説明するんじゃないかな? それが無ければ僕は聖騎士隊に入らないことが確定するだけだ」
「コエルレミアみたいな特殊な魔剣かなにかの技術でも習得してるのか? 換えが効かないからそんな聖騎士隊に強気でいるのか?」
「うーん……僕にしか出来ない仕事だったってことは否定はしないよ。だけどさ、お願いしてる立場の癖に非礼の限りを尽くすのは品性が足りなさすぎるんだ。そういう常識のない人間が大人であったとしたら子供未満の扱いがちょうど良いのではないかな? うちの店だったら出禁にもなるさ」
「非礼、か」
「過度に当たりが強いことは認めるけど、これは関係を維持したくないという意思表明でもあるんだ。命令とか本当にやめて欲しい」
「そんなに強いのか?」
クビを横に振って周囲を見渡す。時間を表す時計を見た試験責任者の上級騎士に少し、聞きかじったばかりのネタで嫌がらせをしてみる。
「いいえ、僕の目測が正しければ、君に錬気を用いた体術では勝てないよ。ついでにいうと、錬気戦闘の実力は10回やって10回ロセウスに勝てくるくらい」
「誰の話だ?」
「俺の実力だ。アンタとギルベルトは聖騎士候補生として優先的な要素をもっているってこと。今回の聖騎士選定の儀は出戻りで訓練し直しているロセウスが足切りラインだけど、魔術抜きなら足切りはされないだろうなってとこ」
「それは……!」
「『隠すべきではないと言っている』鍛えるべき要素を隠して鍛えろなどという馬鹿げた試験管に言っているんだ」
「ひっ、私!? いえ、しかし、それには許可が必要で」
「そう? 枢機卿様の呼んできてくれた密偵の旦那からお前の判断って聞いてわざわざ枢機卿猊下に許可をもらってから発言したんだけど、『お前の独断って上司に許可が無いとお前の独断って言えないんだ?』」
この世の終わりみたいな顔をしているこの試験の責任者である上級騎士に肩を組む。
「……ぁぁ」
「そう顔を青くするな。お前の換えは今枢機卿が用意している。お前は職場が変わるだけで罰を受けるわけじゃない。ただし、教官として資質に欠けるってだけだ。仕事の評価を俺がしているわけじゃないんだ……わかるか?」
「……ぃえ」
「今日の試験で足切りを何人か落第を2、3ヶ月の訓練の成果として予定していたようだが、通知がアンフェアだ。一部の候補生が有利になってしまうため、まずは試験管が落第となったとジョークのような話さ」
回した腕を外して怒鳴る。
「というわけで、2ヶ月後の魔術を用いない錬気戦闘試験に向けてお前らは死ぬ気で体術を練習しろ! 足切りラインは魔術が専門のロセウスに負ける体術! 選定の儀合格確定ラインは俺に殴り勝てる奴だ! 3年掛けて俺に殴り勝てるまで気合いれて順番に俺に殴りに来い!」
それから、3時間時々治癒魔術を使いながら数十人全員と十回ずつ殴り合った。
合格ラインはギリギリは2人、10回やって10回が殴り負けたのは2人、ロセウスラインが20人くらい? さっきの女には10回戦って10回負けた。




