表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/46

22、英子ちゃんとカフェ


「英子ちゃん久しぶりー。」


「久しぶり桃ちゃん!合コン行ったんだって?」


「うん本当に行きたくなかったけど、脅されて行ったよ。先にカフェ入ろう。」


「そうだね。ゆっくり話も聞きたいし。」


まさか会っていきなり合コンの話をされるとはびっくりした。カフェに入ると陽が差し込む窓際に案内される。ここはご飯もデザートも美味しい。注文を終えると早速話し始める。


「桃ちゃん、私恋人ができたの!」


「えーいいね!どんな人?」


「同じバイト先の人で何回か張り込みをする内に仲良くなって告白されたの。23歳って言ってた。新卒で今のとこに就職したんだって、私みたいに大学生の時から働いてたみたい。」


「いいね。なんだか素敵。」


「デートもまだだし、仕事は仕事だから特にこれ以上話す事はないんだけど。」


「えーもっと詳しくどんな人か聞かせてよ。」


「うーん結構ぬぼーっとしてるけど、いざと言う時はとても頼りになるの!とっても強いし。それぐらいかな。」


「まあおいおい聞いていこうか。」


「それより合コンの話をしてよ。マコちゃんがあれは浮気するなって言ってたよ。」


「いやしないよ。」


仕方なく全てを包み隠さずに話す。キスマークの話は言わないでおこう。


「あー成程、じゃあマコちゃんにも脅され男にも脅されたのね。」


「うん。佐久間俊樹だって。」


「佐久間俊樹。××大の?」


「うん。そうだけど知ってる?」


「うん知ってるけど。名前だけ。サークル勧誘の時にそこの会報に載ってただけ。」


「へー何のサークル?」


「ミステリー研究会。」


「ミステリー。」


「そうなんだ。とにかく明日12時ここの駅で待ち合わせなのそれで昼を食べて帰ろうと思ってる。」


「桃ちゃんは彼氏がいるもんね。」


「うん。だから早く帰らないといけないの。」


「愛されてるねー。」


「英子ちゃんもすぐに分かるよ。」


「ははは。私も明日デートだから初デート。」


「どこに行くの?」


「私も駅でぶらぶらするよ。それで映画に行くって。」


「そっか。楽しみだね。」


「うん、楽しみだよ。」


英子ちゃんは幸せそうに笑っている。話し尽くした後また駅で解散した。

私は油断していた忘れた頃にやってくると。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ