第五話 めぐり逢い
第五話 めぐり逢い
その日、ボクはお父さんの運転する車に乗って、大阪府は堺に住むおばあちゃんの家に向かっていたです。
おばあちゃんの家に向かっていたのは高校の合格報告というありふれたもの。で、ボクは3月の、まだちょっとひんやりとした空気と、暖かな日差し、そのダブルパンチでうとうとと、車の助手席で舟をこいでいたのを覚えている、です。
ふと、車が停車したです。
前を見ると、そこには信号……ではなく、何やら道路封鎖がされていたです。
お父さんはそこに立っていた誘導員に、一体何をやっているのかを訪ねてから、ボクに向き直ってこんなことを言ったです。
「空、空っ! 自転車のレースだってさ! お父さん興味あるなーっ! だからさ、おばあちゃんの家に行く前にちょっと見て行かないかっ?」
本当に、何にでも興味をもつ子供みたいな父親、です。まあ、そういう少年っぽいところ、嫌いではないのですが。
でも、お父さんの提案に素直に乗るのは恥ずかしかったので、ボクはしぶしぶ、と言った感じで頷いて、それを見たお父さんは近くのパーキングへと車を向かわせた、です。
そこからテクテク歩いて、多分そこからなら見やすいポイントだからか、人が多く集まっているところに僕たちは向かったです。
お父さんは背が高いから、人混みの後ろから、大して身長がちょっと、ほんのちょっと小さめなボクは人混みの中をスルッと抜けて、前の方にちゃっかりと陣取ったです。
移動中にもらったパンフレットによると、そこは丁度バックストレートと呼ばれるところ。つまりはスタートラインのあるホームストレートのちょうど対岸側にある、長い長い平坦なストレートだったです。
そこかしこに設置されたスピーカーからは、ドンドンとビートを刻むハイテンポな音楽と、そして実況席からの放送が聞こえてくるです。
《第――回、実業団堺クリテリウム。早朝から激しい激戦が繰り広げられていたこの戦いも、残るは美しき女性たちによるフェミニン1クラスのみとなりました。既に選手たちはスタートラインに綺麗に整列しております。総勢70名、いやあ、集まりましたねえ》
《そうですね、今年の実業団シーズン最初のレースですから、勝利ポイントが少なくても、少々遠いところからでも参加しようと思った選手が多いんでしょうね》
《つまり! 選手たちはオフシーズンの間レースに飢えていたわけですね? これはのっけから激しいアタック合戦が期待できそうだ!》
《しかし、平坦基調のコースですからね、逃げ切るのは至難でしょう。そこをどううまく折り合いをつけてくるかが見どころですね》
実況の言っている言葉の意味は、ボクにはよくわからなかったです。わかったのは、今、ボクからは見えないスタートラインに並んでいる選手たちがレースに飢えていること、だけです。
《さて、そういっている間にもスタートまでの時間が1分を切りました。コース上では審判員によるライダーズミーティングが行われています》
ライダーズミーティングってなんだろう、と、そんなことを思うこともなかった、です。ただただ、ボクは会場に流れる激しい音楽に合わせて、なんだかよくわからない興奮に包まれていた、です。
《さあ、いよいよスタート10秒前です!》
もうすぐスタート、らしい。選手たちがこっちにくるまではどれぐらいかかるだろうか?1週5kmと書いてあるから、1km3分として大体10分ぐらいだろうか?
《なお、このレースはローリングスタートとなり、本スタートはバックストレートに入ってからとなります。それまでは各選手は先導バイクを追い越さないように走行してください》
ロー……リング……なんですか、転がるのですか? まったく、実況ぐらい素人にもわかりやすいようにやって欲しいです。
《スタート3秒前!》
《2!》
《1!》
でも、ボクの心臓は、ドクン、ドクン、とたしかに高鳴っていたのです。
《只今スタートが切られました! 総勢70名、美しき女性たちが先導バイクに導かれ、次々とスタートしていきます!》
早く、走っている姿を見てみたい。ボクはそう思ったです。
そして、ソレは思っていたよりも早く叶うこととなった、です。
スタートから4分程度が経過した時に、バックストレートの入り口に早くもバイクと、ソレに導かれた自転車たちの姿が見えたです。まだ本スタートが切られていないからか、軽々と走っているようにみえる彼女たち。でも、コースプロファイルを見るとあそこまで大体2km、彼女たちは時速30kmで、軽々と走っているということになるです。
驚いている暇はなかった、です。プォーン、という大きなクラクションの音とともに先導バイクが加速し、自転車の集団から離れたです。
《さあ、いよいよ本スタートが切られました! はたして最初に飛び出すのは誰なのかっ!?》
実況によって、今のが本スタートなのだと理解した瞬間、集団からひとつの影が飛びでたです。
それは、明るい緑色のジャージに、同色のヘルメットという格好に身を包み、そして黒い自転車にまたがった姿。
《おおっと、いきなり飛び出したのはゼッケン724、―――高校自転車部の中川ほど子選手だァッ!! 速い速い! ゴール前スプリントでも行なっているのかという加速でどんどんと集団を引き剥がしにかかるっ!!》
実況に言われなくても、わかる。すごいスピード、です。その身を小さく折りたたんで、そして自転車を激しく振りながらも体の軸はぶれていない。そんな激しい走りで集団から飛び出した彼女はグングンと、その差を広げ、バックストレートを駆け抜けていきます。
《集団も必死に中川選手を追いかけるっ! 優勝候補の選手たちがどんどんと先頭を交代し、その速度を上げていくっ!!》
その選手は観客の歓声を浴びながら、ボクの目の前を走り抜けていったです。
彼女が駆け抜けていった後に、ビュウ、という熱風が吹いたです。
ボクは、彼女の姿に、その熱風に、興奮して拳を握り締めることを抑えられませんでした。
一時的に開いた差はでも、集団を次々と新しい選手が前を引っ張り、一気に詰まっていき、その選手は集団の中に飲み込まれた、です。
集団の中に飲み込まれたその人は、ピンクのジャージを着た誰かと言葉を交わしながらコーナーを曲がって、バックストレートから消えていくです。
《さあ、ファーストアタックは吸収されましたが集団のペースは落ちないっ! 彼女たちは冬の間に溜まりに溜まったフラストレーションを爆発させているのかっ!?》
《僅か30kmの短距離レースですからね、このペースのまま最後まで行くこともありえるでしょう》
《そして選手たちがホームストレートに帰ってくるっ! 1周目のラップタイムは……7分30秒!その平均時速は40kmを示していますっ!》
《1周目はローリングスタートでしたからね、ここからもっとラップタイムは上がってくると思いますよ。そうなると、きついコーナーもあるコースですから落車が心配ですね》
《そしてそしてっ! 選手たちはセカンドコーナーを抜けて再びバックストレートへ!》
《コース中で最も長い直線ですからね、ここでアタックをかけたい選手も……》
解説の言葉が終わらないうちに、再び集団から人がひとり飛び出したです。
その姿は緑、そう、さっきと同じ緑色の人だったです。
《おおっとっ! 中川選手! 再び集団から飛び出したァッ!! それにゼッケン755、ミラーレーシングクラブの集選手! そしてパナソニックレーシングの松下選手が反応したァッ!! 回す回す! 3人はどんどん先頭交代を行なって集団との差を広げていくっ!!》
言葉の通り、飛び出した3人は先頭を順番に交代し、どんどんと集団との差を広げていく、です。その差はおよそ200m、かなりの差がついたです。
《さあ、一気に差が15秒まで開いたァッ! 解説の北村さん、これをどう思われますか?》
《そうですね、15秒というと一見大きな差ですけれど……3人は集団の視界から消えることが出来たわけではありませんからね。それに逃げている3人は過去に同じようなクリテリウムレースでの勝利経験がありますから、集団は3人をある程度泳がせて脚を疲弊させてから、協調して追いついていくはずです。この逃げも一時的なものでしょう》
これが、一時的。
こんなにも激しい走りを出来る人間の逃げが、一時的。
ボクにはそれを信じることが出来なかった、です。
だから、ボクは叫んだです。
「が、がんばる!ですっ!!」
聞こえたかはわからない、そんな叫びを。
でも、きっと伝わると信じて、叫んだです。
◆◆◆
結局逃げは、次の周回のバックストレートで吸収された、です。逃げていた3人は集団の選手よりも息を荒げながら、それでも、その身体中から闘志をみなぎらせている、です。
《さあレースも中盤、中川選手の二度のアタックは両方共潰されてしまったわけですが、彼女はまだアタックを続けると思われますか?》
《そうですね、今まで彼女が戦ってきたパターンだと、まだ攻撃の意思を残している可能性が高いですね。でも、流石に集団のペースがさらに上がってきている中で、アタックを行う力が残っているからは疑問ですね》
《うーん、あの激しいアタックをもう一度ぐらい見たい気がしますが……っと、集団がホームストレートに帰ってきました!そのラップタイムは……ラップタイム6分40秒!!ついに平均時速が45kmを超えました!!》
《先程の男性のE2クラスと同等の速度にまで上がって来ましたね。集団についていけなくなっている選手も出てきていますし、これは見ている側も面白いと感じているんじゃあないでしょうか》
《おおっと!? そして更にまた、コーナーを抜けると同時にペースが上がったーっ!集団の後ろの選手の加速が間に合わない! 集団がどんどんと細切れになっていくッ!!》
《集団の後ろは、ストレートでは楽ですが、コーナー時の減速が集団前方よりも大きくなりますからね。これは……仮に集団に復帰できたとしても、アタックと同じぐらいの脚を使ってしまっていると思いますよ》
実況の通り、さっきの半分程度の人数になった集団がボクの目の前を駆け抜けていくです。
その集団の先頭を引いているのは、ゼッケン724、そう、またもこの緑のジャージの姿です。
《それにしても北村さん、さっきから中川選手は攻めますねえ》
《そうですね、でもこれは、松下選手やその他のプロ選手たちに泳がされている、のかもしれませんね》
《確かに、日本チャンピオンジャージを着た荻上選手などはまだまだ集団中頃で余裕の表情ですからね。これは、今後彼女のアタックがあると思っても良いのでしょうか》
《いえ、彼女の特技はスプリントなので、このまま暫くは様子見でしょう。彼女が動き始める時、それはゴール400m手前からだと思いますね》
《400m、ゴール前スプリントですね。さて、我々がレース展開の考察をしている間にも選手たちは第3コーナーを抜けて第4コーナーへと向かっていきます。そして彼女たちはまた戻ってくる! ホームストレートにっ!!》
《ラップタイムがさっきよりもさらに3秒縮まっていますね。シーズン初めということで、去年はF2クラスで走っていたけれど格上げになった、という選手も多いでしょうし……その選手たちにとってはたまらない、女子最上位クラスの洗礼でしょうね》
《そして選手たちはまたもや! わたし達の視界から消えています! そしてそして! バックストレートで三度のアタックはあるのかっ!?》
《中川選手も流石につらそうでしたからね、流石に暫くは集団の中で休むのではないでしょうか》
解説の言葉通り、その緑の服を着た中川選手は集団の中で頭を落とし、荒い息をついていたです。
いつしか、ボクはその選手だけを見つめていたのです。
「がんばる、です」
なんでその選手だけを見ていたかはわからないです。
自分が初めて見た自転車レースで激しいアタックを決めたから?
アタックを潰されても、それでも果敢に新たなアタックを仕掛けるから?
わからない、わからない、です。
でも、1つだけわかることがあるです。
ボクは、あの選手に心奪われたのだ、ということを。
◆◆◆
それは、鐘が鳴り響く最終ラップの出来事だった、です。
《おおっとっ!? 最終ラップに入った途端!! 中川選手が3度目のアタックだーっ!! 集団流石にこれを逃がすことは出来ないっ!! 怒涛の追い上げだーっ!!》
《中川選手はこれが決まらなければ後が無いですからね、もう必死ですよ》
《そしてそしてっ! 集団からもう一人っ! 松下選手が飛び出したあっ!! 現在中川選手―松下選手―そして集団という構図が出来上がっております! 中川選手から集団までの差は僅か5秒!! さあっ! 中川選手は残り5km、逃げ切ることが出来るのかーっ!?》
《本当に、ガッツのある選手ですね。ボク何度か話したことがあるんですけど、自転車にまたがっていないときは本当におとなしそうな、可愛く笑う女の子なんですよ》
《さあさあ! 若干17歳!そんな彼女がベテラン犇めくこのレースで一体何を見せてくれるのか! 選手たちはコーナーを曲がり、バックストレートへと向かっていきます!!》
そして、ボクは見た、です。
まず、たった一人でコーナーを抜けてきた中川選手。彼女の歯は食いしばられ、そして2つに結わえられた長い三つ編みが風圧に翻っている。
そして、次に、半分集団に飲み込まれながらも未だ必死に脚を回している、松下選手。
最期に、まるで津波のように逃げている二人を飲み込もうと迫ってくる、集団の選手たち。
《レースは残り3km!! この差は中川選手には厳しいっ!!》
集団が、まず、松下選手を完全に飲み込んだ。
そして、松下選手を飲み込んだ集団は更にペースを上げ、中川選手へと迫る。
ボクは、頑張れって、叫んだです。
拳を握りしめて、叫んだです。
中川選手と集団との差はみるみる間に詰まっていって。
その後輪が集団の先頭を引く、ピンクのジャージを着た選手に捉えられて。
そしてその姿が、段々と集団の中に沈んでいって。
でも、集団がコーナーを抜けてバックストレートから消えていくその時、ボクは彼女が少しだけ笑ったように、見えたです。
《さあ中川選手も集団に飲み込まれ残り1km! ついにスプリンターたちの入り乱れるドッグファイトの始まりだァッ!!》
ボクは、両手を握って放送に耳を凝らす、です。それはきっと、周りの観客たちも、同じ、です。
《まず最初に飛び出したのはゼッケン755! ミラーレーシングの集湊子選手っ! 残り1kmからのロングスプリントダァっ!!!》
《そしてそれにすかさず反応したのはゼッケン701! 言わずと知れた日本チャンピオン! 荻上選手っ!! 集選手は荻上選手を振りきれなぁいッ!!!》
《だがしかし! しかしっ! 荻上選手も集選手との差を詰めることが出来ない!! これはこのまま決まってしまうのかっ!? 残り500m!!》
《伸びる伸びる伸びるっ!! 集選手その速度をどんどん伸ばしていく!! 本当にこんなスプリントは女性に可能なのかあっ!?》
《しかししかしっ!! 荻上選手、さすがは日本チャンピオンといったところか!! 集選手の後ろをピッタリとマークしている!! これはロケットの発射準備をしている最中なのかっ!? 残り300m!!》
《そしてついに! ついにロケットが発射されたぁっ!! 荻上選手が集い選手をパスして先頭へと踊り出る!! 今日はこれで決まりかあぁっ!! 残り200m》
《待ってください、後ろに……》
《あーっとっ!? ここでなんとっ!! いつの間に荻上選手の後ろに付いて来たのか!? 集団に飲み込まれたはずの中川選手がまたもや!! またもやトップ争いに踊り出る!! 彼女の体力は無尽蔵なのかァッ!?!?》
その放送を聞いた瞬間、ボクの心臓がドクン、と、大きく震えたです。
そして思わず、ゴールがあるであろう方向を振り返ったボクの耳に届いてきたのは、
《そしてそのまま! 3人三つ巴のままでゴールッ!!! まれに見る接戦!! まれに見る接戦です!! この勝負の判定は写真判定に委ねられます!!!》
興奮した実況の声に、しかし、ボクはクタリ、と力を失ってその場にへたり込むです。
いつしか、観客たちはゴール地点にまで移動を始めていたためにガラン、と、さっきまでの熱気が嘘のように人気のなくなった歩道上、ボクはお父さんに肩を叩かれるまで、立ち上がることすら出来なかった、です。
◆◆◆
「いやあ、すごかったな空! お父さん年甲斐もなく興奮しちゃったよ!!」
「……ですっ」
レースが終わった後、ボク達は人の流れに沿って、表彰式が行われる広場まで向かっていたです。そして、ボク達が表彰台の前に到着して数分、勝者が伏せられたまま、ついに表彰式が始まったです。
《さて、近年稀に見る接戦を制した栄えあるレディーは……やはり強かった! この人!荻上真里選手です!!》
言葉とともに登場したのは、日の丸があしらわれた赤いジャージを身にまとった、全日本チャンピオンの女性だった、です。
わーっ、という歓声と、パチパチという拍手の音が広場を包みます。
放送は、そんな彼女に対する祝福が落ち着くのを待ってから、次の選手の表彰へと移るです。
《そして2位!! 力強いロングスプリントを披露してくれた集湊子選手!!》
今度の歓声は、オーッと、感心するような声が多く目立ったです。
そして再び、拍手が落ち着いてから、表彰台に登る最期の一人の紹介が行われたです。
《最期に!! 今日のレース展開は全て彼女が作り上げたっ!? 勇気を持って果敢なアタックを繰り返し! そして猛烈なゴールスプリントまで見せてくれた中川ほど子選手!!》
わああああああっ!! という、ひときわ大きな歓声が広場に響いたです。
その歓声に迎えられた中川選手は、でも、足が震えていて上手く表彰台に上れないようで、結局、荻上選手と集選手の二人に支えられて表彰台へと登った、です。
そして、その時に何やら集選手に耳打ちをされ、それに応じてあわてて、ヘルメットとサングラスを外したです。そして顕になったのは、中川選手の、スポーツをやっているとは思えないような白い肌と、おとなしそうな、でも綺麗な顔だった、です。
《では、まず1位の荻上選手のインタビューへと移させてもらいます。荻上選手は昨―――》
ボクはもう、放送の声など聞いていなかったです。
ただただ、圧倒的に格好良い走りを見せてくれた、中川選手に、意識の全てを奪われていた、です。
「なあなあ、空、空っ」
トントン、と、肩を叩くと同時に声をかけてきたのはお父さんでした。
「父さんも自転車に乗ってみたくなったんだけど、帰りに一緒に自転車屋に見に行かないかっ?」
「はぁ……お父さんはガリガリだから自転車になんてのったらもっとガリガリになってしまうです。ガリガリンダーZなのです」
「な、なんだいそのガリガリンダーって」
「……なんでもないです。まあでも、おばあちゃんに顔を見せてから、ちょっと、ちょっとだけなら自転車屋を見て回ってもいいと思う、です」
「そ、そうかっ! じゃあさ、父さんな、前からウチの近くにあるなんか本格的な自転車を置いている店が気になってたんだよ!」
「いいから、まずはおばあちゃんに顔を見せに行くです」
「そ、そうだな、だいぶ道草しちゃったし、急がないとな」
ボクは、そう言って駐車場へと向かうお父さんに付いて、広場を出たです。
最期に後ろを振り返ると、中川選手がインタビューを受けていて、
《―――が教えてくれたんです、大事なのは気持ちの強さだって》
そんなことを言っていたのを覚えている、です。




