1−6.5“買い物の際”
—これは俺とレル、ルト(擬人化中)と共に街の商店に入った時のお話—
「いらっしゃい!お兄さん方、冒険者かい?」
商店の店主が店に入った俺らに話しかける。俺らはこの街、この商店に物資補給に来た。
「あぁ、冒険者だ。早速だが、物を買ってもいいかい?」
伊戸は言う。お金の問題は大丈夫、ここに来る前冒険者ギルドに寄って本来の課題であった魔鬼の討伐報酬をもらったのだ。
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「確かに!魔鬼の討伐、確認しました。こちら報酬、銀貨5枚になります!」
受付の方が伊戸とレルに話しかける。ルトはその辺で待機中だ。
「銀貨5枚…此れ日本円だとどのぐらいなんだろうか…?」
伊戸が小声で喋る。銀貨…要するに銅貨も金貨もあるという事。
「【解】“銅貨1枚=100円、銀貨1枚=1000円、金貨1枚=1万円”という考え方です。」
金貨1枚で1万か…
で、銀貨5枚が報酬ってことは、日本円で報酬は5000円って感じなんだな?
「【解】はい。正しいです。因みに、金貨の上に『白金貨』という物が有ります。“白金貨1枚=10万”です。」
白金貨⁉︎そんな高いのもあるのか…まぁ其れは兎も角、俺らは5000円を手に入れたみたいだな!
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と、いう感じで現在の(俺らパーティーの)持ち金は銀貨5枚(5000円)である。
「で、冒険者のお兄さん方、何をご所望だい?」
又しても店主が話しかける。所望品…えーと、
食料…は必要だろ?装備は…問題ないかな。後は…
と、熟考している伊戸を見てレル
「食料を多めに頂戴」
伊戸の様子から思考を読み、食料を頼んでくれた。(しかも多めに)
「あいよ!多めの食料となると…銀貨2枚だな!」
銀貨2枚(2000円)で足りるのか!円高的な状態なのか?この世界は…
「分かった、はい、銀貨2枚。」
レルが完璧な受け答えをしてくれている。感謝だな。
「あい丁度、ちょっと待ってな!」
と、言いながら店主は少し急いだ様子で店の裏へ行った。
「ありがとうなレル。ちょっと熟考してて受け答えできなかったわ。」
「こちらもありがとうございますぅ…僕妖怪ですから商店なんて初めてでぇ…」
伊戸とルトがレルに感謝を言う。すると、少し顔を赤ながらレル、
「べ、別に大丈夫だよ…気にしないで?」
と、話している間に店主が戻ってきた。
「すいませんね待たせちゃって…はい。此れご注文の食料!おまけもあるから持ってきな!」
そう言いながら伊戸の手に食料の入った箱を渡してきた。銀貨2枚分なのに結構重かった…
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こうして俺らは商店で物資を補給した。食料だけを買う予定だったが、ついでにある物を購入しておいた—




