表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【連載版】妖魔転記—転移者の冒険記録—  作者: 華邨りい
【弍】“新天地と新能力”
13/25

2-6“討伐、一方…”

≠≠≠

……?


「あ、れ?」


私、何で生きてるの?

エードルトの目の前で倒れたはず…。

多少体が痛いだけで外傷はない…。


「ーって、其のエードルトは…?」


いない…?

私を見逃した?いや、其れは無い。

あれほどの殺意を出していたんだもん。

じゃあ…


【解答。失礼ながら、討伐してしまいました。】


やっぱり情神ラトル…!?

感謝……だけど、

情神ラトル個人的に行動できたの?


【否定。此れも失礼ながら、レル様の体を使わせていただきました。】


成程…?

じゃあ、体が痛かったのは其のせい…?

何はともあれ、討伐には感謝だね。


「ーとか考えてる場合じゃない!早く『ヴィラ』を見つけないと!!」


色々とあって忘れてたけど、此処は『魔境洞窟ダンジョン』、今のはただの妖魔なんかじゃない。

魔境の主ダンジョンボス』…『ヴィラ』が甦らせた元冒険者だ!


【情報。エードルト討伐の際、『ヴィラ』に関する情報を落としていきました。】


え、『ヴィラ』に関する…!?

そんなのを私が気絶して居る間に行ってくれる情神ラトル…すごっ!


「で、どんな情報だった…?」


【解答。エードルトが落としていった情報は2つ。

1.この街には、反幸の裏転『エードルト』の他に、必境ひっきょう行條ぎょうじょう『メロルカ』

 と言うものが居るそうです。

2.『ヴィラ』の現在位置は、其の2人を討伐すると、分かるようです。】


ー『ヴィラ』の現在位置は兎も角、必境の行條『メロルカ』…。

『エードルト』級がもう1体居るって言うの…?


まさか。


情神ラトル!ルトが、ルトが危ない!!」


私に『エードルト』、という事はルトには『メロルカ』が来ている、と考えた方がいい。


必境の行條という2つ名から考えるに『メロルカ』の能力ウストは、


≠強制必中行動の発動≠


になる!

ルトが前に言ってた。


(道順ルートは、攻撃の回避が出来ますがぁ、必中は回避出来ない・・・・んですぅ…。)


って!

つまりルトと『メロルカ』は相性最悪!

急がないと…!

急がないと取り返しのつかない事になっちゃう…!!


【質問。ルトの方へ瞬間転移フラスパを行いますか?】


え、情神ラトル瞬間転移フラスパ使えるの!?

好都合だ…!瞬間転移フラスパなら今すぐにでもルトの方へ飛んでいける!


情神ラトル!じゃぁ瞬間転移フラスパ、お願い!」

     ◀︎◀︎◀︎

ーレル、大丈夫ですかねぇ…?

おそらく此処は幻影都市『メタノアス』。コイツ・・・と同じ強さの奴が居ても…。


ー《ストシス流擬双術・・・・・・・・、『新宮擬帝しんぐうぎてい』。》


{キンッ}


「ッ…!また必中攻撃ですかぁ?痛いなぁ…。」


コイツ…必境の行條『メロルカ』、でしたっけぇ…?

厄介な相手を連れて来るもんですねぇ…『ヴィラ・・・』は…。

     ◀︎◀︎◀︎

「レルと別れちゃいましたぁ…。此処、何処ですかぁ?」


人の気配がない。此処、街じゃないみたいですねぇ…。


*あら、気づくのが早いじゃない。*


…念話!

いったい何処から?

それにこのって…


*そう、私よ。久しぶりね、『道順の悪魔ルートデーモン』くん。*


『ヴィラ=シー・レテスメント』…!

僕が幼い頃、『魔界デモーク』で仲が良かったヒト・・…!

何で貴女が…『魔境の主ダンジョンボス』なんてやってるんですかぁ!


*何で…?理由は特に無いわね。強いて言えば…楽しいから・・・・・、かな?*


そうやって何時も人間のことを下に見ていた…!

そんな奴が…こんな所に居るなんて!


*ま、其れは兎も角、私は貴方の事も弄ぶわよ?*

     ▶︎▶︎▶︎

そうして、僕のところにやってきたのが『メロルカ』。


彼女・・、恐らく元冒険者でしょう。ギルドにあった剣持ってるし…。

甦りの禁魔術でも使って『甦りの者リトライト』にさせられたって感じですかねぇ?

あと彼女の太刀筋、見たことがありますぅ。


ーそう、レルにそっくりですぅ。先程言っていた技名と重ねると彼女が使うのは…


≠擬似ストシス流≠


ですねぇ。

先程のは1度見た事がありましたから大事には至りませんでしたがぁ…

もし知らない技が来たら…。

そんな事になる前に、早く片付けた方がいいですねぇ。


ー「『未来視予知リ・フュージョンムーブ』。」


…!何ですか、此れぇ…。

未像が…多すぎる!

それだけ速いと言う事ですかぁ…?

何と言う化け物…『メロルカ』!


「此れじゃあ逃げることも儘ならないですぅ…。」


じゃあ…つまり此の儘だと僕は死にますねぇ…。

此れは想定外。流石に、此処までは『予測フューティル』できませんでしたぁ。


あ、見たことない・・・・・・構えの未像…。

知らない擬似ストシス流が来る証拠…。

此処まで、ですかぁ。

あーあ。残念。

ごめんない。伊戸、レル。


ーまたねぇ…


《ストシス流擬双術、『奇々晩擬ききばんじ』》


2−7へ続く。

secret

1.『未来視予知リ・フュージョンムーブ』の設定ちょっといじりました。

→ルトが見ている未来行動の像の名を“未像”に変更。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ