アイリスの翼
「そーだ‼️いいぞヴァンパイアクイーン!!ソレがお前の本来の姿だ‼️」
マルスはアイリスの攻撃を余裕で弾き飛ばす
「……なんで、アイリスの攻撃が効かないの………⁉️」
脚を引きずりながら姫がアイリス達の元へ向かう
「姫よ………少しだけ時間を貰えるだろうか……」
そこには姫と同じ様に怪我を負ったアリスの姿が
「……なに?アタシはアイリスの所へ………」
シッカリと姫の腕を掴むアリスは
「……頼む………アイリスのもう一つの翼を………持って来て欲しい………お願いだ……‼️」
アイリスの翼⁉️
「スコット………クロノスが大切にケアしていた………ヴァンパイアクイーンの力なら………きっとくっつくはずだ………翼がくっつけば………アイリスは‼️」
「分かった‼️」
力強く頷く姫
「場所は⁉️」
「ルイステリアの北西……タバルの街の外れにある湖のほとりだ………‼️」
アリスはボロボロの身体をアイリスとマルスの方向に向ける
そして……
「……きっと、もう会えないだろう………アナタはアイリスと同じ名前だったな…………アイリス=ルイステリア…………もし、会えたなら………今度は………」
アリスの頬からとても小さな涙が溢れる
「……また、必ず……」
アリスはアイリスとマルスの元へ
姫はタバルの街へ
袂を分かつ2人
……絶対にアイリスの翼、持ち帰る!!!!