第1話 コバルトブルーなんて知らないが
この学校にも夏休みはやってくる。
当たり前の話だがそれはとっても貴重な2ヶ月なのだ。
この期間だけは遊び放題・・・という幻想を持てるのだ。
そんな幻想を・・・宿題がぶち壊す。
しかしこの学校の宿題は日誌だけだ。
そもそも宿題なんて概念は存在しないのだが
重さんがどうしてもみたいということで10年前から始まったんだと。
結構前からやってはいるものの不満を漏らすものは絶対出てくるとね。
しかしその様子が面白いのも継続の理由だとよ。
人間哀れな人間を見ると優しくなれるというけど皮肉なもんだね。
「しかし美奈都、こうも暑いとプールに行きたくなるね。」
「え〜?いいよ〜プールは。ゲームがあればいいの!」
「なんでよ、露天風呂にでも行って汗流すのか?」
「いやいや太郎くん。」
なんでいきなり君付けなんですか、何か引っかかることでもあるのですか。
「私があまり胸がないの言ってるでしょ?恥ずかしいよ。」
こいつはいつもそうだ、風呂に入ったら必ず全裸で出てくる。
羞恥心はないのか・・・。
こんなことをだいぶ前にいった。
羞恥心があるのかないのかはっきりしてほしいが一応ありでいいだろう。
いや、あってほしいです。
「いつも風呂出ると全裸で出てくるくせに・・・。」
「それはほら!お前の期待に応えて」
「いやいや、期待してないから!」
「なんでだよ!期待しろよなぁ〜女の子なんだぞ!」
女の子の口調じゃない〜、それ女の子の口調ではない〜。
美奈都曰く夏休みはゲームをする時間だとさ。
ゲームさえ出来ていればそれでいいとおっしゃられるのです。
たまには大勢で出かけたいよね。
遊園地とかバイキングとかお泊りもいいかもね。
というまさにリア充ライフ的なものを味わってみたいのだ。
「なぁ美奈都、たまにはどっか出かけようぜ!?」
「太郎がそこまで言うなら・・・。」
ということで俺たちは出かけることにした。
俺たちは静岡駅周辺を適当に歩くことにした。
「そういや美味しいバイキングの店があると聞いたが・・・。」
「バイキングかぁ・・・って・・・おい美奈都・・・。」
「ん?」
うん、俺はバイキングだって聞いた。
だけど目の前に見えているのはどう考えても食べ物屋ではない。
確かの建物の構造的には食べ物屋に見えなくもないけど
上にでっかく「静岡娯楽館」ってかいてあるんですが。
「美奈都〜、ここのどこがバイキングなんだ・・・?」
すると美奈都は自信満々に
「もちろん、ロマンバイキングだよ!」
何をおっしゃているのかわかりませんわね。
しかし出かけようといったのも俺。
せっかくやる気を出してくれたのに入らないのはちょっと悪い気がする。
ということで入ることにした。
中には以外と懐かしいものや俺の知らないものまである。
「五人戦隊ゴイロレンジャー?いろいろあるな〜。」
「うむ、歴史は深い・・・出かけてよかった!」
しっかし足はもうパンパンだけどな・・・。
「美奈都、とりあえずどっかで休もうぜ・・・。」
「仕方ないな・・・では休んでからしゃぶしゃぶ屋に行こう!」
「どういうことですか・・・?」
はぁ〜、夏休みは平和だなぁ〜。
つづく
今日ほど頭が冴えた日はないです。
翌日がバイトだとこうなるのでしょうかね・・・。