表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
残念無双  作者: けいちょ
<LESSON 3> 勝利の為の鉄則。
23/39

第7話 だからこそ今は

重さんの話によると俺の両親は俺たちが生まれて間もなく離婚し

それぞれ別の親に引き取られたようだ。

俺はお父さんに引き取られた、つまり今のお母さんは義理の母。

2歳の時に離婚し、3歳の時に再婚したというが・・・。

この話は本当だった。

お父さんが言うには結婚式を挙げたばかりでの離婚だったので

お父さんのお父さんにこっぴどく叱られただとか。

それ以来お父さんの両親に勘当を受けて以来会っていない。

俺はその両親を見たことがない。

しかしこの話が本当だということは俺と真昼が兄弟だということが証明された。

嬉しくもない、ただ何故か少しだけ安心した・・・。

するとお父さんが立て続けに・・・。

「こんな大事なことなんだ、簡単話すわけにはいかなかった・・・。」

そしてお父さんが言った言葉とは・・・。


「すまなかった・・・。」

俺は我が耳を疑った。

お父さんから素直に謝るなんて・・・。

今までどんなことがあっても俺たちにだけは謝ることはなかった。

どんな悪いことがあってもだ。

そんなお父さんがいまこうして頭を下げている。


その日は運動会は両親が見に行くことを約束して帰った。

真昼と俺は兄弟、でも不思議と違和感はなかった。

むしろ自然な感じ・・・。


そして迎えた運動会当日・・・。

俺は200メートル走で1着だった。

美奈都も郷士も1着。

そしてドリブルレースだ。


1枠だった1走目こそ逃げ切って勝ったものの。

2走目は少し遅れて美奈都に遅れをとる。

しかしなんとか3着をキープし2回戦に駒を進めた。

美奈都も郷士もここは突破した。

3年前の王者神無月章浩は6位と1点差の7位で敗退。

そして最年少記録の保持者八坂章浩は12位で敗退という波乱な展開。

2回戦はいきなり美奈都と対決。

結果美奈都に敗れ2着、次は美奈都と合わなくて済みそうだ。

それは着順偶数組は別の組の着順奇数組と当たるからだ。

しかし郷士と当たってしまった。

・・・が、難なく勝った。

そして第3戦では6枠で6コースだったが勝利を収めた。

こうして第5部までが無事に終わった。


「太郎〜決勝のメンバー見に行こうぜ〜。」

と、俺は美奈都と第6部の出走表を見ることに。

そしたらそこには・・・


<第6部 第4レース>

優勝決定戦


1 鈴木太郎

2 月神美奈都

3 飯島俊彦

4 横井美奈

5 中居さやか

6 本竹郷士


なんと初のトライアル首位突破だ。

これまで6位に3位はあったが1位はまだない。

というより一回戦も二回戦も1位がなかった。

これは1着二本と2着一本が響いた結果だろう。

「やったな太郎、お前1位は初めてじゃないか?」

郷士は3位、第2戦の5位を他の1位でしのいだ。

「しかし太郎、本番では負けないからな〜?」

美奈都はすごいニヤニヤしている。

これは余裕の表れなのか、とりあえずおでこにデコピンをかましといた。

「あいたっ、ちょっと!何すんだよ!」

これは女の子の口調じゃないと何遍言えばいいんだ。

まあ分からないだろうがな・・・。

ともかく俺は最終決戦に挑むことになった。

お父さんの姿も見える・・・。

よーし、こうなったら夢の初優勝だ!



つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ