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和風居酒屋
少し形が見えてきた頃
僕と純平はある協力企業へと出向いていた
打ち合わせが長引き17:00を過ぎてしまっていて、その日はそのまま直帰することになった
とても寒い日で今にも雪がちらつきそうだった
純平
「あー寒いなっ、なあ高瀬、なんかあったかいもん食べて帰らないか?」
高瀬
「ああ、いいよ」
僕はそう返事をしたものの、一緒に飯に行くほど打ち解けているわけではなかった
純平は僕の前に立ち、顔を覗き込む
純平
「なあ、ほんとはちょっと嫌だろ?
わかるんだって、そういうの笑」
「でもさ、俺はお前の真面目で、先のことまで考えて綿密に動くとこ、すごいなって思ってて
すごく心強いというか…
俺は、自分で言うのもなんだけど瞬発力はある。
でも、お前みたいな緻密さはない」
「でもさ、このプロジェクトを成功させるのに、俺たちいいコンビになりそうだと思わないか?」
高瀬は黙って聞いていた
(そういうところだよ
僕がお前を苦手とするところ)
そのペースに巻き込まれるのが
僕は嫌だったんだ
でも僕も純平も
プロジェクトへの熱い想いは同じだ
「嫌ってわけじゃないよ」
そう答えて
純平が最近気に入っていると言う店に行くことにした
その店は「夕凪」と言う和風居酒屋だった




