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「夕凪」外伝〜あの時の僕は…  作者: 乙花
第1章
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3/14

和風居酒屋

少し形が見えてきた頃

僕と純平はある協力企業へと出向いていた 

打ち合わせが長引き17:00を過ぎてしまっていて、その日はそのまま直帰することになった


とても寒い日で今にも雪がちらつきそうだった


純平

「あー寒いなっ、なあ高瀬、なんかあったかいもん食べて帰らないか?」


高瀬

「ああ、いいよ」


僕はそう返事をしたものの、一緒に飯に行くほど打ち解けているわけではなかった


純平は僕の前に立ち、顔を覗き込む


純平

「なあ、ほんとはちょっと嫌だろ?

わかるんだって、そういうの笑」


「でもさ、俺はお前の真面目で、先のことまで考えて綿密に動くとこ、すごいなって思ってて

すごく心強いというか…


俺は、自分で言うのもなんだけど瞬発力はある。

でも、お前みたいな緻密さはない」


「でもさ、このプロジェクトを成功させるのに、俺たちいいコンビになりそうだと思わないか?」

 

高瀬は黙って聞いていた


(そういうところだよ

僕がお前を苦手とするところ)


そのペースに巻き込まれるのが

僕は嫌だったんだ


でも僕も純平も

プロジェクトへの熱い想いは同じだ

  

「嫌ってわけじゃないよ」


そう答えて

純平が最近気に入っていると言う店に行くことにした


その店は「夕凪」と言う和風居酒屋だった

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