ラシアス
「あの、陛下はさきほどから何をおっしゃっているのですか。聞き慣れない言葉も多いですし。どこか、お怪我でも?」
あー、なるほどね、俺の頭がおかしいのかー(笑)
そーだよ。俺は元からここにいたんだ。頭打ってちょっと記憶がとんじまったんだな。笑えるー。
って、そんなわけねーだろ!!
しっかり覚えてるよ! かつあげにあったっていう嫌ーな記憶までね! 今頃二万をふところにいれてウホウホ喜んでいるであろう、ヤンキー共の顔まで覚えてるよ!!
「あのなー、ドッキリはもういいからさっさと種明かししやがれ!」
「ですから、ドッキリというのは一体…」
うそだろー!?
そんなことが普通にあってたまるか!!
い、いい異世界なんて、まさかねー(笑)
「ま、マジなのか…??」
アルは相変わらずポカンとしている。
「ここは、地球じゃないのか? じゃあ、一体ここはなんなんだ。」
「陛下、本当に大丈夫ですか?」
「いいから答えろーっっ!!!!!!!!!」
「は、はいぃ!!」
俺が頭おかしい? んなわけねーだろ。俺みたいなふっつーの男子高校生ならこんなふっつーのリアクションだろ? これが正しいと思うぜ?
「こ、ここはラシアスという星です。」
「ら、らしあす??」
聞いたことねーぞそんな星。一応普通の学力を持っている俺はそんな星の名を習った憶えはない。
「じ、じゃあ…マジで異世界なのか…ここ…うそだろ?」
急に周りの世界が歪んで見えた。
そのまま俺は、暗闇の世界へと堕ちていく。




