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スリーシスターズ  作者: Shane
9/25

関東インカレ

冬季練習から、大学2シーズン目を迎えた3人は大学の対抗戦である関東インカレに出場。個人種目とリレーで上位を狙うが果たして。

 シーズンが終了し、冬に向けての練習となる日に藤森が部員にはっぱをかけた。


「来期に向けて、まずは関東インカレで結果をだそう」

「来期はこういうメンバーで行こうと思ってる。

 100はさくらと陽菜

 200は七海と吉川みなみ

 リレーは4継(4*100mリレー)で勝負しよう。駒が揃ってる。

 バトンパスも教える。練習すればするほど上達するから。

 300+100,200+200とか走り込み、筋トレや体幹も強化していく。

 陸上は冬を制するものが夏を制すると言われてるんだ。わかったな!」


「はい!」


 こうして、厳しい強化練習を来シーズンに向けてスタートしていったのだった。

 3人は大学界でのトップ、その先の日本でのトップレベルを目指してトレーニングに励んだ。







 陸上は、大半が個人種目であるが、大学の対抗戦でもあるインカレというのがある。関東インカレは関東地方の大学の対抗戦であり、滝野川大も参加する。


 大会も近くなり、藤森が短距離のメンバーを発表した。


「100mはさくらと陽菜

 200mは七海と吉川

 リレーは1走さくら、2走吉川みなみ、3走七海、アンカー陽菜でいく」


 そして当日


・200m予選


「みーななファイト!」

「絶対勝てよ!」


「オン・ユア・マーク」「セット」プァーン!


 軽快にスタートを切り、コーナーを回り切ったところで先頭にたった。

 しかし残り40メートルで失速、3位に終わった。24.51


「あー惜しかった。あとちょっとだったのにぃ」

「ダメダメ、全然」ハァハァ。


・続いて100m予選


 さくらは3組目


「オン・ユア・マーク」「セット」プァーン!


 抜群のスタートを切ったさくらは、そのまま先頭を守り、1位でゴール!11.97

「やったー、さくちん1位!!」

「さすがロケットスタート」


・続いて6組目の陽菜


「オン・ユア・マーク」「セット」プァーン!



スタートで若干遅れるも、60m付近から加速がかかり、ゴール直前で競り合いとなり2位でゴール。12.07

「はるはる惜しかったねぇ」

「あと10mあれば勝てたね」


・続いてリレー予選 3組目


「オン・ユア・マーク」「セット」プァーン!


 1走のさくらが好スタートを切り、そのまま1位でバドンパス、2走の吉川みなみが2位に下がるも、バトンも上手くわたり、3走の七海が逆転して再び1位、そしてアンカー陽菜へ渡る。ぐんぐん加速していき、2位以下を引き離して1位でゴール! 46.33

「やったー1位だー」

「サイコー」

「はるはる100に比べてもすごく良かったね」

 100, 200は準決勝進出。リレーは決勝進出を決めた。


 準決勝に向けてアップをしている3人の下に訪問者が現れた。光が岡園の本橋施設長と職員の直子だった。

本橋「おーっ、みんな、ご苦労さん」

直子「久しぶり。みんな黒く焼けちゃって。頑張ってるわね」

さくら「本橋さん、直子さん、わざわざきてくれたんですね。うれしー」

陽菜「私たちこれから準決勝です。見ててくださいね」

七海「最低でも決勝にすすみますよ。リレーもありますからね」

本橋「すっかり陸上選手だな。三人とも筋肉もだいぶ増えて、一回り大きくなってる」

直子「落ち着いて頑張ってね」


・そして準決勝 100m 1組目 さくらが出場


「オン・ユア・マーク」「セット」プァーン!


 またしても好スタートで先頭にたつ。しかし50mあたりから他の選手も伸びてくる。一気になだれ込むようにゴール。4位12.02

「くっそー、後半硬くなってしまった」

「やっぱレベル高いね」


・続いて2組目 陽菜が出場


「オン・ユア・マーク」「セット」プァーン!


スタートで出遅れた陽菜、後半追い上げるも5位でゴール12.11


結果、組で3位内かプラス上位2名のタイムが決勝進出なのだが、さくらがプラス2番目で決勝進出となった。陽菜は敗退。


・続いて200m準決勝 七海が2組目で出場


「オン・ユア・マーク」「セット」プァーン!


 スムーズなコーナーリングから直線に入るところでは2位、しかし残り40mでつかまり、最後は抜かれて5位 24.47


 準決勝敗退となった。

本橋「さくらおめでとう。明日頑張れよ」

直子「陽菜と七海も本当に頑張ったね。リレーで上位目指してね」

「ありがとうございましたー」


 二人は光が岡園へ戻った。


▽翌日


・100m決勝


 さくらは8レーン


「オン・ユア・マーク」「セット」プァーン!


 またしてもスタートは先頭にたった。中盤からの加速もスムーズで、後半も落ちない。他の選手が追い上げてきて、ラスト15mで交わされたもの4位。11.82

「さくちん惜しい」

「あとちょっとでメダルだったねぇ」

「くやしー、獲りたかった」「リレーでやってやろう」「そうだよ、リベンジしよう」


・その日の夕方 リレー決勝 走順は予選と同じ。


「オン・ユア・マーク」「セット」プァーン!


さくらは正確なスタートで先頭に立ち、1位でバトンを吉川みなみにつなぐ。

吉川は3位に後退して七海へ。七海が3位をキープして陽菜へ。バトンパスで4位に後退も、残り40から加速して、ラスト5mで並び、そのままゴール。45.86 競り合った土浦大と同タイムながら写真判定で3位。

「やったー銅メダル!」

「超嬉しい」

「頑張った甲斐があったね」


 3人は吉川みなみを加えたリレーでメダルを獲得した。

 終了後、藤森がチームを集合させて話をした。


「お疲れ。よく頑張った。リレーで3位獲るとは、予想外でマジでびっくりした。日本インカレでもっと記録だせるぞ」

「個人のほうはさくら、スタート安定しているし、100の決勝良かった。七海は150以降が課題かな。陽菜もリレーの走りを100でできると上位いけるぞ」

「とにかくもっとレベルあげていく必要あるから、夏は鍛えて行こう」


つづく



◎登場人物

中川さくら/さくちん 158cm あねご

桜井 陽菜/はるはる 175cm 物静かな美人

田原七海/みーなな 166cm 知恵袋

本橋 光が岡園施設長

直子 光が岡園職員


この年は五輪イヤー、テレビで観る三人。その後急展開が。

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